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■ 泡と消える思いはどこへ。
「好きな人に分かってもらえなくて・・・声まで失って、結局泡になって・・・それでも人魚姫は幸せだったのかなぁ。」 「え?」 「それともそんな鈍感な男を好きになったのは自分なんだから、仕方ないのかなぁ・・・。」
部屋を片付けて出てきた一冊の古くなった本。男の子の部屋だというのにこんな本があるのは不思議なのだか、昔親戚だかにもらって捨てるに捨てられずずっと取っておいてものであった。
「キラ、それを言ったらこの物語全てを否定することになるぞ。」
ベッドに寄りかかって絵本を広げるキラ。そして小さなテーブルを挟んだその合い向かいには、その幼なじみがいた。
「そうかもしれないけどさ・・・。中身も分からないのに好きになるなんて・・・一目惚れって怖いよね。」 「まぁ・・・そうだな。」
キラはぱらぱらとそのぼろぼろになった本をめくる。アスランはそんなキラをテーブルに肘をついて見ていた。
「けどそれに取り入った女も凄いよね。何もやってないのに全部自分の手柄にしてさ。彼女は王子を手に入れた。それと同時に権力も手に入れた。」 「・・・。」 「一方の人魚姫は声を失った。最後は命までも無くした。愛した男を殺せずに・・・。結局、この物語は何を言いたいんだろ。片思い物語?」
ただ人を好きになっただけなのに、何もかも失った少女。幸せも、声も、命も。相手に思いは伝えられず、ただ見つめる事しか出来なかった。好きな男の横に違う女がいても何も言えなかった。その声すら取り上げられてしまったのだから。
「・・・ただ悲しいお話だよね、これ。」
キラはその本をそっと撫でた。まるで、その人魚姫を哀れむかのように。
「好きな人を殺せば、もしかしたら前の生活は取り戻せたかもしれない。ただ普通の幸せなら。けれどそれをしなかった。」 「キラなら出来るか?好きな人を殺せば、幸せになれるって言われたら。」
そう言われ、キラはゆっくりと顔を上げてアスランを見た。
「出来ないね、きっと。けれど僕はそれをしなくてもいいんだよ。」 「どうして?」 「アスランはそうする?もし助けたのが僕なのに他の女だと思い込んで、その人と結婚するだなんて。どちらかが死ねばもう一人が助かるだなんて。」 「・・・俺ならどうすると?」 「多分、アスランならちゃんと分かってくれるだろうし、何より二人とも生きて幸せになる方法を知ってそうだよね。」
本を置いて、キラはアスランの横まで四つん這いのまま歩いて行く。そして、その首に腕を絡めた。
「俺はキラが思っているほど万能な人間じゃないよ。」 「うん。それは分かってる。けれどそれくらい思わせて。うぬぼれさせて。それくらいは・・・いいでしょ?」
だから、どんなに時が経っても、どんな姿になっても見つけ出して。永遠には続かないであろうこの気持ちを永遠だと思わせて。
「好きだから、ずっと。だから・・・だから。」 「あぁ、キラも覚えておいて。俺はお前が好きだから。」
幼い頃に交わした約束。その約束は今でも有効ですか?
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・・・えーっと、えっと。 何だか書きたくなって突発的に書いたもんだから直しもなんにもしてませんが・・・ね。突発。だからつじつまが合ってないどころの話じゃない。結局何が書きたいのかあたしにも分からない。 ただ言わせたかったのはキラの最初の方のセリフです。それだけです。 ・・・物置だからいいよね?こんなんでもさ。
人魚姫って実は詳しい話は忘れたのですが、そんな話ですよね? 片思い物語。しかもかなり報われない。はぁ、そんな暗いお話は好きじゃないですよ。
一応設定は月で。離ればなれになる前のらぶらぶな頃で。んで最後はヘリオポリスでもキラ失踪でもアスラン行方不明でもなんでも。
ってこんなことを13歳が思うのか?しかも男同士でさ!!!ねぇねぇねぇ。
最近、男の子キラ書くの楽しいです。女の子も楽しくて仕方が無い。アスキラならもう何でも良いらしい。駄目何だかいいんだか分からないよ。
2004年12月16日(木)
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