雲間の朝日に想うこと


< 本能は動物に近いと言う事ですか >


例えば其れが、
共演で在ったなら。

或いは其れが、
協演で在ったなら。


何れ程の相乗効果を持って、
日々を、
彩ってくれるのだろうか。




幾ら、
そう願っても。

決して其れは、
競演以外の何者でも無いのだ。








飽く迄、
争いの一場面で。

其処には、
疲弊しか残らぬと言うのに。














視線を離した隙に。

背中を床へ擦り付け、
盛んに構えと、
猫撫で声を出し。



振る舞いに応じ、
背中へ愛撫を繰り返せば。

嫉妬に狂う重りが、
猫撫で声と共に突進して来る。







 「にゃぁ〜。」

 「はいはい。」
 「撫でろってか?」





 「ゴロゴロゴロ・・・」

 「五月蠅ぇ!」
 「何奴も此奴も・・・。」












俺は、
猫を何匹飼って居るのだ。




出掛けの喧噪時に生じる、
其の競演に。

想わず、
溜息を洩らす。












確か此の猫は、
姫の飼い猫で。

姫は、
猫では無かった筈なのに。







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References
 Apr.10 2004, 「対抗すべき脅威の対象でしょうか」


2004年10月21日(木)


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History
2003年10月21日(火) 足りない条件は何ですか
2002年10月21日(月) 報いですか





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