雲間の朝日に想うこと


< 自身の渦を創って居ますか >


数多の渦の中には。

酷似した渦や、
融合した渦は、
確かに在るけれど。



飽く迄。

個々の、
独立した渦で。



相同する渦など、
其処に、
一つも無いのだ。






其れ故に。




例え、
自身を取り巻く渦へ、
他の渦を、
重ね透かしたとしても。


其れは。

自身の渦を、
より安定化させる為の、
手段で。





自身の渦を。

他の渦と、
一致させる必要など、
無い。
















 「旦那の単身赴任中に。」
 「愛人に子供が出来たんだって。」

 「何の事?」


 「春に産まれるんだってよ?」
 「奥さんとの間には子供が居ないの。」

 「離婚するかしないかって事?」


 「四月になれば法律が変わるから。」

 「・・・。」


 「その時まで待つ方が良いんだって。」





 「もしかしてみのさん?」

 「そう!」



姫の吹っ掛けた、
謎掛け問答を。

一つ、
一つ、
解き明かしながら。





自身の渦を、
確かめたけれど。












姫は、
自身の渦の事など、
お構い無しに。





 「四月になったら。」
 「小坊主とも別れる?」
 「でも扶養に入って無いからなぁ。」


画面から届く、
昼の、
電話相談へ。

瞳を、
爛々とさせるのね。






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2006年01月27日(金)


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2005年01月27日(木) 本当に前と同じで良いのでしょうか
2003年01月27日(月) 独善の想いでしたか





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