雲間の朝日に想うこと


< 代役は想いに成るのでしょうか >


幾つもの制約が、
其処に、
立ち塞がって在るから。


其の狭間で、
互いを想える刹那は。

殊更、
尊い様に感じるけれど。





時に、
其の感覚は。


事の軽重を過たせ。

本質を、
霞ませて了う。










互いを慮る事も、
支えに成る事も、
感謝に値する事も。

決して、
軽んずべき事では無いけれど。




少しでも、
苦痛が緩和され。

少しでも、
穏やかに休める事が。


何を置いても、
求められるべき事なのだ。





















 「お休み続きでご迷惑おかけ致します。」

 「とんでもございません。」


柵の、
隙間を縫った電話は。

求められた、
必要な援護に違いないけれど。








 「初めての旦那としての役目が。」
 「会社への欠勤の電話とはね。」

 「担当者外出だって。」
 「言伝頼んだよ。」

 「小坊主ちゃん、有り難う。」
 「助かったよ。」



漂う香りが。

一瞬、
現実の知覚を麻痺させる。















何故に。

忘れて終いそうに成るのだろう。




一文字、
一文字、
必死に打ち込みながら。

相当な時間と精神力を消耗して、
此の電信が、
届いて居る事を。





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References
 Oct.15 2014, 「休んだ理由だけなのでしょうか」
 Oct.07 2013, 「請われる儘で居て良いですか」







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2014年11月07日(金)


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History
2006年11月07日(火) 蟻の一穴を望むのでしょうか
2004年11月07日(日) 何度目の別れでしょうか
2002年11月07日(木) 待っていてはくれないのですか





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小坊主
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