なかなか寝付けずに過ごす夜は,雑念に翻弄されて疲れる。 レキソタン×2錠を眠る前に飲むのが習慣になりつつある。
目が覚めて10時。約束や目的がなければ,意欲や身体はついてこない。 休職までのカウントダウン。この1週間は惰性で流れていくだけだ。
レキソタン×2錠を流し込んで,のろのろと家を出る。 久しぶりに夏の日差し。暑さが戻ってきてる。
自分をかたち作るもの。意志。記憶。経験。本能。社会。 ひとつひとつを検証してみると,その中身の曖昧さに気付く。 意識はふと無になって,結論のなさを受け入れている。
生きることにおそらく意味はない。 生きている中で意味づけをして,自分を納得させることが生きる意味。 そうして考えていくと,すべてがうつろなものに見えてくる。 惰性に流されていく。 過去と未来が両側からココロをねじりきろうとする。
この病気が本当に脳内セロトニン分泌量の異常によるものなら, なぜ完全に人格を破壊してくれないんだろう。 完全に壊れてしまえば,誰でも諦めてくれるだろうに。 私は空虚な人格よりも,完全な狂人になりたい。
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