雲間の朝日に想うこと


< 安全に暮らして居ますか >


自身の孤独を生贄に得られる、
安心感と。

一家の緊張感と引き換えに得る、
日々の賑やかさと。


其の何方を取るのかと、
問われれば。

明確に、
前者を選ぶのだけれど。













彼方此方で、
非日常に暴露される事で。

幾度も、
幾度も、
緊張を強いられる事で。



少しずつ、
少しずつ、
自身を削られては。






気付かぬ内に。

其の基準が、
彷徨い始めて居るのかも知れない。




























 「しんどろくだよね!」
 「きんきゅうじしんそくほうでた?」


恐らくは、
起き抜けに掛けて来た、
娘の。

電話越しに届く、
目一杯の不安の声に。





 「沢山揺れたよ。」
 「でも何とも無いから大丈夫。」

 「ぱぱはだいじょうぶだって!」



続く揺れで波打つ身体を、
抑え付けながら。

極力落ち着いた声を、
其処に、
重ね合わせた。




















本当は虚仮威しで。



余震と緊張感と地震酔いとで、
壊れた感覚を。

其の声と、
伝え聞く其の穏やかな日々に、
支えられてるのにね。





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References
 Mar.11 2011, 「浮かんだ命が真実でしょうか」







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2011年04月08日(金)


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History
2007年04月08日(日) 少しは軽く想えるのでしょうか
2005年04月08日(金) 下着姿で転がって居る頃でしょうか
2004年04月08日(木) 迷いと確信は並立しないのでしょうか





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