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■ 忘れな草。29 にょ
ならいっそのこと悩まない方がいいのじゃないかと思うけれど、そういう訳にもいかない。
「キラ・・・。」
無垢な少女。けれど辛いことばかり小さな身体に背負っている少女。どうして彼女ばかりが背負わなくてはいけないのだろうと思っていた。自分が何か肩代わり出来ればいいのに、と。 けれど結局こうして自分の目の前にいざ大きな問題が出てきてもなんの対処も出来ていない。自分がいかに勝手な人間だったと思い知らされる。何も出来ないのに、何でも出来るような顔をしてて。
「ただ消えるならお前を救ってやりたい・・・。」
何もしないまま朽ちることなんてないように。せめて、彼女を少しだけでも幸せに。
「彼女の側にいてあげなくていいのですか?それとも私に惚れてしまったとか?」
やさしく吹く風の中、くすくすと笑い声が聞こえる。それはいつもの場所からだ。いつも、というのはおかしな表現かもしれない。だって、彼女とここで話をするのは数えるほどなのだから。
「・・・馬鹿なことを言わないでください。」 「あらつまりませんわね。では何ですの?毎日毎日こんなところに来て。」
アスランはまた屋上へと来ていた。あの後、日が傾いた頃にキラは目覚め、そして夕食の為に今日は別れた。 そしてみんなが寝静まった頃、一人ここへと来ていた。 ドアを開け、彼女がいると思われる場所を見ると、そこには予想通り月に照らされている彼女がいた。 そんな彼女を見て、アスランは口を開いた。
「俺の命はただ消えるだけなのか?」 「え?」 「例えばキラに分けてやるとか・・・。」
馬鹿なことを言っているのはアスランが一番分かっている。けれど何かしたかった。自分が何か出来るのであれば、何か精一杯。
「もともとあなたの命自体かりそめのものですからね。」
分かりきっていた答えを口にされる。分かっていたことだというのに、やはりはっきりと口に出されてしまうと、つらいものがあった。 けれど一つ不思議なことにも気づいた。
「じゃあ俺は何でこうして生きてられるんだ?今のこの命はなんなんだ?」
そもそもどうして今自分はこうして立っていられるのだろうか。キラを抱きしめる事が出来るのであろうか。
「・・・それを知ったところで、あなたには何のメリットもありませんよ。」 「けど知らないまま消されるのはごめんだ。」
少女をまっすぐに見つめる。逆に少女はアスランを見て、ふぅとため息をついた。そしてほんの少し悲しそうに嬉しそうに微笑んだ。
「・・・頑固なんですね、相変わらず。」 「え?」
聞こえるか聞こえないか分からないくらい小さな声は風と共に消えてしまい、アスランは聞き取る事が出来なかった。
「あなたの命を繋ぎ止めているのは彼女です。彼女の思いがあなたをこの世に留めている。けれどそれも新月まで。」
そして少女はほんの少しだけ欠けた月を指差した。
「・・・そ、れは・・・。」 「彼女の思いがなくなってしまう、ということです。分かりますか?なら彼女の側にいた方がいいのではありません?」 「何で・・・どうして・・・・・・。」
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さて、久しぶりにあんまり間を開けずに更新です。つかマメに更新しないとね、こっちくらい。 あーーーラクアス書いてて楽しいです。普通に。ラブラブじゃないんだけどさ。 ラクスがアスランをいじめるのが楽しくて仕方ありません。精神的に好き、ってのはアリな方向で。カガキラも精神的愛で。 精神&肉体だったらそりゃアスキラに適うものなんて!!!!!
間違っても、これラクアスじゃないですから。そこんとこ、分かって下さいませ。 アスキラだから!!誰になんと言われようとも。
そんなこんなで、さて本日は・・・3・・・4日目?あれ? ・・・さて、数えるか(駄目じゃん)。 ・・・・・・3日目でした。 うっわ・・・このペースだったらいつまでたっても終わらねぇよ。
2005年01月04日(火)
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