なべて世はこともなし
日記アーカイブ(インデックス)へ前日の日記はこちら翌日の日記はこちらアイルランド真実紀行へ


2006年03月30日(木) 東京オフ・場所決定

東京オフですが、「コース料理・2時間制」という某パブは却下しまして、「時間制限なし、コース料理なし」で同意してくれた、真のアイリッシュパブ(当社比)のパブでオフ会をします。


新しい場所は、大崎です。場所はここ


大崎っすか...。大崎って、山手線で言えば、鴬谷とならんでマイナーな気がします。なお、私、大崎の駅など行ったことないので、このパブがどこにあるか知りません。地図を見る限り駅近のようなのでがんばってたどり着いてください。


それにしても2時間って日本文化のキーワードといってもいいような気がします。飲み屋は2時間。結婚式の披露宴も2時間。ご休憩も2時間。


東京オフ参加者の皆様にメールを送らせてもらいましたが、いくつかが戻ってきました。もし、メールが届いてないという方は作者までご一報ください。


2006年03月29日(水) 東京オフの場所を予約しようとして挫折する。

日暮里の某パブ、本日予約するために電話致しました。電話に出てくれたのは、おそらく店長さんか何かじゃないかと思われる、私より年上の男性。


私:「お忙しいところすいません。席の予約したいんですけど…」
店:「本日ですか」
私:「いえ、ずいぶん先の話で恐縮なんですが、4/21なんですよ」
店:「何名様ですか」
私:「まだ、確定してないんですけど12から15人くらいになろうかと」
店:「そうですか、お料理のほう2000円コース、3000円、4000円とご用意させていただいておりまして、飲み放題は2時間で2000円、あ、お席のほうは2時間まででお願いします」



へっ?


毎回日本に行くたびに自分が悪い意味で日本語のうまい変なガイジンになりつつあると感じます。すっかり忘れてましたよ。日本って食べ放題、飲み放題とかいうシステムがあること。それはまあいい。どうしても納得できないのが、なんで2時間で追い出されるのだ!ということ。


ダブリンオフ、午後6時から11時まで、5時間にわたって皆さんといろんなことを話しました。いろいろな方がいて本当に飽きませんでした。その昔、別のパブでやったときは、昼間から8時間以上の超ロングランになったこともあります。


東京オフにしても、ダブリンオフに負けず劣らずの個性豊かな方がお集まりいただけるものと期待されています。なのに!なんで2時間でパブから追い出されなきゃいけないのだ。だいたいが、アイリッシュパブだろ。あんたら。本場のダブリンに住んでいる私が言うんだから間違いない。アイルランドにあるアイリッシュパブにはただのひとつも2時間で追い出されるパブなど存在しない。


…ね、これ、私の脳内では完全に論理的で理があるんですけど、たぶん日本にお住まいの方は、「何言ってるんだコイツ」とお思いなのではないかと。私の意見を水を飲み下すがごとく納得していただける方は、多分アイルランドに長く住み過ぎている人たちだと思います。


で、今、さらに別のパブを数ヶ所ピックアップしたので、追い出されそうにないパブを山手線内に探します。というわけで、日暮里は場所変更の可能性ありということで参加者の方はこの数日中に送られるであろうメールにご注意ください。お考えのある方は、早急に作者までメールを。ま、場所変えて二次会とかしてもいいんだけど、だんだん予算が膨らんでいく…。


追伸。表紙ページがごく一部の人に惜しまれつつ元に戻りました。個人的にはあの表紙ページ、好きだったんですけどねえ…


2006年03月28日(火) 5周年記念。ついに解禁?!Snigelの顔写真

5周年記念ということで、期間限定で表紙を変えたり、オフ会を開いたりいろいろしてきましたが、もうひとつ何か特別なことがしたいなと思いました。そして、三日寝ずに考えました(「三日三晩」ではないので誤解なきよう)。その結果、ひとつの決断を下すにいたりました。


Snigelの顔写真を晒し上げします。


はい。公開するとまず間違いなく読者さんの数が減ります。なんだか知らないけど、私のことをイケ面でいい男だと大誤解されている方がいるようで、そんな方に写真を公開する前にはっきりと申し上げておきますが、私、誰がどう見ても非モテ系のダメ男です。それを了承された上で、写真をご覧いただきたいと思います。


もうひとつ。写真がミョーに小さいですが、解像度を上げた写真を載せて、私の鼻の毛穴の数を数えても仕方ないという配慮からです。


それでは皆様、心の準備はよろしいでしょうか。どうか、がっかりしないでください。そして、コーヒーをキーボードに吹いたりしないよう、口の中を空にしてください。それでは参りましょう。これが、Snigelの顔写真です。









(この日記二回目のスクロールを無駄に使ってみました。無駄にスクロールダウンさせてすいません)。











はい。読者さんの反応は、二通りに分かれました。私の素顔を知らない人は「なんだこのオッサン」と思ったはず。そして、私の素顔を知っている人は、「プッ」と吹き出したはず。


そう、私の写真なんかじゃありません。いくら本名を晒しちゃったからといって、顔写真までネットに晒すもんか!そんな勇気も自信もないわい!だけど、この写真、本人も認めるほど、どっか似てるのよ。笑えることに。


本物のSnigelは、通常ど近眼なのでコンタクトレンズをつけていつものの、確かに眼鏡をかけているときもあります。ほんでつい最近試しにヒゲを伸ばしてたこともありました。で、目のあたりとかは確かに似てます。これ。ちなみに、私の髪はいちおうもっと短く、自称「今ふう」ですが。ただし、この写真の方のほうが、私より100倍くらい賢そうに見えます。


ちなみに、この写真はナイジェリア人の同僚がどっかのホムペで偶然拾ってきたらしく、「これはあんたの行方不明のおじさんじゃないのか」などというわけのわからん題名でメールを送ってきたものです。言わずもがな、私には行方不明のおじさんなどいません。この写真の方、多分、日本人じゃないと思います。


さて。


土曜日のダブリンオフ、25名を超える方に参加をしていただき、本当に本当にありがとうございました。非常に天気の悪い日でしたので、本当に皆様が来てくださるか心配でしたが、そんな心配はまさに杞憂に終わりました。まさに大盛況でした。ありがとうございました。


ほんで、ひさしぶりにパブに行って、久しぶりに大声で話していたら、途中で声が枯れ果てました。翌日、本当に声が出ませんでした。


25名の参加者の方の顔触れを見ると、2/3かそれ以上の人がアイルランド真実紀行オフに初参加の方ばかりでした。つまり…


リピーターが少ない。


これって、一度オフ会に参加されるともう二度と来たくないということなのかなあ…と思ってちょっと凹んでしまったので、参加者の人に聞いてみました。


参加者:「それって、みんな日本に帰っちゃったんじゃないの」


そっか。目からウロコが落ちました。そうだよ。ここに7年も住んでいるという人のほうが珍しいんだよなあ。5年前のオフ会に来てくださった方がまた来てくれるというのを期待する方がおかしいんだよなあ。しかも、永住されている方は、面倒くさがってこういうところにはあまり好き好んで参加されないような気もするし(私だったら面倒くさいので…)。そう考えると、別の意味で凹みました


ともあれ、参加してくださった皆様ありがとうございました。そして、東京オフに参加をされたい方、まだ間に合いますのでご一報ください。


2006年03月24日(金) オフ会、最終連絡。

オフ会。いよいよ明日です。おとといの日記にも書いた通り、ありがたいことに駆け込み参加メールが未だに届きます。ことここに来て、何人が来てくださるか掌握するのを諦めました(多分20人くらい)。かくして、場所をここに書いておきますので、仮に土曜日の午後6時にこのページに気づいたという人も歓迎です。来てください。場所は、ここです。






…まあ、ダブリンに5年も住んでるとかいう人でもない限り、このパブの写真だけじゃあどこかわからないですよね。これ、Jervis Streetと、Abbey Streetの角にあるT.P Smithsというパブです。


なんでここに白羽の矢が立ったかというと、最初に行ったこのパブの近所の教会ふうのおしゃれな某パブで、「食事をしないと予約はちょっと」と嫌な顔をされ、その足ですぐ近所のこのパブに入ったら喜んで予約を受けてくれた…といういきさつがあるのです。更に言うと、このパブには私、ちょっとした恩があります


パブの場所がよーわからんという、買い物はGrafton Streetにしか行かないというSouthsiderな方、O'Connell Bridgeに立ちO'Connell Streetを歩きはじめます。最初の信号をLUASの線路に沿って左折しAbbey Streetに入ります。400メートルくらい線路に沿って歩いた信号のある交差点の左側です。Jervis駅を過ぎたすぐの左側です。私にはこれ以上わかりやすい説明は無理です。何とかこの説明を元にたどり着いてください。


ここの狂暴な螺旋階段を昇った、二階に席を午後6時(5時じゃないです)より用意してます。私一人じゃ寂しいので、出来る限り6時ごろに来てくださると幸いです。なお、このパブはメシを出します。食べたい人は食べてください。食べない人は食べてる人をもの欲しそうに見ないでください(←自分自身に言っているという噂)。冗談はさておき、あれこれうるさく決めたくないので、ゆるい感じでやりましょう。


皆様とお会いできるのを楽しみにしてます。


2006年03月23日(木) あえて言う。ざけんな、このハゲ

Snigel宅の給湯システムおよび、暖房システムはオイルです。庭に、1000リットルは余裕で入ろうかという巨大なタンクがあり、タイマーでお湯を沸かしたり、家の暖房をつけたりしてるわけ。


で、この原油価格高騰の折、前回オイルを買ったときには、「次に買うまでにはきっとオイルの値段も下がるだろう」と踏んで、タンクをいっぱいにしませんでした。この判断が、思いきり裏目に出ました。


昨日の朝、お湯が、出なくなったのです。


Snigel宅、朝には定石となっている動きがあります。君の瞳は星だらけのおなじみフランス人(未だに彼女募集中。希望者は作者までメールを)。こいつが一番早く家を出るものだからまずシャワーを浴び、そしてそのあと私が浴び、ひでかすは夜シャワーを浴びる人なので、そのあと顔を洗うというのが定石。ちなみにもう一人のドイツ人はシフトワークにつき時間は不規則。以下の話をわかってもらうためにこの流れを理解しておいてください。


星だらけフランス人→私→ひでかす(洗顔のみ)


で、昨日の朝に話は戻ります。朝の6時30分に星だらけフランス人が血相を変えて人の部屋に駆け込んできたのです。繰り返します。朝の6時30分です。


星フラ:「Snigel、お湯が、出ない!」(半泣き)
私:「ああん?そりゃオイルがなくなったんだよ」
星フラ:「どうしよう」
私:「あとで大家に電話してオイルを手配してもらうよ」



家庭の事情で恐縮ですが(って今日の日記自体が家庭の事情以外の何物でもないのですが)、うちではオイルは大家が手配することになってます。言うまでもなく、金を払うのは私たちですが。


で、午後、大家に電話。出ない。


もう一度電話。出ない。


今まで大家に電話をしたら、一度たりとも電話に出ないということがなかったのでこれは非常に意外な事態といえます。


で、夜、三度電話。


大家:(死にそうな声で)「もしもしー」
私:「どしたの?」
大家、「卒中でぶっ倒れて、今退院したとこ」
私:「はあ…そりゃお大事に」



今退院したばかりのオッサンにオイルをどうこうしろなどということはさすがの私でも言えませんでした。蛇足ながら大家さん、あなた、いかにも発作でぶっ倒れそうな感じですぞ。これを機会に少しは体に気を配ってください。


そんでもって自分でオイルを手配したのはいいですが、当然のごとく、オイルで暖房ができなきゃ、お湯も沸きません。こういう臨時でお湯がいるときのために、Snigel宅では電気温水器も設置されてます。…なんていうとかっこいいですが、この電気温水器、実に使えない代物タイマーがついてません。温度調節もできません。つまり、オン・オフの機能しかないのです。


つまり、これを使おうと思ったら、オンにして、頃合いを見計らって自分でオフにする必要があります。もしオンにしてそのまま忘れるとえんえんつきっぱなしで莫大な電気代がかかるという罠(これ、ESB(電力会社)の謀略じゃないかと密かに私はかんぐってます)。こんなふざけたシステムですが、アイルランドの家庭の多くは未だにこんな感じなのです。ちなみに、日本でも流行の「オール電化」の家にすると、もう少しマシなシステムだという噂ですが。


というわけで、オイルでお湯が沸かせないということは、もし朝シャワーを浴びたいなら、朝早く起きてわざわざタイマーをオンにして小一時間待たなければいけないというわけ。私の場合、朝の5時に起きてタイマーを入れるという作業が必要なわけで。


私は、うすうす気がついていましたが、この星だらけフランス人は、妖怪シャワー魔人でした。というのも、お湯が出ないとわかるや、近所の(と言ってもバスで移動しなければいけない)友人宅に、昨日の夜、なんとシャワーを借りに出かけて行ったのです。


男のくせに、ありえねー。


こういうことを言うのもなんですが、彼、決して自分の見てくれに人並み以上に気を配っているとはとても思えないのです。着てる服はいつもくたびれてるし、ぶっちゃけた話、ママン(フランス語のつもり)がいないと何もできない感じだし。


まあ、ともあれ、昨日の夜に、この星だらけフランス人はわざわざシャワーを借りに行ったということを頭に入れておいてください。ほんで、今朝。私は労を厭わずに朝の5時に起きて電気温水器のスイッチを入れました。で、二度寝。夢うつつに、星だらけフランス人が起きてきてシャワールームに入っていくのを聞きます。で、出て来ない。


このハゲ、シャワーを浴びてるな!


はいはいはい。人の身体的特徴をあげつらってどうこういうのは反則です。だけど、彼がハゲであるという事実は、この日記を成立させる上で非常に重要な構成要件なのです。私、ハゲって別に悪いことだとは決して思ってません。


ともあれ正味の話、別に昨夜、わざわざ友達の家まで行ってシャワーを浴びたからといって、今朝、シャワーを浴びちゃいけないということにはなりませんよ。だけどさ、


なんで、男のくせにシャワーを30分も浴びれるのよ?


はい。ここで彼がハゲであるということが問題になってきます。彼、ハゲです。つまり(当たり前ですが)髪がありません。ゆえに、髪を洗う必要がありません。長髪の女の子なんかは、髪を洗うのに時間がかかって、シャワーに時間がかかるというのは分かります。だけどさ、ハゲのくせして(つまり髪を洗う必要がなくて)なんで30分もシャワールームに立てこもるんだ?お前は?まさかと思うが、映画、「アメリカンビューティー」の主人公みたいなことしてんじゃないだろうな。


なんでこんなふうに私が口角泡を飛ばして怒っているかというと、この星だらけフランス人がシャワーから出てきたとき、このアホタレはすでにお湯を使い切っており、私はお湯なしの水シャワーを浴びる羽目になったわけ。


朝の5時におきた私の苦労を無にして自分だけシャワーを浴びたこのアホタレとはしばらく口をききません(結構、粘着な性格してます。私)。いつもこの件では腹を立ててましたが、今回はかなり本気で怒ってます。つまらんことで怒るなとお思いの方、確かにその通りですが...。


2006年03月22日(水) 幻の一次会企画とは?

ダブリンオフですが、19日に参加申込を締め切った時点で、二次会の参加者はかなりの人数だったものの、一次会に関しては締め切った時点で参加希望者がたったの3名!


…こりゃ企画が悪かったなというわけで、オフ会参加希望者様あてに「一次会は中止」のメールを泣く泣く送らせていただきました(「オフ会に参加表明したにも拘らず、詳細メールがきていないぞ!」という方は、早急に催促してください。どこか抜けている私のことですので、数名は抜けていると思われます)。


なのに!締め切った後にも続々と送られてくる、オフ会参加希望メール。本日までに一次会の参加希望者は余裕で10人を超えました


だったら一次会十分盛大に開催できたじゃないかあぁぁぁぁぁ


一度中止といった以上中止です。「やはりやる」と言えなくもないのですが、オトナの事情によりそれができないのです(…って実は大した理由じゃないんだけど、一度「オトナの事情」という言葉を使ってみたかった)。


とにもかくにも、アイルランドご在住の皆様、今度オフ会をするときは、どうか、参加表明はお早めにお願い申し上げますちゅうかさあ、変なとこでアイルランド人の真似なんかしなくてもいいじゃないか…、日本人なんだからちゃんと事前に計画を練ってくれたっていいじゃないか…などと読者さんに文句を言うつもりは毛頭ありません。


で、ここで、幻となった一次会について語らせていただきたいと思います。この一次会、某Henry Street近辺にある中華料理店でやるつもりでした。…と言っても、あの野菜のマーケットをやっているどうしようもなく汚い通りにある、保健所の許可をも得ずにやっているような違法で、入るのがはばかられる中華料理屋じゃありません。


そう、あの近辺の中華料理店、全部が全部とはいいませんが、当局の許可を得ずに、外国人を不法就労させて営業している店も多いらしいです。当局によりお取り潰しにあっても翌日には再開しているとかいう話です(あくまで伝聞系)。大丈夫だとは思うのですが、衛生面とかではちょいとばかし不安になります。


そんな中、ちゃんとマジメに当局の許可を得て営業している中華料理店もちゃんとあるのです。値段も、上記のような違法な店に比べるとほんの気持ち高めですが、十分安い。なのに、表通りからちょっとばかし外れているばかりに閑古鳥が鳴いているのです。


ここ、読者さんから教えてもらって以来、何度か足を運び、そのたびに閑古鳥が鳴いていることに心を痛め、マジメにやっていておいしいんだから何とか応援したい!と思ってオフ会の企画を立てたのです。というわけで、クリフデンのB&Bに続いて「勝手に応援」企画の第二段です。


オフ会を予定していた中華料理店は、GPO(中央郵便局)からHenry Streetに入り、そのまままっすぐMary Streetを通過し、Capel Streetを過ぎて数メートル入ったところにあります(Mary's Lane)。






なんだか入口からして、正直言ってダメダメな雰囲気が漂ってます。でもおいしいんだな、これが。


中はせいぜい20人もすわれりゃいいんじゃないかというこじんまりとしたもの(当初発表した人数制限は、実はここから来ていたのです)。私のようなビンボー性の人間には、この程度の狭さの店が一番落ち着きます。


百聞は一見にしかず、ちょっと写真を見てみてください。ちなみに、いつもこういう場所で写真を撮ることははばかられるので、こっそりとフラッシュ無しで撮るのですが、何せ、誰もいなかったので撮り放題でした。















この店、酒などを入れてもひとり20ユーロも出せはいい加減お腹一杯になります(飲まなきゃ10ユーロちょいでも何とかなると思う)。Henry Street近辺にある違法な店に入る勇気のない方、または、ちゃんとしたおいしいものが食べたいという方は、この店、ぜひ試して見てくださいませ。


2006年03月21日(火) 靴を探してイギリスまで数百キロ...

うちの母親。意を決して去年の4月にアイルランドに私を訪ねてやって来ました(というかほとんど強制的に連行したという方が近いかも)。その折に、通りがかりのO’Connell Streetにある靴屋、Clarksで、靴を買って帰りました。おしゃれとか上品とかには程遠い靴ながら、実用本位という意味では本当にいい靴だったらしい。かくして…


母:「同じ靴買ってきて(はあと)」


…いくら気に入ってても同じ靴を買ってきてと頼むか。フツー?


さらに、こともあろうに靴のピンボケ写真を送ってくる母さすがはSnigel母です。行動が尋常じゃあありません。


で、実はこれ、3/14の日記にまったく違う主旨で書いてますが、この靴の写真を持ってClarksに行ったわけ。で、恥を忍んで写真を見せたところ店員さんは


店員: 「毎年商品は入れ替わるから、同じ商品はないねえ」


と言う。で、代替商品を見せてもらったが、新しい商品はおしゃれになった分履きやすさを犠牲にしていた印象を受けた。家庭の事情をばらすと、うちの母親、何やら足首を怪我したらしく、どうしても履きやすい靴がほしいんだそうな。というわけで、おしゃれに進化した代替商品は却下。


ここでまあフツーの人は諦めるのですが、この母あってこのバカ息子あり。ふと、どっかにこの商品が売れ残っているのではないかと思ったわけ。そこで私は、イギリスはチェスター近郊にCheshire Oaksというアウトレット村があることを思いだし、そこにはClarksもあったことを思い出す。マンチェスターに行くなら、もののついでにこのアウトレット村にまで行ってしまえ。


アウトレット村。日本にもあるようですが、これ、私には夢のような場所です。何せ、通常価格と比べていくら値引きされ、つまりはいくらお金をセーブできたかというのが、私が買い物をする上でもっとも大事なことなのです。年に2回しかセールのないアイルランドに住んでいる私にとって、年中セールをやっていると言ってもいいアウトレット村はまさに天国。


で、件のCheshire Oaksには140以上の店が並んでます。好きな人なら、間違いなく一日過ごせます。で、向かったはClarks。


あった!


写真とまったく同じ靴を見事に発見。


それに気をよくした私は、自分用のサンダルや、カバン、日本へのお土産用のチョコレートなど、思いつくままに買い込む。


このあと、マンチェスター最大のショッピングセンター、The Trafford Centreにまで行き、散財してきました。


ちなみに帰りは朝の10時に出発して、電車を乗り継いでHolyhead港へ。ここからダブリンまでフェリー。所要7時間。ヒコーキなら40分の道のりなのですが…ヒコーキの便利さを実感しました(たとえRyanairでもね)。


2006年03月20日(月) 7年もいるとまったく気にならなくなるパトリクスデー

表紙、サイト設立5周年記念ということで、期間完全限定リニューアルです。わかる人にはわかる某サイトのパクリなのですが、自分でやっといてなんですが、うぜー表紙ですな。表紙は31日に元に戻します。


3/17はセントパトリクスデーでした。今年は金曜日。つまり、3連休だったわけです。3連休だと気がついたのはつい先週のこと。せっかくの3連休、アイルランドにいるなんてもったいなさ過ぎる。ということで、急遽アイルランド脱出計画を立てました。はい。アイルランドに7年も住んでると、セントパトリクスデーなんてどーでもよくなります。私にとってただの休日。


致命的だったのは、この3連休の存在に気がついたのがつい先週だったこと。つまり、アイルランド脱出のための航空券は軒並み売り切れかあっても非常に高い値段。いろんな行き先を試してみるが、安いチケットは見つからず。


ここでフツーの人は諦めるのだが、3連休を家でごろごろしているなど考えたくもない私、こうなったらフェリーででもアイルランドから脱出することを考える。


フェリーと列車でマンチェスターに行くと、片道36ユーロ。往復72ユーロ。何せマンチェスター往復をRyanairを使い25で果たした私、この値段は決して安いとは言えないものの、決して悪くはない。ただ、往復が片道の倍というのは珍しい。


で、Ryanairのサイトに行くと、17日の朝一便に限って格安のチケットが残っている。片道35ユーロ。つまりフェリーで行くのと変わらない。ならば、行きはヒコーキ、帰りはフェリーでマンチェスター往復を敢行することに。


で、17日のこと。


Ryanairのマンチェスター行き一便は朝6時30分発。Ryanairの搭乗手続きは出発45分前に終了するので(と思っていたら40分前だった)、朝5時30分に家を出る。すでにこの時点で間違っている。そりゃうちから空港まで車で10分程度だけど、出発1時間前に家にいるというのは十分異常。


5時45分に空港着。幸い搭乗受付カウンターはまだ開いており、それどころか結構な数の人がならんでいる。その列に参加。で、私がほとんど一番最後に搭乗券をもらったのは午前6時。そこからイギリスポンドを求めて両替。で、保安検査場に向かおうとすると…


大行列。


すっかり忘れていたけど、連休のおかげで空港は大混雑。30分くらい並んでようやく保安検査を通過。この時点でヒコーキの出発予定時刻、6時30分を過ぎる。


こりゃ乗り遅れたかと思いつつ、搭乗ゲートに着いたのは6時35分。幸いヒコーキは待ってくれてましたが。


以下、続く(眠くなったので、寝ます)。


2006年03月19日(日) オフ会参加者の皆様へ業務連絡。

オフ会、多数の参加申込ありがとうございます。参加を表明された方にはメールにてくわしいご案内を送信させていただいてます。万一着いていないという方、Bccで送らせてもらってますので、まずはジャンクメールに届いていないかご確認を。それでも届いていないという方、作者までメールをくださいませ。また、まだ参加表明されていない方、あと少し待ちますのでできるだけ早くの参加表明をお願いします。

この連休に私が何をしていたかは明日の日記にて。疲れ果てて更新する余裕がないのです。申し訳ない。


2006年03月14日(火) 某靴屋でふと思ったこと

土曜日に、友人と食事をしに街に行ってきました。昼日中、O'Connell Streetを歩いたのですが、あの騒動はすでに過去のことになってしまったのか、あれだけ荒れ果ててた通りもいつの間にやら元どおりに。ホントにあの騒動が2週間前にあったのか疑問にすら思えてきました。


そんな中で向かったのは、O'Connell Streetにある某靴屋さん(該当するところは2軒しかないので、バレバレといえばバレバレ)。探し物があったのです。


土曜日の昼間だというのに店員さん2名は暇そうにくっちゃべってます。ひとりは推定スペイン人でもうひとりはアイルランド人。私は迷わずアイルランド人の店員さんに話しかけました。多分、スペイン人の店員さんは臨時雇いとか、勤めて間もないとかで、アイルランド人の店員さんの方がモノを知っていると踏んだわけ。


私:「すいません。OOがXXなのを探してるんですけど」


すると、そのアイルランド人の店員さん、私が言ったことをオウムのように、スペイン人の店員さんに伝える。


アイルランド人:「このお客さん、OOがXXなの探してるんだって」


するとスペイン人の店員さんは、


スペイン人:「ああ、OOがXXなのはもう★★だから…」


とすらすらと私が求めていた答えをくれた。


これだけのことなんだけど、あとでこの事を思い出して嫌な気分になった。なぜ、自分はスペイン人の店員ではなくアイルランド人の店員に話しかけたのだろうかと。


考えすぎといえばそれまでなのかもしれないけど、私は頭の中で瞬時に「スペイン人はガイジンの店員だからアイルランド人の店員のほうがモノを知ってそうだ。スペイン人なんだからきっとここに長く勤めてるとも思えないし、きっとアイルランド人の店員に話しかけたほうが正解」なんて考えたに違いないのだ。これって、普段私がアイルランド人にやられたらかなり腹が立つことなのだ。


例えば通りを歩いていたら道を聞かれる。その時に訪ねられるのは、必ず私ではなく隣りをいっしょに歩くアイルランド人。そのアイルランド人は道などほとんど知らなくて、私は(特に北側なら)かなり詳しく案内できる自信があるのだが、相手は「ああ、あいつアイルランド人じゃないから道など知らないだろうな」と勝手に判断して、私に道を聞いてこないわけ。そんあことがあるといつもむっとしてるくせに、何のことはない、自分でも同じことをしてると呆れてしまったわけ。反省してます。






前日の日記、意外なほどに反響がありました。ありがとうございます。読者さんからの報告によると、某地方都市では…


家庭用ウィーリービンも黒・緑・茶とあって、黒は一般ゴミ、緑はペットボトルを含むプラスチックゴミ(全部ではありませんが)と紙類、テトラパックなど、茶は生ゴミ類。1週間置きに黒・緑・茶と順に回収していき、回収料金は黒ビンはなんと7.5ユーロ、緑ビンと茶ビンは1.5ユーロ。


と回収してるそうです。なるほど、アイルランド国内でも地域格差があるようです。

オフ会。参加者がかなり少ない感じです。東京・ダブリンともお気軽にご参加を。



2006年03月08日(水) オフ会打ち出し/欧米無条件礼賛に物申す

ダブリンオフ。昼食会+パブの二段構えで行きます。詳細は以下の通り。


3月25日。午後2時より、Jervis Street近所の某中華料理屋で昼食。これに関しては、参加希望者の方はきちんとその旨メールにてご連絡ください。Moore Streetにあるような果たしてちゃんと許可を得てレストランを開いているのか疑問なとこじゃなく、ちゃんとしたとこで昼食会をやります。


場所の関係上最大催行人員は25名。勝手ながら、メールにて参加意思表示された方を先着にて25名様までとさせていただきます。


まあ、25名も来ていただけるとは思いませんが、まあ最大の人数はこのくらいということでご了承ください。費用は、ワイン込みでひとり20ユーロを予定してますが、参加人数によっては若干の変動がある予感。まあ、20ユーロは最大の金額として計画中。


ほんで二次会。予定では午後5時以降にJervis Streetにある某パブを狙ってます。こちらは突然参加されても歓迎しますが、場所を予約する関係上、参加「するかもしれない」方はその旨ご連絡いただけると幸いです。


というわけで、参加ご希望の方は、できるだけ早く、作者まで


(1)どっちに参加希望か、一次会、二次会のみ、または両方。
(2)希望人数



を明記の上、メールをください。一次会は早い者勝ち、二次会は遅くとも1週間前の3/18までにおおよその人数を予測したいと思いますのでそれまでの参加表明よろしくです。で、一次会についても、3/18をいちおうの締め切りの目安とさせていただきます(その時点での参加希望者の人数で予約するということ)。


ちなみに作者は、毎度のことながら、「来るものは拒まず。去るものは追わず」の精神でやります。何が言いたいかというと、このオフ会を通じて在愛の日本人同士の懇親を図るとか、日本人同士の横のつながりを強化するとかそういう高尚な目的はないということです。


私は日本人会を作る予定も意志もまったくありません(この点を誤解されている方がいる模様なので書いてます)。ただ、来たい人はお気軽に参加していただければいいかと。つまり、これは「アイルランド真実紀行」というホムペのオフ会で、それ以上の目的はないといいたいのです。


つまり、今回のオフ会に参加されたからといって、例えば私からメーリングリストを作ってどうのこうのとかいう、あとからどうのこうのという可能性はないということです。


とにもかくにも「組織」というものが嫌いな私、日本人会など冗談にも参加したくないです。ましてや主催者になるなど論外です。とどのつまり、変なことを意識することなく、のんびりやりましょうということ。


というわけで、できるだけ早くの参加表明をお願いいたします。


なお、東京オフは日暮里の予定。こちらも参加希望の方は3/18を目安に参加表明をお願いします。それ以降でも構いませんが、要は、早いとこおおよその人数を確定して、場所を確保したいのです。というわけで、ことらもできるだけ早い参加表明をお願いします。





空席商会でおなじみの某旅行代理店に来月の日本行きのチケットの代金を払いに行ってきました(空席商会の意味が分からない人は、それはそれで健全なしるしなので気にしない方向で)。ちなみに、小切手を送ればわざわざ事務所まで出向く必要はないのですが、興味本位で遊びに行った次第。


うーん、さすがは日系旅行代理店。全日空の機内誌「翼の王国」が置いてある…というわけで、ただじゃ帰らないという気概で一冊もらって帰りました。


で、ぱらぱらめくっていたら、文部科学省の高速増殖炉、「もんじゅ」についての見開き広告がありました。






高速増殖炉についての意見広告。高速増殖炉の是非についてここで論じるつもりはありません。ただ、この広告が、やけに引っかかったのです。いわく…


「透明、緑、茶。
同じビンでも色ごとに
分別する国がある」



というフレーズで始まる広告。いかにもイギリスが環境先進国のように書いてます。


「イギリスにはスーパーの駐車場などに『ボトルバンク』とよばれるビン回収用の箱があります。透明、緑、茶それぞれに分けられたビンは細かく砕かれ、また同じ色のビンの原料に。よりムダなく効率よくリサイクルを進める、まさに資源のバンクです」


これ読んでどういう印象を受けますか?イギリスって環境先進国なんだなーって印象を受けませんか。さぞかしイギリスはいい国だと思いませんか?


私はこういう「欧米は進んでいて、日本はダメダメなんだよ」という論調に大いに違和感を覚えます。確かに日本は欧米に見習うべきところは多数あります。ただ、逆もまた正なりでして、欧米は日本に学ぶべきところも多数あると思うのです。


その意味で、こういう「欧米無条件礼賛型」広告には一言居士を決めたくなるのです。だいたいが「欧米」とひとくくりすることに無理があるような気がしますが。


ええと、私はイギリスのことはわかりませんから、話をアイルランドに移します。さっきの広告の文句は、「イギリス」「アイルランド」にしても成り立ちます。何せ、アイルランドでもビンは、透明、緑、茶それぞれに分けられて回収されてますから。



アイルランドの回収箱。写っているのはひでばかすですが気にしない方向で。



ほら。すごいでしょ。アイルランドではビンは3種類に分けられて回収されて、「ムダなく効率よくリサイクルを進め」られているのですよー…。アイルランドってすごいでよ。環境先進国でしょ。


…ってちょっと待てよ。一体全体ビンの回収率ってどれくらいなのよ…と調べてみました。結果、日本はほぼ100%。それに対し、アイルランドは50%。つまり流通しているビンの半分は、確かに「透明、緑、茶それぞれに分けられて回収」されて「また同じ色のビンの原料」になっているのですが、もう半分は行き先なくゴミ穴に埋められているのです。


それに対し、日本のビンは、酒屋さんなどに持ち込まれた上に、ビール会社などの工場で洗浄され再利用されてます。考えてみたら、わざわざ砕いて原料から作り直すのと、洗って再利用するってどっちが効率的なんだ?


ちなみに、アイルランドはまだですが、ビンどころか、ペットボトルですら、砕かずに洗って再利用している国がヨーロッパにはあります。その点、アイルランドは未だにペットボトルは資源ゴミの回収対象外。そういう意味でもペットボトルの6割が回収されている日本と、ペットボトルを埋め続けてるアイルランドとはどっちが環境を考慮してるかは自明の理かと。


はい。もうこの広告の欺瞞には十分納得していただけたと思います。「欧米はすごいんだぞー」という論調には疑ってかかった方がいいと思います。欧米に見習うべきところは見習っても、けっして日本を必要以上に卑下する必要はないと思います。


2006年03月06日(月) いまさら歯の矯正を始めました(5)

本日、矯正歯科に行き、ついに、とうとう、あの矯正歯科でおなじみの矯正装置をつけることになってしまいました。「審美派」の私は、目立たないセラミックのにしましたけど。


…って私は別に「審美派」でも何でもないのです。だいたいそんな言葉すら知らなかったのですが、あちこちの矯正歯科のホムペで「審美派」なる言葉が使われてます。ただ、私は30にもなってみっともない...と思ったことは事実です。確かに、このセラミック、50センチ離れたとこからなら、そんなもんをつけてるようには見えません。


ただねえ。あの待合室での気まずさというのはやはり特筆すべきものがあるかと。そりゃ自意識過剰と言われりゃそれまでで、「おめーなんか誰も見てねえよ」と言われりゃその通りなんですけど、下は小学校高学年から、上は高校生くらいのお子様たちとその保護者に混ざって待合室で待つ…というのはあまり気分のいいもんじゃあありません。産婦人科の待合室に男ひとりで待つ…と言えば感覚的に分かってもらえるでしょうか。


それにしてもこの矯正歯科のセンセイ、実に慣れた手つきで歯に接着剤をつけて、ワイヤを渡していきます。その所要時間30分で上の歯に矯正装置をつけました。下はと言えば、なんでもいっぺんにやるのは負担が大きすぎるからと次回からとなりました。


で、やっている間は無痛。終わっても無痛。なんだ、心配しただけアホだったと、痛みに対する心配が杞憂に終わったことで喜んで会社に行きました。その後、昼メシの時間。サンドイッチを食べた瞬間


いてぇ!


実は、上の歯が下の歯にあたった瞬間にかなりの痛みが走りました。そのうち慣れるんでしょうけど、歯と歯があたると痛いです。


2006年03月04日(土) TERMONFECKINなCOLDWINTERS(意味は読めば分かります)

まずは、前日の日記をお読みでない方のために業務連絡。


ダブリンと東京でオフ会やります。詳しくは下の3月2日の日記をご参照ください。より詳しいことは決まり次第お伝えしますです。ご意見・ご希望等は掲示板またはメールにて。






雨ではなくて、雪です



この雪の舞う写真をご覧いただければわかるように、ここ数日、寒いです。夜間の気温は氷点下。朝、車のフロントガラスは凍ってます。ずーっと暖冬といっていいくらいだったので、3月に入ってからのここ数日の寒さはちょっと意外です。


で、ダブリンの郊外には、こんな地名があるのを御存知でしょうか。


COLDWINTERS



COLDWINTERS


自虐的な地名です。HOTSUMMERSならまだしも、COLDWINTERSですよ。しかも、複数形というオチつき。ここに、開発の手が入ったら、


Coldwinters Heightsとかいう新しい振興住宅地(たとえ非姉歯でも隙間風の多そうな欠陥住宅を予感)


…ができたり


Coldwinters Town Centreとかいうショッピングセンター(イベントにコメディアンは呼ばない方がいい予感)


…ができたり


Coldwinters Swimming Poolとかいうプール(死者が出るほどの大寒中水泳大会を予感)


…などができるのでしょうか。いずれも行きたくありませんが。あくまでちなみに、Coldwinters Golf Clubはすでに実在する模様。プレーの際には暖かい格好をして行ったほうが良さそうです。






本日はArmaghまで買い物に行ってきました。何せ、土曜日のダブリン市内は石は飛んで来るわ、車は燃やされるはとキケン極まりありませんので。…って冗談になってなくて笑えない。言うまでもなく、先週の一過性の騒動がどうこうという理由でArmaghに行ったのではなく、寒かったけれど、あまりの天気の良さに、ちょっとドライブがてらに買い物に出かけたわけです。


「Armaghってどこよ」という方、私がたまに買い物に行くダブリンから真北へ向かって100キロほど行った国境を越えた、北アイルランド最初の町Newryから北西にさらに30キロほど進んだ町です。過去日記にもある通り、北アイルランドは酒が安い!酒だけじゃなくて食料品も酒ほどの価格差ではないにせよ安い。かくして私の数ヶ月に一度の密かな楽しみは国境を越えて北アイルランドへ行くことだったりするわけです。


Armaghに一軒しかないショッピングセンターに車を停めた私。Sainsburysに行こうとして通路にUFOキャッチャー発見。こっちのUFOキャッチャーの一部は、日本の教育委員会だかPTAが見たら怒り出しそうなことをしてます。


お札が貼り付けられたぬいぐるみたち



見えますか?ぬいぐるみにお札が輪ゴムでとめてあるのが。ぬいぐるみファンの新井素子さんあたりが見たら卒倒しそうです。


これ、日本的には違法ですよね。こういうゲームで現金が手に入るというのは。法律には詳しくありませんが、日本的な倫理観で言えば、つまり、さっきの教育委員会だかPTA的な意見としては、こりゃ反則ですよ。コドモがお小遣いを全部費やしたとかいうクレームがついても不思議はないし、だいたいがコドモの金銭感覚を狂わせる元です。いうまでもなく、こんなゲームに私は興じませんよ。


あーあーあー大の大人が...(恥)



…って、しっかりゲットしとるじゃないか!しかも一発で仕留めたという噂


ぬいぐるみはともかく、10ポンド(二千円)を労せずして手に入れたのはラッキーです。UFOキャッチャーの前でガッツポーズをして地元のおばちゃんに笑われたことはここにはとても書けません。


この10ポンドは、マーケットにトラックで売りに来ていた1畳ほどのベッドの脇に置くふかふかのカーペットになりましたとさ。


で、Sainsburysの酒売場でちょっと意外なもの発見。


北アイルランドでもフツーに売っている白鶴



♪はくつーるぅー


日本酒の味のわからない私は当然パス。かわりに、フランス産のスパークリングワイン1本2.99ポンド(600円)を買って帰りましたとさ。味は知らんが、こりゃ安いと釣られたのですが(「安物買いの銭失い」の典型...ということはないと私はSainsburysを信用してます)そのほかにもビール多数。






というわけで、今日は訳のわからん地名で始まったので、訳のわからん地名で締めましょう。


TERMONFECKIN



DUBLIN


はむろん問題ではなく、その下。


TERMONFECKIN


意味がわからんという方、ダブリンアクセントでこれを読んでみるか、無理矢理、ゲール語の部分を読んでみてください。そりゃ、FECKINTERMONじゃなかっただけよかったのかもしれませんよ。だけどさ、いいのか?この地名?この村からやってきた人は、TERMONFECKERSなんて呼ばれるんですかね(ないない)。


女:「…君って出身どこはどこなの?」
男:「DROGHEDA。お前は?」
女:「…TERMONFECKIN…」
男:「なんだ、おめえ、TERMONFECKERかよ?」



…いいいじめの対象になりますよ。学校で。そんなことはないと思いますし、TERMONFECKINは風光明媚ないいところです(行ったことないけど)


2006年03月02日(木) 10周年。5周年。そして4周年(唐突のオフ会予告)。

1996年3月2日。すなわちぴったし10年前の今日、私ことSnigelは初めてアイルランドにやってきました。…はい10年が経ってしまいました。と言っても10年ずっとここにいたわけじゃあなく、本格的に住みはじめたのは99年からですが。


2002年3月4日。今の会社に勤めはじめました。4年の勤続ボーナスが今月の給料に入るはずなので、これをもらったら退職します。ともあれ、これも立派に節目です。


2001年3月26日。このホムペが始まりました。はい、5年で30万ヒットという鳴かず飛ばずの低空飛行ですが、それでも5年続いたことは勝手に評価に値すると思い込んでます。蛇足ながら、日記ではなく「真実紀行」の表紙のカウンタ、ほぼ絶対の確率で壊れてます。


というわけで、個人的なことばかりで恐縮ですが、勝手にお祝いのイベントをします。


まず。3/20ごろから1週間程度の予定でトップページを「5周年記念表紙」に置き換えます。ひでかすに頼んで作ってもらったブーイング必至のすごい表紙です。


そして、ご要望が多かったくせに黙殺していたオフ会、立て続けに2度開催です。


2006年3月25日。たぶん昼間からダブリンの市中心部で。場所は未定。こちら、また、掲示板やメールにて皆様のご意見を最大限に尊重しつつ、10日前を目安に最終的な決定をしたいと思ってます。


2006年4月21日。こちらもご要望の多かった東京オフ。やりましょう。場所はまあ予約を入れてませんが、京浜東北線、常磐線、山手線、京成線がやってくるあの駅界隈の予定。こちらもおいおい詳しくご案内します。


で、今回のオフ会のタイトルは


「ふがふが歯なしのSnigelを笑うオフ」


と自虐度120%で行きます。よろしく。






会社の大ボスの車まで破壊されてしまった土曜日の騒乱ですが、その後の続きがあります。


大ボスの加入している自動車保険会社、保険金の支払いを拒否。


そういえば一般的などの約款にも書いてますよね。「戦争、擾乱、テロなどの場合は保険金を支払わんけんね」って。あの条項に見事に大当たりしてしまったわけで。


たださあ、土曜日にNassau Streetであんな騒動が起こるなんて想像できないですよね。テロもそうなのかもしれませんが、この擾乱も予測できなかったという意味で、この上司の方、お気の毒としか言いようがありません。ただ、今後もし裁判とかになったら保険金は結局支払われることになりそうな気もしますが。




Snigel |MAILアイルランド真実紀行へ掲示板へ