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■ 忘れな草。14
ずっとそうして待っていたのだろうか。キラはシーツを握り締めていた。
「ごめん。屋上に忘れ物してさ。さ、もう寝ようか。」 「うん。」
アスランがベッドに乗るとそのベッドはぎしりという音をたてた。シングルベッドに二人分の体重がかかっているのだから当たり前であろう。
「えへへ。」
キラは嬉しそうに微笑み、狭いベッドの上から落ちないようにアスランに抱きついた。
「おやすみ。」 「おやすみなさい。」
夜中に起こしてしまったからか、キラはすぐに眠りについた。アスランが身体を動かして顔を覗き込んでも起きる気配はない。
「これほどまでに信頼されてても、なぁ。」
初めて二人で過ごす夜。だというのにキラは夢の中。 信頼されてるというか異性として見られてないというかそういう感情がまだ発達していないというか。そんなキラだからほれてしまって、だから手が今まで出せなかったというか。 大切だから、大切にしたい。その気持ちばかりだった。
「キラ・・・。」
小さな声で囁いてその小さな身体を抱き締める。平均的な女の子より細いその身体で今まで必死に耐えてきたのだろうと思うとさらに抱き締めたくなった。その温もりを忘れないようにアスランは自分の腕の中から決して出られないように抱き締める。
「俺の事全て忘れても・・・せめてこの温もりだけは・・・覚えていてくれるかな、キラ。」
そしてアスランもそのまま眠りについた。好きな子の隣ですやすや寝れるような年齢でもないが、今はとにかく身体がだるくて眠かった。これは月が欠けてきている証拠だろう。 こうして二人でいられるのもあと数日。
「変態さ〜ん、起きてください。」
夢の端の方で声がした。聞き覚えのある声なのだが、今は眠くて仕方がない。昨日の夜は遅かったのだから。
「ん・・・。」
身じろぎしてもう一度寝る姿勢に入る。この分だとまた眠りにつけば三十分は寝れるであろう。
「起きろって言ってるんだ!!!」
しかし耳元で叫ばれ、アスランは眉を潜めながら覚醒した。腕の中にはまだ温もりがあり、目を開けると茶色のさらさらの髪が見えた。
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昨日、出掛ける前に更新しようとして時間がなくて挫折したものです。 また中途半端な場所で切って・・・。 普通ならアスランが寝たところで切るべきなんですよね。 けどほら、うちのは連載のようにきれいに切る方法じゃないから。 ぶっちゃけ、まとめて更新するとずるずる先に伸びそうだから、ただ分けて更新してるだけで。 読みづらくてすいません。
さて、アスランを起こしにきた方がいます。 高瀬の小説でこんなことを言い出すのはたった一人です。さてさて・・・。
昼は彼女で夜は死神。 太陽と月って感じですな、あの二人は。 あー逆じゃなくてよかった〜〜。
2004年09月24日(金)
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