雲間の朝日に想うこと


< 嘘の数だけ増えたのでしょうか >


嘘は義だろうか。

人の道を護る偽は、
義足る振る舞いなのだろうか。


其れとも、
嘘は偽だろうか。

飽く迄、
義とは為り得ぬ虚が、
憑いて回るのか。




永く、
永く。

其の結論に一致を見る事の無い、
倫理と、
規則と、
感情の、
鬩ぎ合いに。


行く末が在るのか、
確かめようも無いけれど。











自身の大義を。

其処に、
強固に添えて了えれば。



少なくとも。

其の結論に依らぬ世界を、
創り出せるから。







其処に、
重みを残す側と。

其処には、
既に何ら関心を有しない側では。


如何に、
想いが向き逢って居ようとも。

其の先が、
曖昧に揺らめいて終うのだ。


























 「病状話して辞めて来たよ。」
 「此れで小坊主ちゃんに嘘吐かせなくて済むね。」

 「嘘を突き通して良かったのに。」
 「言うのきつかったでしょ?」

 「うん。」
 「泣かれた。」

















想いと、
嘘とが、
貼り逢わせの言の葉は。


行き違って、
行き違って。

余計に想いを残して行くね。





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References
 Nov.07 2014, 「代役は想いに成るのでしょうか」
 Oct.15 2014, 「休んだ理由だけなのでしょうか」







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2014年11月20日(木)


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History
2004年11月20日(土) 逆転の為の贈り物でしょうか
2003年11月20日(木) 爪の先に甘い毒を仕込むのですか





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小坊主
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