雲間の朝日に想うこと


< 別の水準点が在るのでしょうか >


刻む歳月の嵩に、
意義や、
価値が、
在るのか。

其れは、
未だ、
分からないけれど。



刻んだ歳月の、
所々に。

一応は、
水準点が穿って在る。







其れ故に。



想いを、
其処へ至らしめれば。

一応は、
互いの歳月の道標を、
想い返せるのかも知れない。












例え。

何れ程、
覚える気が無くとも。



























俺と姫と、
そして娘と。


 「今日。」
 「彼の誕生日じゃん。」

 「あ。」
 「忘れてた。」

 「たんじょうびなの?」
 「なんさい?」


黒猫の生誕を、
想い、
祝いながら。














立ち位置が、
違ったとしても。


 「なんさい?」

 「ええと七歳?」
 「俺達が出逢って何年だっけ?」

 「8年前のワールドカップでしょ?」
 「忘れたの?」

 「そうたそうだ八歳だ。」
 「八年前に初めて逢ったんだよ。」

 「逢いたく無かったわよ。」


根付いた水準点が、
同一で無くとも。



















互いの記憶を、
順に、
繋ぎ逢わせれば。

案外、
語り戻せるのかな。





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References
 Feb.17 2004, 「何故撥ね返せなかったのでしょうか」
 May.13 2006, 「共通項には値しないのでしょうか」







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2010年05月13日(木)


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History
2007年05月13日(日) 万に一つの刻なのでしょうか
2006年05月13日(土) 共通項には値しないのでしょうか
2005年05月13日(金) 俺より想いが深い日なのですか
2004年05月13日(木) 本音は何処に在るのでしょうか
2003年05月13日(火) 早く分かち合いたくは無いのですか





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