雲間の朝日に想うこと


< 退かしたいと願って居るのでしょうか >


冗談は、
ほんの僅かだけ、
本音が混じるからこそ、
冗談で。



飽く迄其処に、
本音の欠片が無ければ。

冗談として、
成立しないけれど。




其の本音を、
何処に、
置くかに因って。


内容に、
大きな相違が産まれるのだ。









其れ故に。



其の冗談の、
及ぼし得る影響と範囲を、
十二分に理解して。

冗談を放つ刻を、
熟慮する必要が在る筈だけれど。










時に人は、
其れを忘れて終うのだ。



其の冗談の持つ、
面白さに。

自身が、
のめり込むから。











 「小坊主は湯たんぽ代わりだから。」
 「私には湯たんぽが要らないんだよ!」


姫は、
何時もの冗談の上に。







 「でも、時々熱いんだよね。」
 「湯たんぽは蹴ったらどくのに。」
 「小坊主はどかないでしょ?」


微妙な時期の、
微妙な冗談を、

重ね逢わせて来た。

















もし、
蹴って退くのなら。

既に俺は、
蹴飛ばされて居たのだろうな。





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References
 Oct.29 2004, 「寒さは不安を上回るでしょうか」


2005年02月21日(月)


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History
2004年02月21日(土) 其の料理を食べに行きませんか
2003年02月21日(金) お灸を据えても良いですか





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小坊主
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