雲間の朝日に想うこと


< 想い以外も縒り逢わせられますか >


直近の目標に、
違いは無いのだけれど。

其処は、
到達点では無いのだ。






進み行く為に。

飽く迄、
必要と想われる、
通過点で。



寧ろ、
其の先に連なる、
広大な領域に。


事の、
本質が在るのだ。









其れ故に。


互いの想いを、
太く、
縒り逢わせながらも。




其の先の、
膨大な分岐点で、
迷わぬ為に。

互いの人生も、
縒り逢わせねば成らない。














初めから、
其の心算だ。

初めから、
俺は、
意思を伝え続けて来た。





過去に。

姫に。


何が在ったか、
其れは、
知らないけれど。









 「息子のこととかも考えて欲しいの。」
 「経済的にとかそういうことじゃなくて。」

 「姫の息子はどう思ってるか知らないけれど。」
 「俺は自分の息子に成るんだと想ってるけれど?」



 「遠いから何回もは会えないと思うけれど。」
 「一緒に帰ったりして欲しいの。」

 「姫の親御さん達だって何が在るか分からないでしょ。」
 「姫の御袋さんと住む事だって在るんじゃないの?」



 「義母さんには何時会いに行くの?」

 「御袋には姫の体調次第って言って在るよ。」
 「其れより俺と姫の結論が先でしょ?」





やっと。

姫は土俵に、
脚を踏み入れた。


2005年09月13日(火)


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2004年09月13日(月) 吸い尽くし終えましたか
2003年09月13日(土) 距離を埋める技術なのでしょうか





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