雲間の朝日に想うこと


< 想う空が見えて居ますか >


一年に一度。

其の刹那へ、
互いの姿を重ね映す事が、
在るけれど。




其の、
刹那に注ぐ想いの嵩とは、
比較に成らぬ程。


刹那に至る迄の、
日々に。

莫大な想いが、
注がれて居るのだ。









其れ故に。








注がれた想いに乗して、
想いは熟し。

刹那の逢瀬へ、
人を、
駆り立てるに違いない。


















空を見上げ。


 「一年に一度。」
 「繋ぐ手や触れる頬や唇がどんなに待ち遠しいだろう。」
 「駆け寄る相手がどんなに愛しいだろうね。」


坂の街の人の馳せる、
其の想いに。

肯きながら。






一方で。


 「晴れた空を見てると。」
 「今年は無事に天の川を渡ることができるのねって。」
 「安心したりして。」


坂の街の人の馳せる、
其の想いに。

天を仰ぐ。





















刹那の想い。

其れは、
決して想いでは無い。




俺の街は。

小雨の混じる、
曇天だよ。





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References
 Jul.04 2008, 「還るべき想いも在るのでしょうか」







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2008年07月07日(月)


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History
2007年07月07日(土) 其れでも願いは叶うのですか
2006年07月07日(金) 渡れぬ川も一歩の証でしょうか
2005年07月07日(木) 未だ周囲は不安要素でしょうか
2004年07月07日(水) 火を消して終うのですか
2002年07月07日(日) 目覚めの声がもらえますか





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