幸せ記録帳
涼香



 

空を好きな人は、たくさんいる。私もそのなかのひとり。
空っていうのは大きくて、広がっていて、そしてつながっている。
今私が見上げた空を、どこかで誰かが同じように見ていて、遠くに居ても、全然知らなくても、みんな空を通してつながることが出来る。

青い空は、なんでも吸いこんでくれて、私は時々それに甘える。
嫌ことがあったり、どうしたらいいんだろう、って思うときには、空をボーッと見上げるし、嬉しいことがあったときも、やったぁっ! って空に叫ぶ。
空は何も言わないでそこにあるから、ついついなんでもぶつけてしまう。
だから、お話とかで、悲しみなどを優しく空にかえそうとする主人公とかがでてくると、「ああ、いいなぁ。私もこうやって、空に気持ちを優しくかえせたらなぁ」と思う。

空は何も言わないけど、いろんな姿は見せてくれる。
朝日が昇る瞬間、夕日が沈む瞬間、雷を光らせ、雨を降らせ、青空を広げて、夜空を広げて……。
1日1日同じ日なんか過ごせないってよく言うけど1日1日空だって色を変える。
そして今日も今日だけの特別の空を見せてくれる。
幸せをありがとう★

2001年07月29日(日)
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