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■ 忘れな草。30 にょ
「元々それは決まっていたことです。けれどあなたの死は予想外だった。だから彼女の思いという本当ならありえないものであなたは繋ぎ止められいる。そして・・・彼女も今まであなたからの思いとあなたへの思いでこの世に魂を繋ぎ止められていた。けれどもうそれも限界です。だから私はここにこうして現れている。彼女の魂を導くために。」
月に照らされ、彼女は輝いている。それは死神だからだろうか。人間とはどこか違う空気をかもしだしている。 けれどそんなもの今のアスランには見えなかった。ただただ死神に言われた言葉が頭の中をぐるぐると回っていた。 彼女は自分を殺す為にここに来た訳ではない。
「じゃあ俺の死神じゃなくて・・・。」 「正しくは彼女の魂を狩ろうとしてあなたを発見してしまった、ということですわ。」
何かで心臓を撃たれたような感じだ。痛くて仕方がない。けれどまだ立っていられる。 けれど言葉を口にすることが出来ず、ただただ彼女とそして月を見ていた。
「・・・。」 「あら、なにもツッこんでくれませんの?まぁどちらにしろあなたたちに残された時間は少ないですわ。彼女の魂を導き、あなたの魂を消滅させる。それが私の仕事です。」 「それを救う方法・・・は?」
ようやく口に出来た言葉はそれだった。彼女を救いたい。自分なんかより彼女を。 この世で一番大切な少女を。
「天地でもひっくりかえします?」
死神はにっこりと笑った。まるでアスランをからかうかのように。けれどアスランはそんなことには全く腹がたたなかった。 だって、自分が言っている事はそういうことだろうから。
「いや、あなたの力なら何とか出来るんじゃないのか!?」
命を操るもの、それが死神。人の魂を狩ることが出来るのなら、その反対も出来るのではないのか。 けれど、死神は首を横に振った。
「私は万能なる神ではありません。」 「死”神”何でしょ?」
そう、神なのだ。不幸とか不吉とか言われているけれど、それでも神なのだ。自分たちを幸せにしてくれている神と同じもののはずだ。
「神だからと言って何でも出来るわけではありません。私は天へと魂を導くもの、いわゆる神様というものはその魂を生まれ変わらせるもの。それだけです。ただ人間の命を扱っている。だから神だなんて呼ばれているのでしょうね。」
それ以外の力なんて無い、そんな感じに死神は悲しそうに微笑んだ。神と呼ばれていても、みんなが望むような万能の力なんてどこにもない。 ただ死を扱うだけのものなのだ、と。
「・・・そうですか。」 「無力なんですよ、人間も神も。時間に逆らうことは誰にも出来ない。」
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一ヶ月ぶりです、すいません。 急いでるので色々おかしいです。 そしてそろそろラクスのこととかをだしていきたいな、と。 彼女の正体とか、彼女がここにいる意味とか。もう出てきましたけどね、少しは。
2005年02月03日(木)
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