Hong Kong Life現在篇

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2005年04月05日(火) ■

「珈琲時光」/「精武家庭」

「珈琲時光」
導演:侯孝賢
主演:一青窈、浅野忠信、萩原聖人、小林稔侍、余貴美子
香港国際電影節のプログラム。日本が舞台で出演も日本人(一青窈は日台ハーフだが)と知ってたが台湾映画。でも台湾の場面は一つも無し。台詞も留守番電話の北京語以外は全部日本語。これ台湾人から見たら日本ってこんな風に見えるのかしら。いや正しいんです、まったく間違ってないんです、でも微妙にポイントが日本人とはやはり違うような。小津安二郎監督へのオマージュらしいですが、その日本を意識しているからちょっと時代はずれな感じもあり(隣の家に醤油やお酒を借りに行ったり)なんか不思議な映画でした。
前に蔡明亮のつぶれる映画館の最後の日を延々写し続けた「不散」を見たときも思ったけど、見終わった後「それで・・・?」って感覚。結末が無い。結末が無いのが悪いのではなく、だから何が言いたかったの?って答えが分からない。答えは自分で考えろってことか?でも淡々とした、起伏の無いストーリーなのになぜだかシーンの一つ一つが不思議なくらい印象に残っている、今でもはっきり覚えてるものあの映画。何なんでしょう、心のフィルムにものすごく深く焼きついてる感じ。
小林稔侍のお父さんが、雰囲気がなんだかうちのお父さんに似てる。たまにしか実家に帰らない娘、帰る日はお父さんが車で駅まで迎えに来てくれる。なんとなく照れくさくて特にしゃべること無いけどお父さんは多分嬉しくて、買い物とかに車とか出してくれるし。この映画もなんとなーくずっと心のフィルムに深く焼きついて行くような気がする。

「精武家庭」
導演:馮德倫
主演:黄秋生、鍾欣桐、蔡卓妍、呉彦祖、馮德倫、午馬、王敏徳、何超儀
黄秋生は元特工でカンフーの達人、今は引退して跌打医生(整体医師)をしている。息子(馮德倫)と娘(鍾欣桐)も父親仕込みのカンフー達人だが反抗期の二人は父とも兄妹お互いとも反目してばかり、それに父の昔話(特工だった頃の話)をホラだと信用していない。ある日同じく元特工の戴子龍という人物を探すために黄秋生がつかまってしまった。父が本当に特工だったと知った兄妹は鍾欣桐の彼氏(呉彦祖)の助けを借りて戴子龍を探し父の救出に向かう!

製作が成龍でかなりジャッキー味です。でもそこに馮德倫味も加わってなかなか良い出来ではないかな。馮德倫って出演者をかっこよく、かわいく撮るのが上手いな。黄秋生がかつて無いほどかっこいい!秋生ファンの人必見です!!もしこの映画で秋生を初めて見たら、彼がかつて人肉饅頭とかエボラとかゲロエロ映画をやっていたのが信じられないかもしれない。それくらいかっこいい。そしてTWINS二人も学生服着たりしてかわいいです、今回は阿嬌の活躍で阿Saはゲスト的扱いだけど。アクションもかなり俳優が自分でこなしている。もちろん特撮と編集もあるけどなかなかすごいです。
久しぶりに午馬が見れたのは嬉しい～老けたけどやっぱいい味でした^^

国際電影節のノボリ

"華題"となっててなんと劉徳華の筆です

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初日