ココロモヨウ
dokin



 人肌

  

 人肌ほどほっとするものはない。
 人肌程度のミルクはぬるくて気持ち悪いけど
 人肌に皮膚が触れて温もりが伝わるのは心地よい。

 胸の鼓動を聴いているとなんの形容も無しで
 素直に『しあわせ』と感じられる。
 うれしくてしあわせ、ただそれだけ。










2002年04月07日(日)



 ため息



  ため息ってつきだすと止まらなくなる。
なんとなくつまらない・・はぁぁ
なんかやだな・・はぁぁ
終いにはただため息だけついてたり。
外にいる時は仮面の笑顔が張り付いてるけど
家にいると口がへの字に曲がってる。
意識して見ても無意識で見ても、
鏡に映ってる私はぶさいくだ。







2002年04月22日(月)



 セツナイ



その人を見ると切なくなる。

胸がキュッと締めつけられて一瞬息が止まる。

少し伸びた髪がナチュラルでとても似合ってる。

視線をずらして合わさなくても私は見てる。

あなたも私を目の端で追いかけてる。

私はいつもココロの中で話しかけてる。

あなたも私に話しかけてる?

でもこれ以上見たくない。ほんとは見たいけど見たくない。

できれば気配も感じたくない。

存在を目で確認すると気持ちが溢れそうになる。

それを止めるのはとてもしんどい作業なのです。





2002年04月26日(金)



 鋭い刃

 
 言葉や文章は時に鋭く容赦なく切り付ける。
 
 本意不本意関係なく書いてあることだけが全てで

 受け取る方はそれによってとてもひどく傷つく。

 誤解は解けても気持ちがついていかず

 切り替えが上手くできない。
 
 憎からず思ってる相手なら尚更。

 どうでも良い相手ならハイ、サヨナラ。

 でもそれをどうにか修復しようとする

 一生懸命さは買ってやる。

 単なる保身の為の言い訳にしか聞こえなかったら

 その場で捨ててやる。

 でも今回は捨てないで拾ってやる。



2002年05月17日(金)



 病んだココロ


何もかもめちゃくちゃだ。
めちゃくちゃに見えないよう体裁を繕ってるけど
ほころびは塞がらず良くなることは無い。
甘えてる人間と甘えを許してきた人間、罪は同じだ。
でも二度と口出ししない。そばで見てるのは辛いけど
私にできることは何も無い。

泣いてる顔を見た時、私もココロの中で泣いた。泣けてきた。
私もあなたを苦しめてる一人、同罪だ。

私の罪はもう一つ。
誰にもココロを開いていない。
閉ざしてるわけではないけれど
開くことができない、ココロが病んでる人間だということ・・・








2002年05月25日(土)



 自分時間


直接には知らない間接的に知ってる人が
2人結婚していた。

一人はHP上の人。
そこに行かなくなって1年以上になるけど
ファイルの整理をしてたら
捨てたはずのアドレスが出てきた。
懐かしくなって行ってみると年明けに結婚していた。

もう一人は数年前まで同じバスで出勤してた人。
当時の時間に乗らなくなったので
ここ何年かは 見ることがなかったけど、
先日街中ですれ違った。
長かった髪をショートにして
マタニティーを着ている。
その人も私を見ていたので数秒目が合った、
私を覚えているんだろうか。

立っている場所が変わらない自分と
次のステップへと変わった人。
どれも偶然にわかったことだけど
軽いショックを受けてる自分がいる。


時の流れの無常さを痛感






2002年06月23日(日)



 夜に浮かぶ色

椎名林檎の『無罪モラトリアム』の1曲目の
イントロを聴くとある光景がいつも浮かぶ。
それはもう条件反射のように無意識に。

親に借りたセルシオを運転する彼の車に乗り
初めて通った湾岸線。
そこは名前の通り海のそばを走る高速道路だ。
日が暮れて夜の色に染まる空と海、
暗闇に浮かぶのは車のライトとネオンと観覧車の灯りだけ。
海にぽっと浮かんだような観覧車がとてもキレイだ。
そしてカーステレオの音がすごく良かったのを覚えている。
ずっとこの景色が続けば良いなって、そう願っていた。

空の色がオレンジになる頃や、太陽が頭の上にある
青い時にも何度かそこを通ったけど、
やっぱり暗闇が一番かっこよくてキレイだ。
だから家へ帰る時そこを通りたいと甘えたこともある。

 幸せな時でも夕暮れを見て切なくなるのは
 想い出だけはリセットできないからかもしれない。
 





2002年07月14日(日)
初日 最新 目次 MAIL


My追加