初日 最新 目次 HOME


Hong Kong Life現在篇
EMI
HOME

2009年03月14日(土)
美麗連繋(1)

編劇張達明、導演司徒慧[火卓]の香港話劇團お芝居初日を見に行ってきました。
達明が脚本を執筆したお芝居は2004年の「旋轉270°」以来で、このときは監督も兼任だったけど、今回は親友でもある香港話劇団の司徒慧[火卓]の手によります。私にとってはこの二人は黄金コンビで、達明の前のトークショーも司徒慧[火卓]が監督しているので、とても楽しみにしていました(^O^)

あらすじ
小Jの妹小君は免疫力のなくなる病気になり、ラジオドラマの悲劇を聞いては落ち込んでいる。小Jは妹を元気付けようとドラマの結末をHappy Endingにするためラジオ局に就職してみたが。。
ラジオドラマの脚本子俊は不眠症で、その恋人John医師(小君の主治医でもある/子俊&Johnはゲイカップル)は幻聴に悩まされている。
他にも自閉症の男の子、事故で植物人間になってしまった男性と彼を世話する自殺志願の老人などがからみ、現代社会で何らかの心/体の病気を持った人たちの繋がりが、軽妙な語り口で結末に向かって進んでいく。。

いつもだけど達明の書く話は深すぎて理解が難しい、、、でもまだ「旋轉270°」よりはついていけました。
一つ一つのストーリー自体は理解できるんだけど、その繋がりや何を暗示しているかとか頭の中で整理して、消化するのに時間がかかる、言葉の問題ではないのですね。
でもそういうのってすごい貴重だなぁと思います。数日後に「あっ!」って気づくこととかあったりして、劇場にいる時間だけでなく後々まで長く楽しめる。
初日は達明も見に来てて、公演後に脚本と監督による座談会がありました。
私このお芝居の後の座談会好きなんです、自分が理解しきれていなかった部分を直接関係者から聴くと面白いように「?」が「!」に変わる。さらに他の観客がどんな感想を持ったのかもすごく興味深い。
観客からも色々質問が出て、予定時間をオーバーして45分くらい聞き応えタップリの座談会でした。
ということで、座談会については又後日。来週も見に行くので理解を深めてから再度書きたいと思います。
ちなみに達明は今中国でテレビドラマの撮影中なので、次の日にはまた広州にとんぼ返り。このお芝居は初日しか見られないと言ってました。初日に脚本家自らの解説つきで見られてラッキーでした♪