 |
 |
■■■
■■
■ 忘れな草。10
コンクリートの上に座り、その足の上にキラを横抱きにしたまま二人は夜空を見上げた。
「何か・・・星に包まれてるみたいだね。」 「そうだな。」
何の音もしない。ただ闇が広がる世界。二人だけの世界。
「・・・不思議な感じ。アスランとこうして星を見ることが出来るなんてさ。」
アスランとキラが会っていたのは昼間だけ。夜をこうして共にしたことなんてなかった。学校の帰りや休みの日に家を訪ねる程度だから。
「キラ。」
キラの視界いっぱいに広がる星空が、アスランの顔に変わる。そのままアスランが身体を屈めるとキラは腕を伸ばして身体を起こしそっと唇をくっつけた。
「アスランってキスするの好き?」 「キラは嫌い?」 「アスランとのキス何だから嫌いなわけないじゃないか。」
そう言ってもう一度キスをした。ゆっくりと唇が離され、キラが目を開けるといつものようにやさしく微笑むアスランがいた。
「・・・さて部屋に帰るか。」
アスランはさらりとそう述べた。その言葉にキラは目をぱちくりさせる。
「え?」
来てからそう時間は経っていないというのに。アスランは躊躇う事無くそう言うと立ち上がろうとした。
「風邪ひいたら大変だろ。」
そんなアスランをキラは静止した。もう少し二人でこうしていたかったから。
「もうちょっと、ね?」 「随分と今日はワガママさんだな。」
普段はあまりわがままを言う子ではなかったのに、どうも今日はわがままをいうな、とアスランは微笑んだ。 それは自分に甘えているという証拠。 こちらが気分を害するようなわがままはキラは言わない。だからこの程度のわがままはかわいらしいとしか思えなかった。 けれど、キラの表情はどんどん曇っていった。
「・・・ごめんなさい。」
人を困らせるのが嫌いなキラ。今まで自分の身体でさんざん迷惑をかけたからこれ以上かけるのが嫌なのだろう。 それに気づいて、キラはしゅんとうなだれた。その仕草が可愛くてキラを抱き上げようとした時。
「平気だ・・・っ。」
急にめまいがした。立ち上がる前だったからキラを地面に叩き付ける事も無く、アスランは前屈みになる程度だった。 「アスラン!?」 「・・・大丈夫だよ。ちょっとめまいがしただけだから。」 「僕がワガママ言ったから・・・。」 「別にキラが悪いわけじゃないから。それくらいのワガママ別に嫌だとも何とも思わないよ。」
多分これは身体が死に近付いてるという証拠だから。 そうか、キラもいつもこんな不安にかられていたのか。いつ死んでしまうか分からないという恐怖にいつもいつも襲われていたのか。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
直してる時間がないーーー!! てなことで推敲なんて全然してないしょぼしょぼ文です。
さて・・・そろそろストックが心細いものになってきたぞ。さてどうするか。
2004年09月15日(水)
|
|
 |