雲間の朝日に想うこと


< 図星だった故なのでしょうか >


其の、
二つの行動に。

何の差異も、
存在しないから。


其の行為は。

唯、
二つの基準を、
都合良く使い分けて居るに、
過ぎないのだけれど。





発した言葉は。


使い分けを非難する為の想いでは、
決して無いのだ。











飽く迄。

行為の本質に、
視線を向ければ良いのに。


何故に、
行動に至ったのか。


其の想いを、
見据えてくれれば良いのに。




俺の行動も、
愛情が誘発した衝動なのだと。

其処に在る想いは、
姫の、
今の行動と同義なのだと。


唯。

理解に至れば、
其れで十分なのに。











如何して。






行動に、
目を奪われ。

二重の基準に、
憤慨し。


諍いの因として、
言葉を、
捉えて終うのだろう。













 「納豆まみれのキスは嫌なのに。」
 「何で餡こまみれでキスするの?」

 「小坊主にしてないんだから。」
 「良いでしょ!」

 「相手の問題か?」
 「如何して自分の嫌がる事を人にするんだよ。」

 「小坊主のは嫌がらせ。」
 「私のは愛情だもん!」

 「でも、此の子。」
 「嫌がってるじゃん・・・」

 「うるさいわね!」
 「喜んでるのよ!」



口の周囲に、
餡を付けたまま。

姫は、
娘に、
口付けをした。












多分。

俺は、
妬いたんだ。





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References
 Mar.13 2006, 「知らない事も多いのでしょうか」







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2006年03月18日(土)


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History
2004年03月18日(木) 護れぬ約束でしたか
2002年03月18日(月) 冗談だと言い切りますか
2001年03月18日(日) 想いの強さが問題なのか





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