雲間の朝日に想うこと


< 要求水準に達して居ますか >


自身より、
長きに渡る其の視線に因って、
映された姿と、
生じた言葉は。

信を置くに足る想いで。



或いは。


当事者には観る事の出来ぬ、
其の先を。

的確に、
客観視可能なのだ。




其れ故に。




自身の、
想いや振る舞いは。

きっと、
必要な水準を超えて居るに、
違いない。









けれども。



可能か、
否か。

其の、
可否の問題より。


此れ以上、
其の存在に負荷を加える事に。

躊躇が在るのだ。














姫の友人宅で。

娘を、
寝かし付ける、
俺の背後で。





 「二人目は作らないの?」

 「嫌よ。」
 「体力的に無理。」


食卓を囲みながら放たれた、
友人の問に。

姫は、
そう零した。











本気か。

冗談か。

嬉しさか。

照れ隠しか。








 「やっぱり駄目か。」

 「じゃぁ余所で作る?」


俺の独り言に応じて。

何時もの悪戯っぽい瞳で放つ、
姫の言葉の。




心意は、
何処に在るのかな。






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2007年09月23日(日)


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2005年09月23日(金) 合鍵は育て行く物でしょうか
2003年09月23日(火) 運命は他に在るのでしょうか





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