雲間の朝日に想うこと


< 取るに足らぬ存在でしょうか >


其の一文字は。



個として、
独立し得ぬ意や。

単独では、
取るに足らぬ意を。


多分に含んで居るから。





雑紙、
雑食、
雑多、
雑草、
雑費、
雑魚、
雑兵。


数々の言葉に。

然程、
格調高き雰囲気は、
見当たらないのだけれど。









其処には。

逞しき能力の高さが、
潜んで居るから。



決して、
其の力を低く見積もっては、
成らぬのだ。














原因は、
きっと俺に在る。


俺に居た、
其の存在が。

想いの交わりの際に、
移り棲んだのだ。






其れ故に。



 「小坊主の。」
 「雑収入と同じだよ♪」

 「どうせ雑種だよ。」
 「雑種は入って来るなって言いたいんでしょ!」



姫は、
其の一文字を使って。

俺を弄ぶけれど。














 「雑菌がいるんだって。」
 「お薬もらったよ。」


姫の、
痒みの震源が。

早く、
消滅して欲しいと想う。







姫の内に在る、
生命は。

其の一文字ほど、
逞しくは無いのだから。


2005年11月03日(木)


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History
2004年11月03日(水) 本能で想って居ないと言う事でしょうか
2003年11月03日(月) 言葉が泳いで漂っていますか
2002年11月03日(日) 俺の負けですか





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小坊主
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