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■ 忘れな草。31 にょ
「与えられた時間をどのように過ごすか、それがあなたたちの幸せ。私たちには限られた時間はありませんしね。永遠という時間を自分の存在理由を考えることなく仕事をするだけ。」 「大変なんだな・・・。」
神というものはただ人間を見守って幸せの手助けをするものだと思っていた。だから大変とかそういうことを考えたことはなかった。 死ねないということ。与えられたことをただただ疑問を抱く事などせずにし続ける。それは死ぬことよりも大変なのかもしれない。
「そう思いますか?」 「そりゃ。生きてて大変なこともあるしさ。死がないっていうのは憧れるけど死があるからこそ生きていられる時間を楽しもうって思う。後悔しないためにも。」 「前向きですね、相変わらず。」
少女はくすりと微笑んだ。何かを懐かしむように。その笑顔にアスランはひっかかった。どうして彼女はこんな風に微笑むのか。悲しそうに昔を思い出すように。
「・・・あなたは一体・・・。」
どうして彼女はそんなに自分の事を知っているかのように微笑むのかアスランには分からない。何かを忘れている感じがするけれど、それを全く思い出す事が出来ない。
「私は死神。それだけです。それ以上でもそれ以下でもありません。」
少女はにっこりと微笑む。確かに彼女は死神。だけれどもイメージしていたものとは全く違う。 神、というより人間に近い感じである。神というもの事体人間が勝手に考えだしたものなのだから、曖昧なのは確かなのだが。
「さて早く部屋に戻った方がいいですわよ。彼女がいるのに他の女のとこにいたら怒られますよ。」
少女はアスランに手を振った。早く帰れ、というかのように。それは優しさか意地悪か。
「まぁそうですけど・・・あなたは死神なんでしょ?」 「失礼ですわね。それでも私は女ですのよ。」 「分かってますよ。」
分かっている。この感情は恋ではない。けれどもっと話がしたいと思った。・・・懐かしい感じがする。同時に思い出してはいけない過去を思い出してしまいそうな恐怖がする。
「・・・もしかしてどこかで会ったことがある?」
歩きだそうとし、そしてアスランは振り返る。思い出してはいけないのに、思い出したくて仕方がない。 この胸のつっかかりをどうにかしたい感じだ。 思い出せるものなのか。本当に思い出なのかも分からない。だたそう自分がどこかで思い込んでいるだけなのかもしれない。 けれど彼女はどこか引っかかる。
「随分古い手のナンパですか?」 「そうじゃありませんよ。」
お互い、くすくすと笑う。本気ではないからだ。愛とかそういうのでもない。強いて言えば大切な友というところか。
「あるないは御自分で考えてください。似たような人だったのか、私だったのか。私はそれを素直に言うほど優しくはありませんよ。」 「それは分かってますよ。」
彼女は優しい少女ではない。からかうように試すようにいつもアスランに言葉を投げかける。 意地悪をするためだけじゃない。考えさせるために。
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・・・そろそろアスキラが書きたい。 けれどこの先、どうすればアスキラになるのかさっぱり考えてない。ヤバいです。
そろそろキラから行動させないとねーーー。
2005年02月12日(土)
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