野生の森
高瀬志穂



 忘れな草。19

 引戸を開けると椅子に座ったカガリ、そしてベッドの上に座るキラがいた。

「アスランっ。」

 その人物がアスランだと分かると、キラはぱぁっとまるで花が咲いたみたいに表情を明るくした。表情豊かなキラが余りにも可愛くて、そのままアスランは持って帰りたい衝動にかられるが、それにじっと耐えた。

「ホントに来たんだな。」

 しかしそんなキラとは対称的にカガリはあからさまに嫌だという表情を浮かべる。

「あたりまえだろ。俺は毎日でもキラに会いたいんだから。せっかくこうして同じ敷地内にいて他にやることもないんだったら真っ先に会いに来るよ。」

 アスランは近くにあった椅子を引っ張るとそれに腰掛けた。

「で、カガリはこんな朝からなんでいるんだ?」
「今日は休みだからな。それにお前がここに入院したって聞いたらゆっくりもしていられないだろ。キラの身に何が起こるか・・・昼間だろうがなんだろうが。」
「あはは・・・。」

 強くは否定出来ないのかなんなのか、キラは苦笑いをした。
 恋人同士になって少したった頃、キラの元に遊びに来ていた時のこと。甘えてくるキラがあまりにも可愛くてつい深いキスを仕掛けてしまった時ちょうどカガリが部屋に入ってきてその現場を目撃された。
 元々キラのことが可愛くて仕方のないカガリが男にそりゃふか〜いキスをされていたら激怒するだろう。さらにキラの頬はほんのり染まり、襟元が乱れていたのだから。

「けどカガリ、アスランは・・・その僕の彼氏、なんだし・・・。」

 彼氏、という言葉が何と無く恥ずかしいのかキラはもじもじと話をした。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 会いにこれました!!むしろ愛に。
カガリがいようがなんだろうがちゅーとかさせたいですけど、そしたらアスランに鉄拳が下るだろうと思うので止めておきます(当たり前)。

 アスランって一目とかあんまり気にしなそうだよなぁ・・・それだけキラが可愛いということだろうか・・・・・・。まぁ、そうだな。あの可愛さは犯罪だ。

 ぽつりぽつりとキラとアスランの過去をやりつつ、そろそろ本題に入ろうかなと思ってます。
ほら、何だかアスランのことからどんどん離れていってるし。
昼はカガリ、夜はラクスって感じだよなぁ・・・ホント。
夜の帝王ラクス様、ですか?


2004年10月09日(土)
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