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曖昧な日々。
大槻
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2003年09月21日(日)
それなのに、思い出して。

青い空が欲しい。
強い風が雲を動かして
変わってしまう一瞬が欲しい。


だれか空を連れてきて。


いつまでも
留まったままじゃない。



青い春はもう過ぎた。





眩しすぎる、季節も。



2003年09月20日(土)
見苦しいのは解ってるよ。

自己満足。

被害妄想。

自己顕示欲。


でもそれがないといきていけない。



2003年09月07日(日)
思い出す私は愚かですか。

私が消えたら
その後は崩れるように
あの空間は何処かへ消えてしまった。
そんなにも、儚いものだったんですか。

鎖が一つ
その役割はしたくないの。
いつまででも
覚えていられる何かを下さい。

耳に、眼に、頭に、
刻もうとしても擦り抜けていく。
それなのに存在を誇示して
私は此処にいます。
そんな風に謳ってみるだけ。

もう、存在しないのだろうか。
違う、場所にさえも。



2003年09月06日(土)
現か、夢か、幻、か。

あの日の記録を、思い出せば思い出すほど、僕は弱くなる気がする。

けれど、それがないと不安で不安で崩れそうで壊れそうで。
なのに、それを見ると怖くて怖くて震えだして止まらなくて。

神様、僕を消して下さい。
冬が来る前に、神様。
彼女が壊れてしまう前に。
―――神様、僕を消して下さい。



2003年09月05日(金)
振り返り、立ち止まり、切り捨てる。

数えていないと、其処に在るかすら不安定で。
ただがむしゃらに走ったって、手に入らないものもあって。

何を捨てて、何を守るんだろう。
何を置いて、何を拾うんだろう。

真っ直ぐに屈折したあの輝かしい日々を、どうか僕のモノにして。


疑わしい何もかも、抱き締めて歩めるように。



2003年09月03日(水)
後悔なんてしないと、何故僕は言い切ったのだろう。

わかるんだ。
だからこそ失望するんだ。

大好き大嫌い全ての感情を
どうにかしてかき集めて捨てられたら良いのにね。
あの人の言葉は何故あんなにも綺麗だったんだろう。
僕には恥ずかしくて口に出来なかった言葉。

笑って笑って泣いて笑って
最後に向かって最期に向かって
死ぬために生きるなんて僕は嫌だよ。
生きるために死ぬなんて僕は嫌だよ。
ごめんなさいごめんなさい。
鍵なら捨てて失くしてしまった。
もう戻れないんだよ。

零れてしまえば良いのに。
ずっと、塞き止められたままなんだ。
零れてしまえば良いのに。
そしたら僕だって、泣けたかも知れないのに。

ねぇ?