雲間の朝日に想うこと


< 単なる嫌がらせでしょうか >


冷気と、
熱気と。

対極の存在が、
隣り遭わせに成る時。


其の、
境界線には。

一瞬に、
諍いを避ける勾配が、
備えられるから。





互いが傷付け、
或いは、
傷付けられる事を。

極力、
抑制可能なのだ。









けれども。


其処に、
振動と言う擾乱を、
加え続ければ。





備えは、
常に崩され続け。


温度差に耐え切れず。

其の身は、
悲鳴を上げて了うだろう。












其れ故に。




距離を、
多少大きめに採って。

此の身を、
沈めて行ったのに。






 「小坊主!」
 「何で離れて入るのよ!」


姫は。

怒気混じりの声を、
上げた。

















 「もしかして熱いの?」

 「熱いに決まってんだろ!」


 「付いて無いから分からないんだもん♪」

 「分かるだろ!!」











少し熱めに沸かした、
風呂へ。

冷えた身体を、
沈めると。





俺の象徴を。

態と姫は、
引っ張って揺らすのだ。





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References
 Jun.20 2005, 「愛着の続く場所なのでしょうか」
 Aug.26 2005, 「収集癖の一つでしょうか」


2005年12月27日(火)


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History
2004年12月27日(月) 決して忘れぬ雄ですか
2002年12月27日(金) もう一度笑っても良いですか
2001年12月27日(木) 去年と同じ想いでしたか





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小坊主
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