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Hong Kong Life現在篇
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2009年04月12日(日)
舞台劇「金鎖記」

原作:張愛玲
導演:許鞍華
演員:焦媛、尹子維

時代は大戦下の中国、封建的な名家の病弱な次男にお金の為に嫁いで来た七巧(焦媛)は、舅、姑、兄嫁等とウマが合わず孤独な日々をすごしていた。七巧は本当は三男(テレンス)が好きで、三男も既婚にも関わらず兄嫁のことが気になっていた。そんな折、次男が病気で亡くなる。
三男とのつかの間の逢瀬も、実は三男がお金が目的だと知った七巧は次第にアヘンに溺れ、心も体も蝕まれていく、、、

「傾城之恋」等で有名な張愛玲の原作を、アン・ホイ監督が舞台劇初演出、さらにテレンス・インが出演という話題作。
主演は人気舞台女優として自分の劇団を持つ焦媛です。この人結構センセーショナルな演技で(舞台でヌードになるとか)さらに彼氏がこれまた有名な舞台監督の高志森で、肝心の演技はどうなの?と思って見たのですが、これが素晴らしい!
彼女一人がダントツにオーラが出ていて、テレンスがかすむほどでした。
特に後半のアヘン中毒で頭が少しおかしくなって、実の娘にさえひどい言葉を浴びせるときの、ののしりセリフのテンションがすごい。
良く毎回あのテンションを保てるなぁ、さすがプロです。
テレンスの私的感想はレン仔、演技は可もなく不可もなく。兄嫁に手を出すシーンはいやらしさ満開で似合ってました。
ラストが退廃的な時代の退廃的な小説らしく、かなり救いのない終わり方だったけど、娯楽作品としては楽しめました。

ちなみに観客にTVBの俳優欧錦棠とATVの名前忘れたタレントが見に来てた。
←実は6月に同じ焦媛実験劇団の舞台で焦媛と張達明が主演の音楽劇「容易受傷的女人」があります。
これはダッミンは純粋に俳優としてのみ参加の作品のようで、音楽劇って、まさかダッミンも歌うの。。。?(^^;)
今日のパンフの裏表紙がこの音楽劇の宣伝で、私はこのダッミンの髪の毛が気になって気になって(爆)これエクステかなんか着けてるよね〜?(笑)
この宣伝の焦媛はとってもかわいい、顔ちっこいなぁ〜
今日の彼女の演技を見て期待が前の1万倍膨れ上がりました!楽しみだわ(^^)