幸せ記録帳
涼香



 泣く

泣くことって、大人に近付けば近付くほど少なくなる。
泣かなくなることが大人に近付く一歩。
そう思われることだって少なくない。

けど、そんなに泣くことって悪いこと?
みっともない。見苦しい。
泣き方によっては、そう思うこともある。
欲しいおもちゃが買って貰えなくて駄々をこねる子どもの泣き声は、うるさいと片付けられることが多い。
だけど、私はそれを「羨ましい」と思ったりもする。
欲しいのもを欲しいと泣きわめけること。
転んで膝をすりむいたときに「痛い」と泣くことができること。
我慢しなければいけないこともあるけれども、その我慢だって出来るときとできないときがあるから。あるときは平気なことでも、あるときにはダメなことだってあるから。

「泣く」って「笑顔」と同じくらい自分を素直にさせてくれるもの。
嫌なことがあったときや悲しいことがあったときはひとりで泣いてすっきりとさせてしまう。
泣くことは自分の心を整理するためのひとつの手段。
泣かないでいようと思っていざ泣きたくなったときに泣けないなんてことにならないように。

幸せをありがとう★

2002年02月19日(火)
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