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2002年06月24日(月)→→→アイノコトバ

えーっとかーなーり前に日記に書いた、「愛について」いろんなひとが言ったことばや書いたことばを集めるという企画。
ようやくまあそれなりに集まったので、アップしてみました(実はけっこう前からアップしてはいたんですけどね)。
でもなかなか集まらなくてけっこう苦しまぎれっぽいのもある状況なので、もし何か知っている方、いらしたらぜひぜひ教えて下さい。
特に作家関連。この本の主人公の台詞でこう書いてあった、とか。
私が読む本はとかく片寄っているので、教えてくださるとうれしいです。

アイノコトバ


2002年06月22日(土)→→→傷

まったく昨日のわたしは情けないの極地だった。
しかし、きょうもそれを引きずって、どうしたらいいんだーと頭を抱えている。
携帯の画面に名前を現すだけで、こんなにもわたしを動揺させることのできるひと。
それは、昨日タイトルに一瞬書いたようにそのひと本人なのか、それとも単なる思い出という純化された物質なのか(昨日純化合物なんて書いちゃったよ。まさしく動揺していたらしい…)。

わたしは、とにかく傷つくことを恐れている。
こんな日記のタイトルにわたしを愛していると言って、なんてシャンソンの曲名をしかもフランス語のまま書いたりして、ごまかしているけれど、そんなこと実際誰かにしかも日本語でなんて到底言えるわけがないのだ。
自分を守ることにばかり集中して、閉じこもっている。

傷ついたって、何度でも起き上がって、前へ向かっていけるようなひとになれるといい。
電話くらいでいちいち動揺しないで、笑ってやり過ごせるようなひとになれるといい。
と、思うけれど、難しいなー。
なんか恋愛をするたびに相当傷ついてるみたいだなーこれじゃ…。


2002年06月21日(金)→→→純物質

きょうはわたしの目標である「たどりつく場所」について考えていて、それについて書こうと思っていた。
のに、
なんで、
また、
電話は、
携帯の画面は、
あの名前を、
うつしだすの?
最も部屋に置きっぱで取れなかったのだけど。
拒否られたと思われてるだろうなとか、
なんであんなメール送ったのにまた電話かけてくるの?とか、
イングランドが負けたからかなとか、
あさってまた試験だからかなとか、
ばかみたいにいろんなことを考えてしまう。

おねがい、放っておいて。
わたしを傷つけたと思って後悔しているのなら、
そんなことうらんだりしていないから。
これ以上関わりたくない。
関わりたいと思う気持ちに関わりたくない。
期待しちゃいそうになる気持ちに関りたくない。


2002年06月18日(火)→→→STAR TOURS

いやーんもうきょうの押尾くん、かわいすぎ!ビューネ攻撃直撃!
それにしても、恋するドキドキを思い出してこっちまでドキドキしてしまった。
ドラマって、やっぱりスターツアーズみたいな疑似体験がしたくて見るって部分が大きいのだろう。
それにしても中田浩二や稲本や押尾くんや…最近眼が幸せ♪
あーでもこれって不毛?現実の恋もそろそろしたいかなあ。


2002年06月14日(金)→→→芳香族

山田詠美「マグネット」を読んでいる。
ゲイの人々を目の当たりにしたアメリカ人の主人公(男)が、どうしてこの人たちはこうも正確なのだろうか、と思う場面がある。
山田詠美の文章こそ、どうしてこうも正確なのか、といつもわたしは思うのだけれど。
これは短編集だけど、その中でも表題の「マグネット」。
なんて正確に文章を紡ぐのだろうか、と久々に感心してしまった。

「彼女は、たぶん、男の気をそそらない。体の奥底にあるずれた瓶の蓋の隙間から流れ出るものの存在を知らない。そこから香るものは、皮膚の内側にひっそりと塗られ、特定の男によって抽出される。外側に塗られ、万人の鼻を刺激する香水など、それに比べれば健康的すぎる。」

わたしはかわいい系の男の人が好きだ。
日本代表だったら稲本や中田浩二が好きだ。
ジャイアンツの二岡はとてもかわいいから大好きだ。
それを言うとみんなにナナは面食いじゃない、と言われる(思いっきり面食いだと思うんだけど…違うかしら)。
でも、かわいいだけじゃだめなのだ。
体の奥底から流れ出る、色気、のようなものがないとだめなのだ。
アイドルとしては稲本や二岡はとても好きだ。
でもドキドキはしない。
いたいけなものを見るような気持ちでせつなくはなっても、ドキドキはしない。
彼らはわたしからアウトは奪っていかない。何も奪ってはいかない。
中田浩二は奪っていく系だと思う。
“彼ら”もまた、中田浩二と同じようにわたしから奪っていった。
だからわたしは“彼ら”とつきあっていたのだろう。
皮膚の内側に塗られたものを香らせるひと。
端的に言えばフェロモンってやつなのかもしれないけれど、それは特定の人間にしか抽出できない化合物だ。
わたしもその、おそらく芳香族系であるその化合物の入った瓶を持っているだろうか。

わたしはいつも、Benzen環に恋をしている。

「好きな男に権利を奪われるのは心地良い。ひとりの人間のために降伏したと感じる瞬間は、心にオーガズムを与える。俊介に合鍵を渡した時に、私は、何かを甘く諦めたような気がする。」


2002年06月09日(日)→→→acetaldehyde

わたしは修士で、アルコールの二酸化チタン光触媒分解というのをテーマに研究をしました。
アルコールは二酸化チタンの光触媒作用で酸化・分解されアルデヒドになり、最終的に二酸化炭素と水に分解されます。
わたしはエタノールを使っていたので、エタノール→アセトアルデヒド→二酸化炭素と水、となるわけです。
エタノールからアセトアルデヒドにはすぐ分解されるのですが、アセトアルデヒドはなかなかけっこう全分解するのに時間がかかります。
アルコールを飲んだ時、アセトアルデヒドがなかなか分解されないで残ってしまい、二日酔いになりますよね。そういう感じ。

アルコールを脱水してアセトアルデヒドにするのは簡単です。
でもアセトアルデヒドはなかなか分解できない。
トラキチくんは、アセトアルデヒドなのです。
分解したと思っていても、FT-IRのスペクトルには出てこなくても、GC-MSのスペクトルを見るとしっかりずっと残っているのです。
なかなか分解に時間がかかる。
そして、二日酔いの原因にもなる物質なように、わたしを刺激してくるのです。
アルコールで酔って気持ちよくなった分、あとに残るアセトアルデヒドは厄介な物質です。
トラキチくんをはやく無害な二酸化炭素と水に分解したい。
そのためには、当てる光のエネルギーを大きくすることかしら。
自分の光エネルギーを大きくすることかしら。


2002年06月08日(土)→→→逆効果

トラキチくんから電話がかかってきました。
あしたからわたしの試験が始まるから調子伺いっぽいです。
何で連絡くれないのか?怒っているのか?
と聞かれました。
引きずっているからに決まっています。
というより、未だ引きずっているということを思い知らされました。
だから連絡はしません。
だから電話しないでね。
あなたは大阪でベッカムでも応援していてください。
中途半端な同情や優しさは痛いだけですからいりません。
悪者になりたくないのなら、別に悪者じゃないですから安心して下さい。

以上。


2002年06月03日(月)→→→n=10^-9

空から降る一億の星、は相変わらず…リアル。
あのキムタクの演技は、絶対演技じゃないと思う。
あの抱きしめ方とかあの寄っていき方とかあのキスとか…
見ていてリアル〜と思うよりも何よりも、うわ痛っと思ってしまう。
思い出しちゃうのよ…
やっぱり記憶は五官の五感がダイレクトに送信してくるものなのでしょう。

ところで、わたしは大事なことはなにも知らないって書いた日があった。
しかし、すきな人のまえで何も知らないでいることの甘やかさというのも素敵だ。
すきな人が、何も知らないんだなとちいさく愛らしいものを見るような眼でわたしを見つめるそのまなざしは素敵だ。
たとえるならば、「蝶々の纏足(山田詠美)」のひとみちゃんと麦生くんのように。
そのまなざしをうけとめて、それをあなたがわたしに教えてという眼を返すこともまた甘やかだ。
ほら、よく言う恋テクのひとつに、気になる人とのきっかけをつくるには「教えて下さい」って近寄るのがスマートでかつ相手の自尊心をくすぐるって言うでしょう(笑)。
そういう下心はなくても、知らないのならあなたがわたしに教えてよって言ってしまえばいいのだ。
それは、自分がちっぽけな子供であるような気持ちになるけれど、ちっぽけな子供でいてよいのだと思える甘やかな瞬間なのだ。

空から降る一億の星ほどにわたしにはものを知らないけれど、あのまなざしをうけとめる瞬間を思うと、一億分の一ほどの知識しか持たないでいてもいいんじゃないかしら、と思ってみたりもする。

実際のところ、知識も経験も豊富な大人なひとに憧れているのだけれど。




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