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Hong Kong Life現在篇
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2010年01月30日(土)
「神経無罪、開心有理」棟篤升o尼Show一Show

まずは足爪の具合ですが、お陰さまで昨日から今日にかけて飛躍的に回復してきたようで、歩くのはほぼ支障がなくなりました。まだ全力疾走はできませんが早歩きも問題ないです。
爪を強く押さえたりしなければ痛みも全然ありません。
グジグジしていたのもかなり改善してきました。まだ油断せずにお風呂やガーゼ交換には気をつけますが、とりあえずホッです(^^)

さてさて、去年2月にあった精神健康推廣の非営利活動「神経無罪、開心有理」棟篤Show一Showの第二弾があったので見に行ってきました。
今回のタイトルには"升o尼(せんね)"という言葉が入ってます。これ割と最近の"潮語(流行語)"で"レベルアップ"という意味です。以前この言葉を見た時意味が分からず、友達に聞いたりネットで調べたところ"o尼(ne)"というのは英語のLevelのことらしい、、、LとNが混同する広東語ならではの造語ですな。若者がゲームの場面をクリアして次のレベルにアップすることが、もともとの出所らしいです。うーん、奥が深い広東語、、、
さて、トークショーは前回と同じ精神科医師曽繁光と張達明とインド人のVivek Mahbubani(阿V)の出演で、楽しく笑いながら精神病に対する知識を深めましょうというの。
トークのネタ自体は基本的に前回と似た感じでしたが、新しいネタなんかも含めながらやっぱりダッミンが一番盛り上がって面白かったです(^^)
今回の曽醫生の話で特に印象に残ったのは、観客数人を舞台に上げての場面。
大人二人と子供一人を舞台に上げて椅子に座らせます。
最初に椅子の座り心地を聞いて、みんな「心地いいです」と答えた後で「今までの人生で一番つらく心が重かったことを思い出して、その時の重みはどれくらい?」と質問。
次に椅子の後ろにたたせて、椅子を持ちあげさせる。「このいすは重い?」と質問して、大人は「ちょっと重いかな」子供は素直に「とっても重い、おろしてもいい?」と答える。
子供はすぐに椅子を下ろして座ったが、大人はそのまま椅子を持ったまま。
そこで曽醫生「重くなってきた?どうして素直に下ろさないの?」と。
つまり「人はみんな色々心に重いものを持っているのに、なかなか下ろすことができない。つらければ、しんどければ下ろしてしまえばいいのだ、簡単なこと。」と。うーん、なるほど。
最後の質問コーナーである観客が「以前バスに乗ったら隣の乗客が突然ワンワン!と吠えだしたの。みんなびっくりして、私も怖かったからそっと離れたんだけど、こういう時どうしたらいいんでしょう?」と質問。
曽醫生の答えは「何もしない。その人が自分の世界の中で行動していることならかまわなければ問題ない。ただ暴力を振るったり、自傷行為をしているようならばすぐに運転手や警察に知らせてください。どちらにしても、決してその人を刺激するようなことを言ったり、したりしないように。」ほーっ、なるほど時々ブツブツ言ってる人いるもんなぁ。とりあえずかまわなければいいのですね。