野生の森
高瀬志穂



 忘れな草。50 にょ *

「僕、ね。今幸せ…。僕がどんなにアスランの事を好きでも、アスランが好きになってくれるって思ってなかったし、こうしてアスランを受け入れられるって、思って、なかったから……。」

 とぎれとぎれの、今にも消えてしまいそうな小さな声でキラは言葉を紡いだ。

「キラ……愛してるよ。」

 アスランはキラにキスを落として何度も何度もキラを突き上げた。

「んぁ…!!あぁ…!!」

 アスランが腰を打ち付ける度にキラの甘い声が病室に響く。そして、お互いの限界が近づいている。
 その時、急にアスランの視界がぐらついた。

「…!!!」

 一瞬目の前が真っ暗になる。けれどそれは一瞬のことで、気のせいだと思うくらいだった。
 何度もキラのナカを行き来していると、キラの身体がびくびくと震えアスランを締め付けた。ラクスの術が効いているのだろう。そうでなければキラを労る余裕なんてない、しかも初めての交わりにこんな簡単に絶頂を迎える事は無いだろう。
 アスランもそのままキラのナカへと吐精した。
 そのまましばらく抱き合っていると、キラの瞳がアスランを映し出し、カタカタと震え始めた。

「キラ?」

 様子のおかしいキラにアスランは声をかけた。

「なん…で……!!」

 もうラクスの術が切れてしまったのだろうか。キラの目は先ほどとは違っていた。このようなことを無理矢理してしまったことに怒っているのかと思ったのだが、どうやらそうではないようだった。

「だって……昨日までは…見えなかったのに………。」

 キラはアスランの事を見ているのかと思っていた。けれど、違った。アスランの後ろの”影”を見ていたのだ。キラの目にだけ映る死の影を。




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とうとう大台の50にのってしまった……。
けどエロ終了。あっという間に終了。
あとはラストスパートだ。

2007年09月24日(月)
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