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■ 合唱
合唱を始めるまで、私は合奏のほうが好きな人間だった。 もちろん、歌うのは格別に好きだったんだけど、みんなでやるなら合唱より合奏だよなぁ…って思ってて、音楽祭とか音楽朝会とかで歌うときも、みんなで歌うのを楽しみましょうv というよりはただ単に自分が歌えることが楽しい感覚のほうが強くて。
そんな私が合唱をはじめて聞いたのは(それまで合唱を聞いたことがなかったわけじゃないんだけど、合唱としてはじめて聞いたのは)中学校の部活紹介のとき、先輩たちが歌たっていた『マイバラード』という曲だと思う。 部活紹介をやっていたとき、緊張してたのか、私はあまり気分がよくなくて、体育館から抜け出したりしてて、部活紹介とかあんまりみてなかったんだけど、先輩たちのあの歌声だけは、耳にすごく残っていた。
それから、私が合唱部に入るまでは、いろいろとあったんだけど(あの頃は、いろいろなことがたくさんあったので)入部してからは、合唱はもう生活の一部になっていて。 高校に入ったときも絶対合唱以外のことをするぞ! とか決めてたのに、結局3年間合唱やってたし。
合唱はスポーツと違って個人競技、チームプレーとか一切なくて、自分と周りがうまくいかないと成功しない難しいもの。 そんな合唱のイメージっていうのは、私のなかで、魔法をかける行為の一種として捕らえられている。 『合わせて(呪文を)唱える』=合唱。 それは心が通い合う…までとはいかなくても、同じ空間を分け合える人たちとじゃないとうまくいかない小さな魔法。 幸せをありがとう★
2001年10月08日(月)
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