2009年05月30日(土)
「認知して!」


 ひさしぶりにダブルヘッダー。雪組とオグリ。だってどうしてももう一回雪組さん見たかったんだもの!初めて東宝→青年館をやったのですが、できなくはないですね。銀座線銀座駅まで歩いて一本で行くのと、丸の内線銀座駅から乗って見附で乗り換えるの、どっちが近いんだろうと思いました。とりあえず今回は前者で移動。


 っていうかオグリがおもしろかったんですけれど!
 死にそうなんですけれど!
 どうしよう、体力許すなら明日もダブルしたい(真顔)。とりあえず今日の時点では「文字通り『契っては投げ!契っては投げ!』」というコメントのみ残しておきます。


[雪組マイ楽メモ]

・というわけで無理矢理ねじ込んだ本日がマイ楽でした。やっぱり一ヶ月公演短い。いつもなら、楽一週間前が一番芝居が詰まる時期かなと思っていたんですが、期間が短くなったってことは、楽周辺が一番詰まる時期になった気がします。チケット苦労したので、次回からやっぱりちゃんと押さえておこう(申し送り事項)。

・そして一ヶ月公演で、前回の教訓が全く生かせず体力配分誤った気持ちでいっぱいです(真顔)(いや本当は配分する母数を過剰に読んでいるだけのような)。

・一番芝居が詰まっていたなぁと思ったのがユミコ氏の風の盆です。いやあ今まで一番エロかった!ちょっとまだ声が本調子ではないようで、歌いあげる感じではないのですが、その分表現がむちゃくちゃ詰まっていました。むしろ私はこっちの方が好みだなぁ。いやあエロかった。

・やっぱり最後と思うととなみに泣けてくる。でもショーはとなみに泣けてくるんだけど、芝居だとロリータがかわいすぎて一生懸命すぎて泣けてくる。もうどんだけ泣かせるのよ!

・「私は女性と戦う趣味はない。ベッドの上なら別だが」

・どうやらブラックエルク先生と舞咲はつきあっている設定らしいと今更ながら気づく。

・じゃあもう続きはSSで。何本か書きたいものがあるのですが、一ヶ月公演のせいで書き損ないました(なんでも一ヶ月公演のせいにしない!)。公演終わったら書きたいなぁ。



 明日、とにかく退団者の出の時間だけでも雨降らないでほしいなあ。頼むよ雨男!!




2009年05月29日(金)
いつかは殿方、みつばちがこの私さらうでしょう


 久しぶりに営業がきたので「最近手ごたえ感じないので今の客先やめたいです」とゆったら「(このご時世に)ぜいたくだ」と即答されました。まあその通りだな、うん。



[伝書鳩返し]

・>だいぶ前からコチラにお邪魔させていただいてるので、
 >六実さんが水さんにハマっていく経過を見ていました(笑)。
 >そしてまさに今私自身、同じ現象を辿っています。
 >自分のここ最近のハマり具合を、どこかで見た覚えがあると思ったら。
 >私もオフなんて関係ない!と思っていたのに、

 なんかもう、逆らえない神の見えざる手が働いてるしか思えないですよね、わかります。思わぬところで共感いただけて嬉しいです。やー、もう開き直っておきましょうか!
 本当に自分でも「何故?」と思うのですが、それでもその経過を経ていまここにいる自分が幸せだなぁとは思うので(本当に開き直った三十路って怖い)。
 お互いにがんばりましょう。
 (ちなみにオクトーバーフェストは今日も行ってきました)(ええ?)


・>ユミコ茶お気に召したようでなによりです。
 >今回は全然チカユミポイントがなくって、
 >やっぱりユミコ本調子じゃないわーとか思ったんですが(ものさしがそれ?)
 >早くAQUA5コンのみになってベッタリ出来ればいいねと思う次第(苦笑)

 そうなんです、私もあの会場に紛れ込んでおりました。だってモテ期なんですもの!
 私も聞いていたほどチカチカゆってないなぁと思いましたが「チカさんに足の甲をマッサージされる」で割と満腹でした(笑)。
 というわけでナツキ茶レポがんばりましたー。
 後で答え合わせさせていただきたいと思います(真顔)。



 あと茶会メモ指摘ありがとうございました!(修正しました)。
 それとヤノさんからナツキさんの画像提供してもらったのでぺたっとリンク貼らせてもらいました。ありがとうございますー!




 さて、かねてよりやるやるゆってましたとなみず語りです。
 ドリーム過多、でも全部本気で思っている事です。



[となみずに捧げるマシンガン]


 となみずが、好きだ。


 とはいえ、となみずがコンビを組むと知ったとき、ちょっとピンとこなかったのも事実です。っていうか当時のナツキさんには全然ピンと来ていなかったっていうほうが正しいか(笑)。
 あの時はとにかく「となあす」が浮かばれた事に安堵したほうが強かったです。「とうあす」が実現したことと、星組の姫だったとなみが専科に行ったりとかしなかったことと。まあピンとこなかった件については「そうはいっても劇団のトップコンビかけざんスキルは半端ねえ」と常に思っているのであまり心配はしてなかったんですが。
 いやしかし思い返すにつれ当時の私はミズナツキさん自体がまったくのノーマークだった訳でして。となみずのとなの事は思ってもとなみずのみずのことはなんとも思わなかったわけで……っ(笑)。

 それでお披露目のエリザが私にとっての初となみずだったのですが、「ほんとにタイトルロールがエリザベートだ!」「これタカラヅカのエリザベートじゃない!」と言う衝撃が強かったので、コンビ判定には至りませんでした。
 その後どこからともなく衝撃的にミズナツキさんに墜ちた経緯はマシンガンに書いてある通りなのですが、それで秋の全ツはその勢いできゃっきゃしていた為(注:三十路が使っていい擬音ではない)、これまたコンビ判定はできませんでした。

 そんな風に2007年時点の私のとなみず判定は可も無く不可もなく、だったのですが、ナツキ墜ちした当時、鬼のように見ていた中日版ジョイフルの、となみずデュエットが映像で見てもなんだか違和感だったんですよね。すごく大人っぽい雰囲気で踊っているんですが、となみが思ったより色っぽくないし、ナツキさんは自分の中にはいっちゃっている感じだし、ちょっとふたりちぐはぐ?……あ、あれ?もしかしたらこの二人相性悪いのかなぁと……。

 そんな私の危惧を払拭してくれたのが君愛でした。
 そっかー!となみずには「カワイイ」でいいんだー!(目ウロコ)。
 何度か言っていますが、となみはあのビジュアルとコレまでの戦歴(御大の女という称号、後宮3000人の美女を収納できる愛の広場を持つワタさんの嫁)から、ものすごく格の高い女な訳ですが、その本質はコドモみたいな「カワイイ」人だと思っています。中日ジョイフルのナウオンもみたのですが「課題は常に女らしさと色っぽさ」「水さんの色気を分けてほしい」とゆっていたし。実際はそんなに大人っぽい娘役って訳じゃないよなぁと。
 そしてミズナツキさんの本質もまた「カワイイ」だと思うんですよね(ここはナパームスクエアなので反論は受け付けません)(笑)。だってあの人乙男だもの。そんなとなみとナツキさんに「カワイイ」をぶつけたキムシン。カワイイものとカワイイものにカワイイお話、そんなのカワイイに決まっているじゃないか!なんだこのカップルちょう幸せだな!とここにきてようやくとなみずが開眼したのです。ほんとあの時期に敢えてとなみず(オフィシャルイメージは大人っぽい)(多分)に「カワイイ」を振ったキムシンは神だと思っています。


 そんなわけで無事(笑)となみず萌えがはじまって、その後の全ツ。ミロワールで組んでいる二人が東宝版とくらべてやけにしっぽりしているように思ったのです。私はそれを見て「ああ、ようやく夜の主導権争いが終わったのだな」と思いました(ええ?)。ちなみに当時のマシンガンでは「なんというかずっとさぐりあっていたお互いの性癖お互いにつかんだっぽいなぁと思ったんです……」。はい、じゃあここ説明しておきます。

<反転>

 要するに、となみは君愛で散々ナツキさんを(マルキーズがジョルジュを)殴ったことにより、自分の夫が実はドMでちょっとぐらいぶっても平気、いっそその方が気持ちいい、という事にようやく気付いた訳です。そしてナツキさんもようやく自分の嫁に自分のイイトコロとその加減を伝えることが出来たというか。SとMの供給関係がなりたったというか。ちなみに主導権を握ったのはSのとなみではなくMのナツキさんです。SMの関係は、実はMの方がSを支配している(自分好みに攻めさせるために)と言います。となみずの力関係は正にそれかと。Mが「俺の、女王様」の調教を終えたという訳ですよ!よ!よ!

 敢えて「みずとな」じゃなくて「となみず」表記なのは語呂のよさもあるのですが、その関係性を示したいからです。割と初期のころから(ナツキさんの属性:ドM故に)となみずをDVコンビと呼んでいたのですが、それ、全く間違っていなかったなと。
 という訳でとなみは是非、次期ヨメにその辺を申し送りしていただきたく……っ!その男役はちょっとぐらい痛いほうがいい、ということをみなこに教えていただきたく……っ!(でもみなこはああ見えてSではないし攻でもないので、そこのところどう出てくるかなぁと気になっています)。

</反転>

 ……すみません、でもこれ全部好意ベースの誉め言葉ですから!(ええ?)なんというか最初はピンとこなかったとなみずのそんな関係性が見えたことで一気に萌えたというか。いや本来なら主演男役(攻)×主演娘役(受)が正しいわけです。でも実はこの二人の本質は逆で、でも逆だからこそ互いに補完し合っているのだと、そういう萌えなんです……。
 そんなとなみずの最後の作品が、となみにしてもナツキさんにしてもぐるりと回って本質に近い役柄をやっているように思えます。原点に帰っているような。最初は大人っぽいと思われたコンビだったのに、最後は「カワイイ」のがとなみずクオリティ。ロリータがピンクディエゴを殴っているところがとなみずの本質なんだと思っています(真顔)。



[となみずに捧げる卒業文集]

 そんなとなみが先に卒業するということで、ナツキさんが数々の媒体で残しているコメントについていくつか。
 ネタとしてイジるのは「一緒にお披露目するから一緒にやめると思ってたのにぃ!」とめそめそしているところなんですが(茶会でも歌劇でもゆってた)(笑)。マジ視線で触れると、ナツキさんがムラの茶会で言った「となみが自分の傍にいてくれることが私が男役として輝くためのとびっきりのツールだった(意訳)」と歌劇の「(となみとの舞台が)私を構成する一部になりました」です。わ、私の一部……っ!萌えを越えてものすごい事を聞いた気がするのは私だけでしょうか。それを聞いて、となみずのキーワードは「同一」だったんじゃないかと思ったんです。似ているから、近いから「同一」じゃなくて、逆だから、違うから二人はひとつだった。ひとつになれていた。これはミズナツキさんが受身の男役というのも大きいかと思います(これはいずれちゃんと言語化します)。

 なかなか言えない台詞だと思います「私を構成する一部」だなんて。


 今回のフィナーレの、踊るとなみを男役が見送る場面。今散り行く大輪の花を皆で愛で、見守り、いとおしむ。残されたわずかな時間を惜しんでいる。テル(ちぎ)→ひろみ→キム→ユミコ氏、とそんな物語が透けて見えました(特にユミコ氏の兄属性全開のあのやさしいまなざしと来たら)。ところがナツキさんとは一転して激しい振り付けになるじゃないですか。曲調に合わせているだけ、と言われればそれまでなのですが、私は↑から転じて「散る花よ、共に散ろう」という激しいまでの切なさを感じます。「私を構成する一部」なのだから。散ってしまうことを惜しむのではなく、自ら散らす。そしてそのナツキさんの想いにとなみが答えるわけです。激しく激しく、最後のひとひらまで。


 あなたとわたしはひとつだったのだから
 そしてあなたの花びらに埋もれて、
 わたしはしばしの眠りにつく。


 そういうSSです(ええー?)。
 鮮やかなピンクの花弁に埋もれて眠るナツキさん。そんな画像が浮かびました。

 最後だから、もっとゆめゆめしい幸せなデュエットという選択肢もあったはずです。けれども敢えてこのデュエットでよかったと思っています。いちばん「となみず」を表していると思ったのです。中日映像を見てなんか違和感を感じたとなみずデュエットがここまで完成された、いっそ「となみず」が完成されたと思っています。

 そんなとなみずが大好きです。

 ナツキさんのそばにとなみがいてくれてうれしかった。ありがとうとなみ。大いなる感謝(ワカンタンカ)を込めて、このうっとおしいトークを締めます。
 ほんとなんかいろいろすみません(あやまればいいってもんじゃない)。


 それで今回のタイトルはとなみがドリキンのファニーローズで歌っていた歌詞です。つい先日、スカステニュースでとなみ名場面集を見てここが流れていたのですが「!!となみずフラグ立ってた!!」……もうほんとなんかいろいろすみません(あやまればいいってもんじゃない)。




2009年05月28日(木)
水も滴る雨男茶会メモ


 この期に及んで混乱してきた、よ?
 雪組さん観たりない!
 となみ辞めるの信じられない!
 オグリ何回みればいいのかわかんない!


 (おちつけ)
 

 とりあえず自分の仕事をします。

 というわけで遅ればせながらナツキ茶メモです。自分でもびっくりしたのは、覚えていないことより、明らかにユミコ茶の内容がまざって自分でもわからなくなっていることでした。うわあああ。
 おかしいところがあったらご指摘ください。
 なお、私がおかしいのはわかっているのでご指摘不要です(笑)。


[ナツキ茶メモ]

 【いつものおやくそく】
 ※話半分ニュアンスで
 ※嘘は言ってないとおもいますが正確ではありません
 ※曲解と妄想でできていますのでご注意を
 ※かわいいかわいい言い過ぎてもおこらないでね

(いつから「いつものおやくそく」だ)

・いでたちは白のシフォンのブラウス(チュニックみたいなの)をきゅ、と黒のベルトで締めて、黒のパンツにブーツ。あのシルエットが今ナツキさんの中ではやりなのかしら?ムラもおんなじテイストの黒のブラウスでした。っていうか白いほうがなんか民族衣装みたいでかわいくてね、っていうかフォルクローレ調っていうの?かわいくてね。まったくもって描写になっていませんが、かわいかったということで(黙れ)。あと黒髪イイ!

(追記)
 描写が非常に貧困な私に代わってヤノ(@カサブランカ)さんがお絵かきしてくれたので、リンクはっておきます。快諾ありがとうございましたー!そうそうこれこれーかわいー!
 ヤノさんちの絵板に飛びますよ。 


・ショーの鬘の話になって「青天も信玄もお似合いで、何かポイントはありますか?」的な質問に、あ、信玄ありなのか?と違うところに反応していたわたくし六実(笑)。ちなみに青天はかぶるときが勝負!(そこですべてが決まる)なのでいつも床山さんにお世話になっています、と。

・芝居でもショーでも髭をつけていてめずらしいとナツキさん。自ら「髭部です」。右京さーん!一名様ご案内ー(笑)。

・日本物メイクは相変わらず試行錯誤のよう。どうやら今でも舞台上で御大を見て「こう書いているのか」とじっくり観察。ムラでも同じようなことを言っていましたが、舞台以外でコミュニケーションとれていないんじゃないかと気になってしょうがないです(そういう観察は楽屋でしたまえ)(笑)。そんな風に轟ノウハウを盗んだナツキさん、「でも真似するにも顔全然違うし!」と自らツッコんでました。

・ゾロ変更点についてコメント。客席降りは大劇場から(あの演出を)やれって思われるでしょうが、大劇場があったからこその変更点なんですよ!と大劇場ユーザーにわびつつ弁解しつつ(笑)。

・東宝初日の客席の反応はポカーン。「え?ナシだった?」のビビるナツキさん。それが日を追うごとに反応がよくなって拍手ももらって盛り上がって、と。「下級生の子に教えてもらったんですが」あの場面の前になると客席の通路側の人が皆居住まいをただすというか、しゃきっと背筋を伸ばして一斉にかまえるのが見えるんだとか。

・それで新公後に「(客席降り)反対側からでもよくない?」と。やっぱり固定だと最初から「あー、反対側だからこなくてがっかりー」されちゃうのも、と思っての事。まあリピーターの多いタカラヅカではファン泣かせではあるよねぇと私は思いましたが。そんな変更初日も客席ポカーンと(笑)。それも今は、しゃきっと背を伸ばしてくれるようになりました、とのこと。

・レディゾロが暴かれるところ。「廃坑での(レディゾロの)見せ場がなくなったのでその代わりに」。え?あれ見せ場だったの?(捕まって出てきただけだよ?)(笑)。でもあの変更でゾロのヒーロー色がより高まった、と。「お姫様を助ける的な」。うん、それは納得。

・銀橋でのサーベルの扱い、新公のしずるが難しいと言うのに「失敗しても焦らなければ大丈夫」と、そうアドバイスした後で上手く鞘に入らなかった事があって「あたしカッコ悪い」、と(笑)。

・新公特出話。発案は谷先生で「昔の新公にはそういうの(上級生の特出)あったよなぁ」と言われて「そうですね」「やらないか」「え、ええー?」的な。

・ナツキさんの記憶では、月組の風共の時に天海・久世・麻乃トリオで鼓笛隊で銀橋渡ったのを覚えている、と。

・とりあえず観てない方もいるので説明してください、と司会の方にふられて、相変わらずの身振り手振りでがちゃがちゃやったあと「本物は顎がとんがってんだよ!」とジェスチャーつきで再現(客席大爆笑)。ほんと自虐ネタ似合うなぁ(素)。出てきた時は後ろ向きで、振り返ったときに笑いがどっかん来るはずが、あ、あれ?(笑)。人間の思い込みって強くて、「出てこない」と思ってる人間が出てきて目に見えているのに認識が追いつかないんだ、としきりに感心。でも気付かなかった観客に「もう(反応が)遅い〜」とオネエ口調で駄目だし(笑)。

・自分たちの出番がないときはずっと花道から観ていた。客席からみるのもいいけれども、近くで観ることで下級生のがんばりとか緊張とか伝わってきて、非常に感銘を受けた模様。

(しかしこの特出がナツキさんたちの発案でなかった事にも、ちゃんと花道から観てくれていたことにもなんか安心したのは私だけじゃないかと)

・そんなこんなで新公終わってしばらくして、新公の長だったさゆちゅわんに「今日新公の打ち上げですから来てください」と言われたとか。そうか、出る資格あるんだ(笑)。丁重にお断りしたようです。

・ゾロはレディゾロ=ロリータにいつから気づいているのかという質問に、執務室での「……女か?」ではもう気づいているとの事。「もー、ロリーター(ってば男勝りなんだからン)」と(またしてもオネエ口調)(笑)。なので、キスのプレゼントは「確信犯です」。客席がへえーな感じだったので「もーちゃんと読み取って!」とプチ切れ(笑)。私読みとったよ!(はいはい)。我が意をえたりなんですが、私の場合は読みとったと言うより自分の妄想力故だからなぁ(笑)。もうちょっとわかりやすく演ってもいいような。

・フィナーレの早替わりについて「私早替わり得意なんです」と。最近は慣れたもんで、赤いスーツに着替える前も余裕で間に合って、ユミコ氏たちが踊っているのを見ているとか。

・公演話が終わって握手タイム。あらましは茶会当日のマシンガンに書いたとおりなのですが、ほんと思い返すだけでおかしいよ(笑)。久しぶりに間近で観たナツキさん、相変わらずのアイメイクがマスクのおかげでよけいに目立つ!……とツッコみつつ「六実さんがきゃぴ、ってなってました」と同じ会場にいたオトモダチ言われるほどだったんだと思ってください(何が何だか)。

・もう一つおもしろかったのが、みなさん消毒液吹きかけられた後(ご丁寧にホテルスタッフがしゅっしゅしてくれました)(笑)、手が乾くようにと両手をこすりあわせたりぱちぱちしているんですよね。もうそれがこれからナツキさんを倒しにいく前の指鳴らし的なものに見えて!

・そんなマスクオブ握手会のナツキさんの感想は「(マスクのおかげで笑っていても)歯が乾かなくてすみました」と(笑)。そして「目は口ほどにものを言うことを実感」と。これは会場に入ってきた時からいっていたかな?(握手だけじゃなくて、着席時もみなさんマスク着用だったので)。

・で、そこから転じて「目は口ほどにものを言う」の目をマスクで覆っているゾロは、いつもより口元の表現をオーバーにするようにしている、と。あー、そりゃ私大好物な訳だわ(素)。

・その他オフ話。月曜休演、について最初は「2公演×2の後にお休みだから楽勝だよね」と思っていたら、意外に週の後半がきついとの事。「……元に戻してほしい(ボソリ)」(本音)

 確かに考えてみると

 【旧】
 水木金土日月火
 休212212
 【新】
 月火水木金土日
 休212122

 だから、疲れがたまってきたラストに2公演×2が当たっている訳だからきついわけだよね。言われるまで気づかなかった。戻してあげてー!

・とはいえ心身共に充実している模様。身体の調子はいいようです。ナツキさん曰く、自分の身体(筋肉)をいたわる時、疲労初期は「つかれたよねー」と声をかけてあげる事でいたわれるんだけど(ほんとに声かけているらしい)。疲労後期になると、逆に「まだまだやれるやろー!」と(何故か関西弁)叱咤激励したほうが体がもつ(この間腕の筋肉をぽんぽん叩いてた)。昔の方が舞台にあがっていて「調子悪いな」「今日はちょっと足があがらないな」と思うことが多かった(客席に向かって「今日は疲れてんなぁ」って思ったことあるでしょー?と振っていた)(笑)。でも最近はそういうのはなくて常にいい状態で舞台に出ている、と。その自分を叱咤激励、いっそ自己催眠かけているとすら思えるそれに「ちょ、どんだけドMwww」とも思うのですが、そこで私が思い出していたのはユミコ茶での話。

<脱線>
 ムラ後半で調子が悪かった(らしい)ユミコ氏。後で考えてみれば、メンドーサいう役にがっつり入り込んでいて、そして彼は「憎しみ」とか「殺せ!」とか悪い言葉ばかり言っていて、そういう負の言霊が自分の体にも影響を与えていたんじゃないかと。読んだ本の中で、水の結晶に「きれいだよ」「すてきだよ」といい言葉をかけるときれいな結晶ができるけれど、「バカ」とか「死ね」とか悪い言葉をかけると、ぐちゃぐちゃな結晶ができると書いてあったし、と(ちなみに現在はそんなメンドーサと自分のギャップが認識できているので、そういう負の言霊に引きずられることはなくなった。今はメンドーサという役がいとおしい、とゆってました)。
</脱線終了>

 このナツキさんの「まだまだやれるやろー」もまさにそんな話なんじゃないかなと。励ましてあげる(正の言霊をかけてやる)ことで、自分の身体を精一杯高めようとしている。いつもながらドMでそしてなんて凄惨なんだろうと泣けてくるのですが(ガチ担)、でもだからこそ、今の舞台が観られるんだなと。私も「プラスの感情はプラスを呼ぶから」とよく言うのですが、まさにそういう感じかと。確かに何度観てもナツキさんから「調子悪いな」というのは感じなかったな。いつもあの全身の筋肉をすべて使ってしなるように踊るあの様にうっとりしていたもの(だからほんとガチ担なんだってば)。
 充実のトップ三年目なんだな、と、そう思いました。

・おとめの表紙を飾った件。ファンの方からお手紙で「おめでとうございます」とも言われたけれど本人的にはあまり実感がないような(っていうかおとめの写真てすごい前に撮るんだよね?だからもう忘れていたんじゃないかに一票)。でもトップになって必ず飾れるものではないので、嬉しかったと。ちなみに着ている着物袴は「95周年!絶対袴着るイベントある!」と思って新調したら「なかった!」と(笑)。という訳でおとめの表紙で日の目を見たとの事。

・AQUA5コンサートに関連して、今まで行ったコンサートで印象的だったのは?と。それに「あまりコンサートとかいかないんですが……」。それで昔の話だけれど、マヤミキ武道館に出ることになった時、コンサートの雰囲気を勉強しようと、瀬奈さんとTRFのコンサートに行ったとか。でも本当に勉強というか「ここはこうなっているのか」的な視点だったので、手を振り上げるとか踊るとかそういう事もなく真剣に見ていたと。「家でビデオで見ていれば十分じゃん」な観劇姿勢(笑)。

・あと同期の子に連れて行ってもらった米米CLUB(この名前が出てこなくて、「あ〜なんだっけ〜このあいだも思い出せなかった〜、ほら、あ〜」と唸っているナツキさんは相当かわいかった)。その同期の子は普段はおとなしいのにコンサート始まったたら「うああああ!」と大盛り上がりでナツキさんドン引き(笑)。「人は見かけによりませんね……舞城のどかちゃんもX(JAPAN)が好きで『エーックス!』(ナツキさん身振り手振りつき)ってやってるし」。へええ!そして「音楽は人を狂わせますね」とまとめ(笑)。でも自分もソロモンの時はそうだった、と。オギーからは正解はないといわれたから、毎日自分の感じるままに音楽に乗せてやっていたら、狂うというか一種のトリップ状態になっていた、と。

・会場からのプレゼントはストール×2(箱の大きさからして絶対ベルトだぜ!と思ったのは私だけじゃないはず)。今、巻物が流行っていて、ふと自分のワードローブを見ると秋冬ものしかない。「やっぱり喉を守りたいんですよね」と今回もやっぱり実用的なセレクト(笑)。二枚のストールを広げて見せて、自分の両肩にそれぞれかけて「どうですかえへへー」な感じてうれしそうなナツキさんがかわいかったです。

・抽選会の商品の中に、例の95周年フィギュアが入っていまして。それを見て「(ナツキ人形を)下級生のマイちゃん(久城あすくん)に似ています」と紹介(笑)。しかしアレいらんよなぁ。ここで思い出したムラの茶会ネタ。あのイラストの方は一応ナツキ監修が入っていて「私よく前髪ひとすじたらすんでたらしてください!」と取り入れてもらったそうな。

・そして東宝でもとなみからの手紙が。水さんとファンの皆様へ、と。簡潔ながら感謝の言葉と、「毎日水さんのやさしいまなざしにみつめられてしあわせでした」と。最後に「となみ」と署名していたのが、なんだかすごくかわいかった。となみ、お茶会でもしわせしあわせって、繰り返し言ってたもんなぁ(涙)。

・そしてナツキさんがムラと同じように、言葉を選ぶように淡々とぽつぽつと。もう楽屋前が白く飾られていて、今日の阪急貸切でも、トラピックスのキャラクターだったからインタビューがあって、そこで「あと6日がんばります」と言っていて、もうそんななのかと。彼女の存在が本当に雪組の誇りだった、みたいな事を言っていた、かな?(なんかナツキさんがすごく切なそうに見えてよく覚えてないのですよ)。

・今後の予定。AQUAコンの話で振り付けはもう終わっている、と。5月の頭に輝が東京に来て振り付けしたそうなのですが、その時には輝がもう全部覚えていてびっくり。でも輝は逆にこれから太王四神記の稽古が始まるから先に覚えないと!と必死だったとのこと。そんな風に輝に会って「あー輝だー」と思って、翌日楽屋に行くと「あー輝いないんだー」と寂しくなった。「星組さんの稽古場ですごい緊張していると風の噂で聞いています」。どんな噂だ(笑)でも、それだけ心配しているんだねぇ。がんばれ輝。

・次回大劇場公演の「鉄槌」が本気で読めなかったナツキさん「え?鉄、てっつち?」しっかり千葉女ー!本人も相当はずかしかったらしく「まずいです……はずかしい」と、真顔でくちびるかみながら恥入っておりました(萌)。でも「皆読めるのかなぁ、楽屋で聞いてみよう」と読めないのあたしだけじゃないよね的な弁解もしていました(笑)。

・そして全ツの話で「五年連続!もうスタンプカードとかほしい!」と。ほんともう年末まで予定が入っていて、忙しくて「でも私が忙しいということはみなさんもですから!」と。全国津々浦々是非来てください「(観光と観劇と)どっちがメインでもかまいませんので」。

・最後の挨拶はあんまり覚えていないのですが、あと6日がんばります、と相手役が変わり体制がかわりますが雪組一丸となってやっていきます、と。やたら覚えているのが皆さんの応援や愛を受けて、と言ってから「倍返しで返しますから!」と前のめり手振りつきだったのが、非常に愛らしかったです。




 これだけ書いてもなんか抜けている気がするなぁ。
 何はともあれ今回も楽しかったお茶会でした。「六実さんから幸せオーラがでている」とは一緒に行ってくれたみーちゃんの弁です。
 しかし朝から雨で、しかも終わってホテルを出たら雷雨で、ほんと期待を裏切らない人でした(笑)。……大好きだなぁ(何も言うまい)。




2009年05月25日(月)
リアルロリータ


 コレに今日はゆなひこ君と行ってきました(「今日は」の位置がおかしいよ!)(初日に一人でいった人)。いやでもほんといいですよ、ビールも食べ物もすごく美味しい。今週一杯開催中です。多分私もう一回ぐらい行ってしまいそうな、気が、する(……)。



 っていうかミーマイの役替わりなんですけど!なんですかアレー!
 つい昨日「もう1回みればいいかな、いっそ日帰りでいいかな」と思っていたのにこれでは2回観る為に泊まりで行かざるを得ない「ひどい男!」(かつき声)
 い、いやあ、みわっちさんが女装しなくてすんだのは大変に寿ぎたいですが(そしてみわっちさんのジョン卿はすごく楽しみ)、だからといって女壮(ジャスト変換)。ひょっとしてOn The 5thのマネキン以来なんじゃないでしょうか?で、当時の過去ログあさってみたら、マネキン判定を「左(下手)からナシアリアリオモロ」判定をしているんですね?あれ?と思って帰宅後確認したら、左(下手)から天勢・立樹・壮・音月でした……ええええ?アリ判定だったの私?(目コスリ)目を覚ましてアタシ!(昔の自分に喝)

 ええもちろんネタとしては大いにアリです、はい。


 そんなこんなで壮マト部緊急メール会談をした結果(業務中です)、壮マト部としては「戯れに入ったオカマバーでうっかり気に入られてしまった真飛部長(妻子持ち)」というコンセプトで、と決定しました。


 遠征計画を本気で練り直します。



[ユミコ茶メモ補足資料]

 バイヤー・ユミコのオススメ品

 っていうか、やっぱりほしいかも。





2009年05月24日(日)
今夜の私はキモいですよ。


 ナツキ茶でした。
 事前にマスク着用依頼通達が流れて、なんだものものしいなと思ったのですが、今回、ナツキさんの強い要望で久しぶりに握手会、という事情(本人に近づくのでできればマスクをしてください、と)だったようです。という訳でマスク着用、握手前に消毒という握手会だったのですが、何が面白かったってナツキさんまでマスク着用!だったんですね。もうなんてシュールな光景なんだ!

 もちろん、事態が深刻なのも、予防に越したことないのもわかっているので、本当は「面白い!」なんていうのは不謹慎かと思われるかもしれません。が、でも私は逆にそういう逆境にめげないというか、そこすらも逆手にとって、的な感じでみんなで協力して「ナツキさんの強い要望である握手会」が実現したことに、じんわりと感動したんですね。握手会の途中で、マスクを忘れたらしい男性が、強盗みたいに(笑)ハンカチを巻いて壇上にあがったとき、会場から「よくやった!」的な拍手があがったり、逆にマスクをしてない人に対してもスタッフさんが「大丈夫ですよー、気になさらないでー」と肩身がせまくならないように接していたり……。ほんと一言で言えばやっぱりあの光景は面白かったのですが、でもすごくいい空間だったなぁと。
 ちなみに昨日のユミコ茶では、インフル対策で逆に握手は中止だったのですが、そのために、スタッフの人が代替企画を打ち出してきたり、ユミコさんもすごく気をつかってフォローして、それで握手ないことが気にならないほど楽しかったり。ユミコさんも最後に「暗くならずにみんなの愛でインフルエンザをふっとばしましょう!」みたいな事を言っていて、なんかほっこりさせられたなぁと。
 どちらもアリだなあと思ったのです。結局、色々な意味で正解はない問題だと思うし。ただそこに、それぞれを思いやる気持ち(来てくれたファンを、スタッフを、ジェンヌさん本人を)があって、なんともいえず気持ちのよい茶会だったなぁと思いました。



 え?何このインフルトーク(さあ自分でもよく)。
 とりあえず事態が収束することを願っています。ナツキさんも「コンサートもマスク着用じゃ酸欠になるし!」ってゆってたし(笑)。



 そんなこんなで久しぶりの握手会だったのですが(東京では君愛以来)、なんだかすごく嬉しかったんですよね……。私のヅカファン(及びヅカヲタ)の主義はやっぱり「舞台至上主義(オフは二の次)(オフはネタ)」なんですが、ミズナツキさんだけにはこの原則が敗れるんだなぁと。いやあ久しぶりにキモかったよ私(自己申告)。



 茶会メモはまた後日。
 握手会のおかげで情報量は少なかったので(むしろいつもが多すぎる)
(笑)、多分、覚えていられる、かと……。自分の脳内メモリを信じて今日は寝ます。





2009年05月23日(土)
私ここにいるよ


 ユミコ茶に行ってきました。
 いや最初は二日続けて茶会はどうよと二の足を踏んでいたのですが、今舞台でモテ爛漫期を迎えている彩吹真央さんの中の人が、どういうことになっているのかどうしても知りたくて。もっと具体的に言うと彩吹真央さんの中の人にどんだけかわいくて萌え萌えはあはあできるのか確かめたくて(コラ!)、行ったのですが、いい方向に裏切られました(裏切られる云々の前にそもそも何かが間違っています)。思ったより関西人でした(トークがふっつーに面白かった)。そしてなによりも人間・彩吹真央さんにひどく心打たれてしまいました。い、いい人だ。なんかいろんな意味で感動しちゃったよ。す、好きになっちゃっても知らないんだからね!(誰に向かって何デレなんだか)


 以下、自分的に外せないメモ。


[ユミコ茶メモ]

・茶会の途中で中座する時があって、それを司会から指示されたときに自ら「ハウス!」と言っていた件(豆柴ポイント1加算)。

・AQUA5を家族に例えると?と問われて「チカさんはおとうさん、キムは弟、ひろみは……ペット(爆笑)、テルは……テルはテルだなぁ(なんか妙に納得)。(敢えて言うなら)妹?」
 で、このひろみペットの話を「ヒロミファンの皆様ごめんなさい」と言い訳しつつ、何故そう思ったのかを考えて「わかった!」と。曰く、二人とも四人兄弟の末っ子で、それでユミコ氏は「こいつになら勝てる……っ!て思っているのかも」。ああそうですね、すべからく犬は上下関係をはっきりさせる生き物ですからね……っ!(豆柴ポイント1加算)。

・プログラムにあった「お散歩タイム」に、「どうしようリード持ってきてない!」と焦るわたくし六実(豆柴ポイント1加算)(実態は客席を回ってのクイズありゲームありのコーナーでした)。

・声がだいぶ嗄れてしまっていたのですが、それで淡々と関西弁で(さらにポイント増)しゃべるものですがからかえってエロかったです。っていうかもうどこの「ラジオ深夜便」かと思った(耳に心地よすぎる)。

・そうかと思いきや「お散歩タイム」でイキナリ大喜利がはじまってどこの「笑点」かと思いました。いや、客席とのクイズ?ゲームコーナーでの客のボケっぷりとネタっぷりが半端ありません。

・そうかと思いきや、イキナリユミコ氏に「彩吹真央をテーマに川柳を考えてください」とふる辺りはどこの「NHK趣味の俳壇」かと……っ!ちなみにユミコ氏の川柳は「彩吹真央、みんなの愛で、生きているー!」。うわあ!

・そうかと思いきや、お気に入りのマッサージ器(プレゼントの景品で登場)を説明するときの宣伝っぷりにもうどこの「ジャパネットたかた」かと思った。




 なんだかネタばかっり話していますが、とてもいいお茶会でした(無理矢理まとめ)。




2009年05月21日(木)
夜の新妻


(一文字違いでなんか違う話になってしまった)(どんなんだ)。



[読んだメモ(まだパクるのか)]

 華の碑文―世阿弥元清(杉本苑子)

 ちょっと前にクマコさんから「借りっ放しの本が沢山あるからまとめて返すよ」と言われて5〜6冊戻ってきた中にあったのですが、これを貸した記憶も買った記憶も読んだ記憶もないんだけど!(笑)(ひとしきり「私が貸したんじゃない」「いや君に借りた」とやりあった)。という訳で読んだら思い出しました。世阿弥の話なのですが、後半その子供世代で元重と元雅の話が出てくるので、ああ、それで読んだのか、と(「更に狂はじ」ですな)。いくつか覚えている(思い出した)場面がことごとく衆道場面なのは自分でもどうかと思いました。世阿弥の一代記ですが、その弟の視点からなので、ちょっと淡々としすぎちゃっている気がしなくもない、かな。淵となりぬを読むほうが物語的には面白いかも(こっちは漫画ですが)。

 これを読んだ同時期に杉本さんの業平物を読んだ記憶があって、それがむちゃくちゃ面白かった覚えがあるのですが、さっぱりタイトルが思い出せません。当時すごくハマってあちこちに勧めまくった記憶が。っていうか君の読書はヅカがらみばかりかといわれればそうとしか……っ(笑)。




2009年05月20日(水)
プライマリキーはミズナツキ


 コレに行きたい。誰か行かないか(聞くな)(笑)。

(そういえば9月にも同じ場所でやってたの行ったけれどあれはアサヒビール主催だったから、スーパードライとレーベンブロイしかなかったんだよ。一応今回の方が本式って事かなぁ)。




[雪組メモ:思いついて帰ってこれなくなったメモ]

・水夏希でエロ詩吟

・次期雪組で「二人だけの戦場」(怒られる)(エロ詩吟は怒られることを心配しないのか!)
 ライラ=みなこ、ありきの発想なのですが、ミズナツキさんも十分ティエリー・シンクレア足りうる!と本気で思っているところが私のナツキ担としてのドリームの深さ(いっそひどさ)なんだと思います(うなだれ)。




2009年05月19日(火)
「これはお願いではなく命令です」


[伝書鳩返し]

・>となみ茶!思わず声をあげて喜びました!
 >どんなだったか知りたいけど、巡回範囲が狭すぎる(上に広げる元気も無い)ので
 >諦めていたところだったのです。

 わーお久しぶりです!となみ茶メモ、よろこんでもらえて何よりです。ほんとかわいかったのですよたのしかったのですよ。今朝も出勤途中に思い出してにやにやしておりました(キモ!)。
 アクア本は私もしばらく帰ってこれなくなっています(総じて私好みのナツキさんだらけです)(笑)。ナツキ茶、ご要望があればお声がけくださいませー(笑)。


[となみ茶思いだしメモ]

・カラマーゾフに再演希望が多いとかで、本公演でやるかもしれないという話が出ているとか。そのときは是非観にきてくださいねと言われたとのこと。うーん、となみず以外でカラマーゾフ……マトアヤでやれば良くね?壮一さんのイワンとかみつるのアリョーシャとかみわっちさんのスメルジャコフとか(!!!)(キタ!)。うわ俺いいことゆった!いいじゃん、あやねが「あたしお金のあるひとが好きよ」といいマトさんが「きみが泣けないときは俺が代わりに泣いてやる!」とかゆうの!
 しかしそう思うとヒョードルをやる人がいな……っていうかそこに壮一さんでいいんじゃないか、とか
(ぜんぜんとなみ茶メモじゃない)(笑)


[雪組メモ:キモ総見だよ全員集合!]

 ゆなひこ君とキモ(い二人が並んで観る)総見をしてきました。いや、でもあんまりキモくなかった、よ、ね?輝いないし、私も落ち着いてきたし(多分)。二人して赤いユミコ氏のウィンクにときめき、二人してブラックエルク先生の芝居をピン穫り、二人してちぎた総督に誰の心にもあるMを(ありません)ぶるぶるふるわせて帰ってきました。

 以下、思いつくままメモ。

・さんざモテ期だと騒いでいますが、ユミコ氏が今までと何が違うかというと、明らかにペン先(主線)が変わっている気がするんですよ。もう丸ペンじゃない、いっそ掲載誌が違う(笑)。しまったぜんぜん説明になっていない。

・あのにゃんこがいる猫カフェはどうだろうと考えたら戻ってこれなくなってきました。

・ゾロはレディゾロ=ロリータって気づいている、でいいんだよね?私は総督の執務室で最初から気づいているとおもっているんですが(太刀筋で見抜く、とか)。そう思うと気づいていてあんな「キスをするにはふさわしいが」を仕掛けているのかと思うと、いったいベガ家のぼっちゃまはスペインでなにを学んできたんだかと小一時間ほど(笑)。

・そんなベガ家のぼっちゃまの芝居が変わった気がします。冒頭のスペイン兵にまわされているところの、怒りが露わになってきたというか(前は呆然の方が強かった気がする)。

・ずっと気になっているのは両親を殺された事に対するディエゴの感情が見えにくいことなのですが、あれは必死にほかで紛らわせているという気がしてきました。だって「先に囚人たちを助けろ」っていうアレハンドロ・ベガの息子でしょ?両親を失った悲しみ(=自分の悲しみ)の前にすることがある、とうっすらと思っているんじゃないかなぁと……ごめん、実はディエゴにすごいドリーム詰め込み始めています。続きはSSで。

・最近はブラック・エルク先生の芝居に引き込まれています。死んだベルナルドを抱えて、髪を整えてやって、その手をとって、ふとそれを離すと、ぱたり、と力なくベルナルドの手が落ちてゆく。それを「ああ、本当に死んでしまったのだ」というように見送り、感極まる芝居が本当にぐっときます。

・そんなブラック・エルク先生が廃坑で二度も人質になっているのはいかがなものかという件は「黄色を着ているからに決まってるじゃん」という結論になりました。だってナツキさんもブランチで「客席で黄色と白を着ていると目立つ」てゆってたじゃん(笑)。

・「どうして教えてくれなかったの、あなたがゾロだって」
 「そういうプレイさ!」

・「エレナ!ファナ!入稿の準備を!」
 (ディエゴに絶望した腹いせにディエゴ総受本を作るロリータお嬢様)
 (同人誌即売会を開けばゾロは必ず現れます(コスプレイヤーとして))
 (プリド家に使者を出せ!即売会を開くのだ!)
 (総督閣下、奥方様、スケブを書いていただけないでしょうか?)


 もどってこい、私(笑)。



2009年05月18日(月)
欲望にカラダが追いつかない


 この週末は土曜日:となみ茶、日曜日:昼観劇というスケジュールだったのですが、日曜観劇が終わったら、厳密には観劇中からありえないぐらいにgdgdに。ええー、別に今週忙しくなかったのに、たったこれだけでこんなにぐたぐたになるなんて(終演後に「言葉を捨てていいですか」と言うレベル=しゃべる気力ない)(つまり重症)。一緒に観ていたみーちゃん(アクアファイ部カミセン)に「六実さん、来週はこの辺でホテルとったほうがいいんじゃないですか?」と真顔で心配されました。い、いや、そこまでは、たぶん、大丈夫。




[となみ茶メモ]

 初めてオフでしゃべるとなみを見たのですがいろいろなことがクリアになりました。うつくしくて、聡明で、でもきさくで、ちょっと不器用でおっちょこちょいで。なんて愛すべき存在。ひとことで言えばかわいすぎた。こんなかわいい生き物をそばにはべらせている水夏希さんに本気で「ジェラシィィィィ!」(陰ソロ:水輝涼)


 びっくりしたのことはたくさんあったのですが、一番はとなみがマシンガンだったことです。すごいよくしゃべる。ふられなくてもしゃべる。司会の方もわかっているのか「ショーの話をどうぞ」「芝居の話をどうぞ」としかふってないのにとなみが次から次へとはなすはなすはなす、脱線しつつさいごには力技でまとめる感じで(笑)。質問→回答という形式でないので正直レポするのはしんどいのですが、覚えている限りメモ書き。相当意訳しているので、その辺は考慮してくださいませ。


・ゾロにしても岡っ引きにしても「もしかして先生方はわたしが男役をやりたがっていたと思っていた?」といぶかしむとなみ(笑)。わたしは宝塚の娘役が好きで、娘役らしいものをやりたくて宝塚に入ったのに、と。

・集合日には、今回新調の衣装のデザイン画が渡されるとか。それで岡っ引きの衣装を見たとなみ「……?水さんのが混ざってました」と隣にいたナツキさんに渡してしまったほど。それをそのナツキさんとさらに隣にいた御大に「それ、となみのだよ」とにやにやされて「ええ?」

・そんな岡っ引きで「調子に乗ってしまって」いるとなみ。いつぞやは草履が脱げて……と話の途中で「あ、千秋楽の話じゃないですから!」とフォローになってないフォローを(笑)。

・で、もどって草履の話。あるとき草履が両方ともスパーンと脱げてしまって、どうしようかと思ってたけど、今回のキャラクターならありかと、両手でそれを持ってそのまま「わー!」とナツキさんに迫っていったとか(笑)。

・さらに「調子にのってしまって」いる岡っ引き。上手でぎゃあぎゃあやっている時に、オケボックスに落ちそうになって、同じ岡っ引きのおっくんが「おい!しっかりしろ!(ちょう男前声)(真似るとなみも男前)」と片手でぐいっと引き上げてくれたとか。さすがに研12にもなってオケボックスには落ちたくなかった、と九死に一生を得たとなみ。

・最後なので初舞台から思い出を振り返ってみてください、的な質問から、初舞台ロケットの話。84は宙組お披露目の時で、いわゆるロケットのお姉さんはいなかったんだとか。初舞台生と先生だけで、完全に目隠しされた教室で(初舞台ロケットの稽古は稽古場披露までは隠さなくてはいけないトップシークレット)、厳しい稽古を繰り返していて。その時、中の一人が泣いてしまったとか。その子的には、泣いた事に皆も同調してくれて、皆で泣いて青春!みたいなのを期待していたのに「個性派ぞろいの」84、全員しれっと「それで」な反応だったとか(笑)。そして今でも同期会をする度にそのネタで盛り上がる、と(ひどい)(笑)。
 で、この話をしながら「(初舞台生の厳しさを)ほんとこのあいだのキミハブレイクみたいな感じで……って!ちょっと話脱線していいですか?」と、そこから「朝からステーキ」の話に。

・本当は収録はもっと長くて(前楽の日の夜だったらしい)(うわあ)、もっといい話もたくさんあったんですよ?それなのにステーキばっかり取りざたされてすっかりワイルドな感じで……とちょっと憤慨するとなみ。

・そもそもステーキは、ベルばらのプロローグの青きドナウの岸辺に、をノーブレスで歌いたかった。それで声楽の先生に(歌うための体力をつける方法を)聞くと「お肉、食べなさい」と。それで単純に「じゃあステーキで!」と(笑)。朝から、なのは今回の公演もそうだけれど、とにかく大休憩も化粧替えがあったりとかで食べている時間がない、それで単純に「じゃあ朝食べればいい」と。「それでお肉を焼いて、食べて(ここまで身振り手振りつき)……あ!タカラジェンヌは本当は霞をたべているんです!」遅いよとなみ(笑)。

・そんな風に脱線しつつ、もとの質問に戻って「というわけでいろいろあった12年間でした☆」うわあ、初舞台とステーキだけで12年間の思い出をまとめやがった!(爆笑)

・今回のフィナーレでのせり上がりからの場面が、本当今までにありえないぐらい長い場面で、娘役でこんなに長い場面をもらえて……と感無量になりつつ、でも稽古が大変だったと。振り付けの日、風邪気味だったとなみはマスクをつけたまま稽古していたら、「酸欠状態になってしまって!」と(笑)。

・で、最後にナツキさんと組む段になった時、ナツキさんが開口一番「……マスク、とったら?」「そおーーーーですよねー」と、指摘されて気づくとなみ。風邪とかいっている場合じゃないですよね、と。「そおーーーーですよねー」なとなみがものすごくらしかった!「しっかりした相手役さんでよかったです」的な事もゆってたよ(笑)。

・お茶会日の公演トラブルで、優男の場面でナツキさんのマイクが入らなくなったそう。一応スタンドマイクもあがってきたけれど、こういう時はまず相手がフォローする、と。それでその日のロリータちゃんは(自分のマイクでナツキさんの声が拾えるように)やたらひっつきむしだったとか(うわあ見たかった!)。

・今回は自分がナツキさんをフォローしていたけれど、逆に自分もフォローされることもあったとか。今回のレディゾロの衣装のように、娘役は胸元が開いた衣装はあまり着ないので、そこにつけたピンマイクがはずれてしまった。それをナツキさんがキスする時にこっそりつけてくれたとか。

・そんな風に宝塚の舞台で、そういうトラブルの時、相手役を、ひいては皆で一丸となって対処していくのが、本当にすばらしいな、と思うとなみ。

・今までで一番思い出に残っている役は、と聞かれて「皆好きですが、ブレンダちゃんが……」と。あの役でファンもすごく増えたんだとか。しかし「娘役らしい娘役」にあこがれて入ったのに、そんな体当たりな役ばかりで、と苦笑。とばされる役が多かったので、ドレスの下にニーパッドをつけて出た公演が7〜8回あったとか(笑)(グラフでも出てましたな)。ベルばらの時はさすがにとばされないだろう、と思ったら、子供を奪われる場面でとばされて(笑)。ちなみにローラもとばされていたけれど、あれはミニスカートなので、ニーパッドできませんでした、と(笑)。「そんなわたしが最後の公演では水さんをとばしているわけですが」……オチがついちゃったよ!(笑)

・プレゼント抽選がすごい当選数で、それで抽選箱から引いては名前を読み上げていくんですが、なんかそういう細かいのもいちいちおかしくてかわいい。一挙三十名、となったときは、がっと箱から引いて、自分でテーブルに縦横にきっちり並べて数え始めたり、当選品にサインを入れるとき、ポスカのインクがでなくて、ものすごい勢いでとんとんとんとんペン先をたたきつける様とか(包丁でたたいているのかっていう勢い)。

・お客様からのプレゼントはその日着ていたワンピース。目録を読み上げて、「今日のワンピースでーす」とえへへへ笑いながら舞台上で、下手に行って「ありがとうございまーす」と裾をつまんでおじぎ、上手に行っておなじようにお辞儀してさらに「わーい」と回転までしてた!

・歌のプレゼント。自分でもすごく気に入っている曲で、とカラマーゾフから「心の中の神」を。この曲ですっとグルーシェニカに入っていったのを見て、今更ながらああ、となみは本当に「役者バカ」(ほめ言葉)だったんだなぁと。岡っ引きでしきりに「調子に乗ってしまう」と言っていたし、グルーシェニカの話をしていて「でもあの笑い方はやりすぎだと思いましたが」とも言っていたし、本人そういうやりすぎ、調子にのりすぎ、というのをわかっているんだろうけれど、いざ舞台にあがると舞台の空気でぐわっとのっかっていってしまう。そんな役者バカ(ほめ言葉)だったんだなぁと。

・最後の挨拶で、今までをふりかえって(今まで)「いっぱい泣きました」(このときのふにゃーと泣き顔のとなみがちょうかわいかった)でも本当に今がしあわせで、しあわせで、と……すみません、ちゃんと覚えていないのですが、とにかく今がしあわせで、しあわせだからここから去るのが怖い、でもしあわせで。としあわせと感謝にあふれた言葉でした。

・そんな感じでしんみりした空気を払拭するように「最後にもう一曲、歌いながら退場します」と言ったので、てっきり「ビバゾロ」でも歌うのかと(明るい曲を歌うのかと)思っていたら、エリザから「わたしだけに」を。しかも最初は感極まって、歌い出せなかったとなみ。うわあもう前奏だけで泣きそうになったのに、もっと泣きたくなるじゃないか。そしてエリザベートとして「わたしだけに」を歌いあげて退場、のはずが出口にたどりついても曲の後奏が残っていて、「まだ曲が終わらない〜」とばかりに退場口でぴょんぴょん飛び跳ねたりおちゃらけたりして間を取るとなみ。もーかわいすぎて涙が出てくる。


 とにかく楽しかった。ほんと、ぜんぜん伝え切れていないと思うんですが、本当にかわいくて、うつくしくて、聡明で、おかしくて……ほんとにほんとに楽しかったです。今更ながらとなみがいなくなることが、すごく寂しかったけれど、でもそれ以上に楽しかったしかわいかった。いってよかったー!となみ好きだー!





 そしてナツキ担として、そんなとなみが傍にいてくれてほんとしあわせだったと思いました。そんなとなみず語りはのちほど(うっとおしいので予告しておきます)(笑)。




2009年05月14日(木)
内訳:MとドMとドM


 仕事が定時であがれたので、サバキで新公参戦したら、ナツキさんが舞台にでてきてちょうびっくりしたうれしかったです(消し線入れるのそっちかよ)。

 ええっと、懺悔室の教会にガルシア達が追ってくるところで、いきなりベルばら衛兵隊士×3が現れて、あれー?そんな衣装変えなくちゃいけないほど体格差ある人いたっけと思ったらアクア123で(!)。ゾロは一人じゃないよな、俺が見たのは○かった!いや俺が見たのは□かった!と2と3が言いあいしているところに、1さんが「違う!本物はアゴが長いんだよ!」と(身振り手ぶりつ)(爆笑)。そのまま「ガルシア軍曹に怒られる!」と銀橋かけぬけていって、最後にナツキさんが振り返って2階に投げキス……(あ、今むっさんキモイ)。しかしこの去っていく三人が妙にコミカルでとっさに上から順にドロンジョ、ボヤッキー、トンズラーと配役……ごめんいつものごとく話がそれた。

 しかしびっくりした。昔の歌劇とか見るとそういうのがあったって紹介されていたけれど、実際に観るのはもちろん初めてでございます。


 以上、前段。
 本題!


[雪組メモ:S(しずる)とM(みなこ)の新公メモ]

 しずるもみなこも普通に好きで、本公演を見るだけでやくしゃだなぁと思わせる二人なので、すごく楽しみにしていたのですが……、あ、あれ?期待しすぎたって奴?なんかしっくりこなかったんですよね、最初は。みなこ嬢は芝居がリアルすぎて浮いちゃってたし、しずるもなんかから回っている感じがして、とにかく空気がちっとも落ち着かない感じ。個々の技量としては決して悪くはないんだけど、ものすごく居心地悪かったな、と。ちなみにその中でしずるでよかったな、と思ったのは実は優男です。本当は新公学年なら、あの三役(笑)のうち、やりやすいのはディエゴ(若さを行かせる)→ゾロ(今もっている男役芸を精一杯出します)→優男(やっぱりコメディは難しいよね)、だと思うのですが、実はその優男が私的には一番しっくりしました。みなこは台詞を言って芝居をしているときより、台詞が無いときの細かい所作がすごく「やくしゃ」で。あと、一人だと浮かないから、「愛は引き潮」がみなこらしい味付けでなんだか変に面白かったです。そのリアルさが裏返しで笑える、的な感じかなぁ。
 そんな感じに居心地悪く観ていたんですが、そんな空気がアクア123の登場でがらりと変わって。や、そんなの変わるの当たり前ですよ?でもそこでえらかったのは、その後のまなはると君たちがその変わった空気を自分達のものにしていったんですよね。「のみをつぶして」も本公と何が違うってわけじゃないんだけど、すごくウケてて。あの好機をのがさなかったのはほんとエライ(っていうか特出を差し込んだ場所もドンピシャだったんだと思う)。まあもちろん、新公の主役は彼らなんだから場をさらった、っていうのは確かに否めないんだけど、私的にはそこから盛り返したんでよしとします。
 空気が変わってからは俄然みやすくなって、みなこの(私的には)しっくりこなかった台詞がちゃんと舞台に刺さるようになった。ワカンタンカの洞窟での「言葉を捨てるわ」はやっぱり彼女らしいリアルさと重さを含んでいるんだけど、それが浮いていなかったんですよね。ちょうど話の流れ的にシリアスになっていくところなせいかもしれないけれど、とにかくそこ以降のみなこはすごくよかった。最後に銃殺に科せられる場面の凛としたたたずまいとか。
 後半のしずるでよかったのは、銀山でのワカンタンカのとこ。あの嘆きの歌にすごく打たれた。なんかそこで急に、この新公がゾロがヒーローになる為の物語に思えてきて。そしてその後の「ビバゾロ」で称えられる場面とかも、なんかそういう印象でした。もちろんゾロは最初からヒーローでなくちゃこの話はなりたたないんだけどね。でも最後にそうやってすとんと落ちた感はありました。ディエゴでもゾロでも優男でもなく、その三つがひとつになった最後のディエゴが一番、香綾しずるとして素敵だったというか。そう思うと、前半は割と分散されちゃっていたのかなと思った次第。

 ちょっと辛口ですみません。でも舞台のナマモノ感を味わえて面白かったです。新人公演ってもちろんそれぞれの技術の研鑽であるとは思うのですが、やっぱりあの空間をどこまでモノにできるか、という場な気がしてきました。私的判断だと、空気さえ掴んでしまえば、技術が多少不安定でもなんとかなるもんかと。それが舞台の面白さかなと。


[雪組メモ:SM以外の新公メモ]

・そんな風に(私的に)居心地悪い空気を終始すくってくれたのが、凛城君のメンドーサでした。いや、役的が端的に出していきやすいせいかもしれないけれど、彼の芝居とか台詞回しとかがこの舞台にぴったりと収まっていた感じです。う、うまい、よ、ね?正直「もっさりしてんなぁ、なんで二番手?」と思っていたのですが(こら)、意外な発見でした。あいつ痩せたら世界を革命するぜ?(こらこら)

・噂のさゆちゅわんのカタリーナは確かにすごかった。が、みなこ同様「舞台あらし」だなぁと思いました。誉め言葉でもあります。さゆちゃんは、もうちょっと周りに合わせると(あるいは周りがさゆちゃんのレベルに(技術点と言う意味ではなく次元的階層として)合わせると)、もっと面白くなると思います。でも詩風君との夫婦漫才はおもしろかったです。普通に脚本としてアリでした。そんなプリド農園コーラス隊で、さゆちゅわんが歌い始めたときも相当おもしろかったのですが、詩風君がマラカス揺すりながら歩き始めたときには「ちょ!二人同時に攻撃しないで!」とガタガタ震えました(笑)。

・そういえば今回、ハルキ=アズサの話をしていないのですが、あんなに騒いでいたのに今回本公で全然センサーにかかってこないんですよ……が、新公は違いました。インディアンでまたしても「前髪あるだけで男前と当社比20パーセント増」を披露した後、スペイン農園主でつるっとオールバックでくどい小芝居を繰り広げておりました(笑)。ちょうどさゆちゅわんと一緒にオペラでピン取れたので、くどいくどい(笑)。やっぱり俺、ハルキ=アズサの事好きだなぁと思いました。

・舞羽美海ちゃん(雪組の最終兵器)のとこに透水さらさちゃんが入っていたのがツボでした。わかってる!




2009年05月12日(火)
時間なんてここにはない


 明らかにGWからの蓄積疲労です。ぐにゃん。


[伝書鳩返し]

・> あの信玄のデジャヴ感は、中井貴一か!!(膝打ち)
 >六実さんのおかげですっきりしました。
 >私もあのヅラはいただけません。
 >でもたしかに、全体におっさん風味なところはツボ。

 同意ありがとうございますー(笑)。いや私の周り若い子ばかりで伝わんなかったんですよ……(笑)。でもあの信玄はヅラ以外は割と素敵だと思うんですけれど、ね(盲目)。
 思わず私もおとめを見ました。ほんとだ!(北翔さんの集めているもの:津軽塗、漆器)(笑)


[雪組メモ、というか色々]

・それでは皆さんご唱和ください
 「豆柴のMはモテ期のM!」

・あちこちにご協力いただいたおかげでアクアコンを観にいける事になったのですが(ありがとうございました!)、がどんなに考えても自分がその場にどの面さげているのか想像できません。いや、だって私そういうタテノリできるキャラじゃないし!絵麻緒さんの時も行ったけどあの時はまだまだ二十代だったし!そもそも基本スタンスがにやにやにえにえもえもえしながらタカラヅカを観ていますなんだから、そこで何を発散しろと!……その辺も込みですごい楽しみです(笑)。

・しかしチラシの裏にある、当初はなかった(よね?)「オリジナルメンバーによるラストコンサート」が非常に気になっています。え、まだ続くの……?あくあ1担の癖にといわれそうですが、正直もう十分かなぁと。もう十分役目を果たしたと思うし、これ以上は舞台に支障がでるんじゃなくて?(なに口調?)そりゃ、色々活躍するのは嬉しいけれど、やっぱり見たいのは舞台だもの……。余談ながら私が考えるAQUA5の経済効果(違)は、一におうきかなめさんの意識改革、二にあやぶきまおさんのブラッシュアップ(ええ?)、そして小声で言うと「はたらくおねえさんの商品化をやってしまった」です……まあ、独り言です。

・星組たいおーしじんきver.2の「ver.2」は単なるソフトウェアアップデートなんじゃね?不具合改修なんじゃね?つまりマイナスがゼロになるだけだからそんなに変わんないんじゃね?という話にクマコさん(同業者)との間で決まりました(笑)。

・まりのゆいさんのふぁーよむは、大神官の後ろのコーラス隊って事ですか?(花組のプログラム買ってないからその役があったのかもわからない)。

・今朝のスカステニュースで流れたおやびんの「疵」が素敵過ぎた。おやびん抱いてえええ!


[読んだメモ(パクリ)]

 結局怪傑ゾロは面白かったので二回読みました(笑)。だって楽しいじゃないか、ユミコ氏の声で「罰として接吻だ」とか想像すると!
 この間キャトルをのぞいたら、こっちが原作として紹介されてました。面白いかなぁ。しかし「この商品を買った人はこんな商品も買っています」にちゃんとカラマーゾフが入っている辺り、ヅカファンって勉強熱心だなと思いました。

猫道楽
 その昔、無宿でタカミズ選書として紹介されていなぁと思って読みました(君の選書基準は一体)。……エロかったです(にこやかに)。っていうか長野まゆみさんの本は何冊か読んでいるんですが、その中で一番直接的だった、いや隠語比喩ばかりだから直接的ではないんですが……自分で書いていても(!)思うのですが、やっぱり直球単語を使わないほうがエロく仕上がるんですよね……(話がそれた)。
 最後の女装話がすごくかわいくてお気に入りです。そして白猫「牡丹」の話を壮マトで。


 最近また読書欲が出てきました(多分劇場に行く機会が多い=移動が多い=移動時間と空き時間に読書)(笑)。





2009年05月10日(日)
「君がとてもすき、だいすき」


 ギネスは瓶より缶の方が美味い気がする。気のせいかなぁ。



[伝書鳩返し]

・>小栗判官は、一人っ子AB型動物占いはペガサス(@自己紹介ソング)
 >なのではないかと思うほど、
 >ドSなキャラ立ての壮さんそのもので、
 >ドMなファン心理を試されている気がします。
 >まさに第3の目です。(笑)

 初日報告ありがとうございます!なんかえみさんからも幕間に(早)恐慌メールもらって、ちょ、何がおこっているの!と。もちろん青年館で観ますよー。現在観劇予定を練り直し中。っていうか東宝もちょうど楽週に当たっているのでどう配分すべきか割と本気で悩んでいます。なんでそんな日程で当てたんだ、そうかそれもそういうプレイかそうか(真顔)。




[雪組メモ]

・昨日クマコさん(初見)と観たときに「で、ゾロは何人いるの?」と聞かれました。そっかー、私ムラ見てるから、ゾロの影=ベルナルド=一人って算段つくけれど、東宝初見だと、ゾロの影=ベルナルドは執務室まで明かされてないから、「何人?」って聞いてもおかしくないなぁと目ウロコ。そう思うとそこもムラ⇒東宝の改良点だなぁと。


2009年05月09日(土)
黒猫美容室



[雪組メモ:コネタ]

・「教えてくれお前の正体を」
 「お前が思っている男だ」
 「そうか……フェリペ神父か」
 (ええええ?)

・雪組のリーサルウェポン・舞羽美海

・「兵隊に追われているの!」が「変態に追われているの」に聞こえた件(あながちまちがっていない)(笑)

・死んだベルナルドを抱きかかえるブラックエルクがものすごくドラマティックな芝居をしていたのにクギヅケでした。「さあ釜を回すがいい」といわんばかりの。そんなヒロミ先生が大好きです。

・前回の星組の「さあ思う存分サヨナラモードに浸れ」な公演と打って変わって、非常にお気楽で楽しい雪組なのですが、でもそれだけに、時折その反動のように、なんでもないところなのに、「退団」の二文字がぶわっと振りかかってきます。うわー、なんか、今、すごく寂しくなってきてる!


 ね、寝ます。







2009年05月07日(木)
引き割り粥と山羊の乳


 うちに帰ってきてから三時間ぐらいぼーっとPCの前で過ごしてしまいました。なんて時間の無駄……っ。

(小声で)(47は明日やります)
(はりきってGWに仕込んだ意味なくなっちゃったよ…)


[雪組メモ:走り書き]

 ディエゴが草食系男子なら、ゾロは肉食系、そして優男は甘食系(そんな単語ありません!)。

 いやね、原作にディエゴが「蜂蜜舐めながら帳簿をつける」っていう話があるのですよ。それ読んで「やっぱり!」と(いや当時はそういう習慣なんだろうよ)



 オグリ稽古場を見ました。明らかに第3の目が開いていましたおっかねえ!(ガクブル)


2009年05月06日(水)
ツールがない


 GWが終わったと思うと寂しくなるので、五連休が終わったと思うことにします(その違いは何?)
 民放関連は全然追いついていません。とりあえず観たものと読んだもの。


[雪組メモ:錦絵メモ]

・とりあえず東宝版のナツキ信玄のヅラはナシだと思います。脳内検討の結果、あのヒゲに合うのはやっぱり坊主頭なんじゃないかと。

・でもあのヒゲはアリです。あの佇まいも。っていうかどうしても中井貴一の武田信玄を思い出します(目が細いから?)(うん)。

・ナツキさんの日本物化粧が観るたびにマイナーチェンジしているような気が、する、よ?(幹部部屋で相当ツッコまれているんだろうか)(笑)。

・銀橋でのとなみがやりたい放題です。「そって遂げたい恋心」で、両人差し指でほっぺつん、としたり、超至近距離投げキッスしてたり。ちなみに←には「俺に惚れると怪我するぜ」と果敢に対抗してたナツキさん。打ち合わせナシとゆっていたので(@ナウオン)、がんばれナツキさんと手に汗握っておきます。

・ユミコ氏の足を見るなら白波五人男じゃなくてソーラン節なんだと今更ですが気付きました。やっぱり「見せようと思って見せている」ものより「見せようとしていないのに見えちゃっている」方がより萌えるよねぇという話(はい?)。

・しかし青天させたらユミコ氏の右に出る人いないなぁ。なんかシケ髪のなびき方もほかの人と違う気が(笑)。

・菊人形の場面がすごく好きです。場面もそうですが、曲がものすごくいいですよね。ムラで初見の時にいづるんが麻樹・舞咲タッグ(女子プロ)を引き連れてきていたのを観たときに、興奮したのは言うまでもないですが(笑)、この3人の歌もいいし。あと、となみに菊「人形」っていうのは個人的にズバンと来ました。

・桜のボレロのあさきゆめみおねえさまが大概です(笑)。いやなんか遠目に見てもひとりだけ動きが違うんだよ。表情がハレンチなのは舞咲ですが、動きがハレンチなのはあさきゆめみおねえさま、ここ、テストに出ますから。


[雪組メモ:ゾロメモ]

・少数派かもしれませんが、実はベガ家のぼっちゃまが一番好きです(ゾロでも優男でもなく)。まあ単純にかわいいなぁというのもあるのですが(更に少数派)、おそらくは彼が母親から受け継いだであろうインディアンの生き方、みたいなのが垣間見えるのが。「生きていることがこんなにも幸せなのかと涙が出てくる」ってそうそう言えない台詞だな、と。でもそこまで脚本には書き込まれていない所が残念かな、と(腕まくり)(いつものアレをやる気です)。

・優男が微妙にバージョンアップしています。なんかいちいちちょこちょこ台詞が増えていてカワイイなぁと(はいはい)。昨日の阪急貸切の時に「地獄に落ちろ」でメンドーサの襟持って、それ咥えたって聞いたんですがマジで!(笑)。

・でもこの場面は途中で視界に入ってくる未沙のえるさんに持ってかれます。あの人卑怯すぎる。

・メンドーサ大佐の悪人っぷりが東宝来てから明らかにバージョンアップしています。気持ちいいぐらいの悪人っぷり。

・でもムラの時から思ってましたが「男の命がよみがえる」ってどうかと……っていうかそういう意味にしか取れない(そして脳内で繰り広げられる「ぼくのかんがえるめんどーさたいさがこうなるまで」大会がそういう方向にしか行かない)(私のせいじゃない)。


 そんな感じに既に3回戦消化しています(早)。芝居もショーも何度観ても飽きない感じですごく楽しいのですが、それゆえに何回も観なくても大丈夫かなぁという気と、あと真顔で言うと何回観てもすき過ぎることには変わらないよなぁと思っているので、今回は、前回みたいなやんちゃはしないはず……い、今はそう思っているんだからそういわせといてください(笑)。



[GW読んだメモ](パクリか)

 飛龍伝―神林美智子の生涯
 壮マト部課題図書なので読みました(笑)。もうほんと宝塚では無理なのはわかっているけれど、やってほしい。桂木が壮一帆すぎる……っ!

 快傑ゾロ
 おおおお面白かったんですけど!本当に冒険活劇。ナツキさんユミコ氏となみの声でがんがんに脳内再生しながら一気に読了。私は映画の方のゾロを全く知らないのですが、結構細かいエピソードとか全体の方向性はこの原作から取っているんだなぁと。ちなみに原作だと完璧に「ディエゴ(=優男)/ゾロ」のリバーシブルです(宝塚版だとディエゴ/優男/ゾロ)。ディエゴ(=優男)が普通にかわいいです。

 宝塚おとめ2009(ええ?それも)
 気になるとこだけざっと流し読み。
・壮一帆さんのアレにはもう全世界がツッコんでいると思うので、敢えて触れません。ちょうびっくりした(触れてるよ)。
・表紙のナツキさんのメイク(インライン全盛期)も敢えて触れません。趣味:普段メイクの人だからね……(だから触れてるよ)。っていうかナツキさんの趣味:普段メイクってM故の一種の自傷行為
・そんなナツキさんが好きだった役に「ネロ」を挙げていないのが思いっきり意外でした。ドリーム入れると「それはもはや役ではなかったから(同化)」って事かなぁ。
・気になる人は一通りチェックするのですが、その中で森咲かぐやさんのやりたい役「くのいちのような役、スパイ役」が気になって仕方ありません。気になりすぎて、昔のおとめを見たら2004年から書き続けてました。しかも、去年からそれじゃわかりにくいと思ったのか「スパイ役」を追記してありました。なんで今まで気付かなかったんだおもしろすぎる!
・夢乃君のを観ながら「麻尋がいたら好きだった役にやっぱりヴィロンスキーを挙げたかなぁ」とちょっと寂しくなりました(いやどうせ「今まで頂いた役全て」だよ)(あ、そうか!)






2009年05月04日(月)
明日は私にだってあるのよ


 今年のGWは公演中なので帰省はしていません(笑)。
 昨日も一昨日も酔っ払って気付いたら寝ていたというダメなGWを送っておりますが、とりあえず、一昨日観てきた雪組と、昨日見てきた花組の話を。


[雪組メモ:東宝ゾロ変更点メモ]


 初日を観ていたゆなひこ君たちから聞いてはいたのですが、かなり変更入っていました。しかもそれが概ね改良で、うっかり感心。
 以下、主な変更点とわたくし的見解。


・変更点1
 ディエゴがゾロになるくだりがわかりやすくなっていました。いや、ムラで観たときは長老に諭されワカンタンカで洗脳されて(!)ゾロになった。しかもゾロなったら明らかに性格変わっていて調子のっちゃってて、もうベガ家のぼっちゃんたらどんだけ素直で単純なの!とニヤニヤしてたんですが(それはそれでアリだったんですが)、東宝ではゾロとして人々の為に戦うが、確乎としたディエゴの意志というか、ディエゴの感情の自然な発露に見えて、すごく自然だった。その後のゾロになってから人格変わっているのも、自分の意志がそこにあるから姿形だけでなくゾロを演じているっていう風に見えてね(演じているだけに芝居かかっている)(笑)。とにかくそこはよかったな、と。
 という反面、やっぱりディエゴ→ゾロがあまりにも違いすぎて(笑)、つうかゾロの方がディエゴの本質なんじゃないか(スペイン宮廷で相当やんちゃしていた)とか、実はゾロのあの一連の言動すら長老とかがすでに用意した脚本なんじゃないか、ブラックエルクあたりがディエゴ様にいわせたい100のがセリフ集とか作って渡しているんじゃないかという疑惑が消えません。つか、インディアン達はみんなディエゴの事が好きすぎるよね、ワカンタンカの洞窟でディエゴ総受オンリーとかやっているよね、ああ!ゾロの衣装もコスプレって事か!
 ごめん話がそれた(いつものことだ)

・変更点その2
 ゾロのイケメン神父を救出のとこで、ゾロ退場で客席降りの件。私、ムラで観たときあのビバ、ゾロの場面が長すぎるなぁとちょっと思っていたんです。がこうして客席降りされると、観客巻き込む形になって長かろうが短かろうが劇場全体が「ビバ、ゾロ」の気分(いっそ気運)になっていいなあと。あそこは単なるファンサービスじゃなくて、舞台と客席の空気を一緒にするっていう意味でとても効果的かと思います。2階も巻き込んだのは大正解。
 戦う時にかならず指笛ならすのもめりはりあってよかったし、「神出鬼没」をちゃんと示すこともできたし。でもムラの上手下手で順番にでてきて、兵士達がわーわー、上下移動するのもすごくばかっぽくて好きだったけど(笑)。

・変更点その3
 銀山の人質がレディゾロじゃなくなった件も正解かなと。ほんとあそこは「なにしにきたのレディゾロ!(つかまってちゃだめじゃん!)」と客席中が総ツッコミだったかと思うのですが(笑)。でもそうするとレディゾロの存在意義がという問題もあるのですが、私は素直に舞台ではかかれていないけれど、その背後でレディゾロの活躍もあったんじゃないかな、と。銀山に向かう途中で陽動作戦として、ガルシア達を引きつけていたのがレディゾロで、でもそのガルシア達が逆にメンドーサ大佐が「おとり」として使っていたとか(もちろんガルシア達はそれを知らない)。そうすると、最後にガルシアにレディゾロが捕まって公開処刑〜の流れにもつながるかなぁと。

 以上、3点、これはいい変更だったなと思ったところです。前よりも冒険活劇の色合いが高まったかなと思います。



・しかし特筆すべきはちぎたがドSだった事です。ぎゃあ!いやあほんと素敵なドS総督でした。さすがSの代わりにはSを入れるという組替えだったんですね、わかります(違います)。ちぎた総督のわかりやすい悪者感と、ちょっとイカれた感じがすごく的確でした。輝とはぜんぜん違う役作り。どっちもアリです。面白い。こういう役代わりは見応えがあります。
 ちぎた総督とメンドーサの間にものすごい同族嫌悪感が漂っていておもしろかったです。お互いに戦闘キチガイが、権力キチガイがとののしりあいつつ、俺があいつを利用しているにすぎないとお互いに思っている。でもここはかけざんが発生しませんでした。輝総督とメンドーサの間には発生してたのにね(してたのか?)(ええ我々の脳内の中では)。
 とにかくちぎたすごい、ちぎたどえす、と終わった後ゆなひこ君と50回ぐらいゆってました(ワカンタンカのフレーズで歌ってください)。考えてみれば雪組さんてドS席は不在だったんですよね(輝がもう少しで着席予定だった)(蓮城まこと君はまだドSの予備高生)。そこから発展して、星組も今ドS席が不在なので、輝はそのポジションを取りに行けばいいって事です。


・ところでショーの方の菊人形のにわにわみずせは「菊花の契り」って事でいいんですよね?(ムラからずっと確認したくて仕方なかった)(笑)。




[花組メモ:全ツ芝居もショーもいっしょくた]

・コルドバを観るのは初めてだったのですが、シンプルな話でいい作品だと思いました。しかしシンプルすぎる故に、これを大劇場でやったのか、とかこれがサヨナラ公演だったのか、とびっくりもしました。

・真飛さんはほんと慟哭させてなんぼだな、と思いました。一番ぐっと来たのは、ラストの雪舞うなかさらしに差したドスで「ねえさん、これで組長の敵はうちましたぜ」と自らの命を絶つところではなく(まて、そんな場面ない!)(でも似たようなもんな気がする)、教会で「二人で白い小さい家に住もう」と言っているところです。あの場面の真飛さんの自分の涙を親指でぬぐいながらエバを抱きしめるくだりがもう本当にせつなかった。

・ところであの場面でエバはエリオが「死に征ゆこうとしている」事を察しているのかなぁ(またしても無駄な深読みが)。

・シンプル過ぎるゆえに、若手が割り食っちゃったかなぁという気が否めません。

・しかし真野すがた君がカッコよくてびっくりした。なにあの美味しい役!でもショーになったら相変わらずの口半開きだったので少し安心しました(何が何に)。

・あと主題歌が好きです。公演主題歌集で聞いたときもいいなぁと思っていたのですが。

・タキシードジャズぐらいから?(聞くな)まっつさんはダンサーなんじゃないかという考えが抜けません。技巧系のダンスではないのだけれど、男役としてものすごく「ダンサー」かと。芝居のプロローグのマタドール姿で、ぱっと目を引いたのがやっぱりまっつさんだったので。

・あとやっぱりれみれみが好きです(告白か)。

・私が観た回で、ショーでみわっちさんのピンマイクが外れて、途中でそのぶらぶらぶら下がっていたピンマイクを掴んで、まるで実際のマイクのごとく、こぶしきかせるようにノリノリで歌っていたのが面白かったです。そしてはける時に「ごめんねー!」と……あ、あのひと研いくつですか?(かわいすぎる)(実際私の後ろから「カワイイっ!」てリアルに声あがってた)

・ショーのパレードがデニムでなくて残念。っていうか、出てきた瞬間に「ど、ドラえもん!!」と気付いて客席で一人二つ折れに(笑)。





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