雲間の朝日に想うこと


< 腹を括り終わったか >


決戦と称すれば、
刺々しさが強過ぎる。


だが対面と称してしまえば。

生々しさと、
潜んだ厳しさが、
陰に隠れて霞んでしまう。





平然として、
困難と向き合わねばならないのだ。

当然の様に、
柔らかく振舞わなければならないのだ。


決して内なる緊張を見せずに。













俺と貴女と二人で、
打てる手は打ち終わった。

肥料を撒いて、
土地を耕して、
後は種を蒔き、
出芽を待つだけじゃないか。



残るはただ、
俺が腹を括るのみなんだ。
















ただ一言、
あの人は言った。

不安を見透かしたかの様に、
あの人は言った。




 「器の大きさが問われるわね。」






人当たりの良い、
あの人自慢の美声は。

凛として厳しく、
相も変わらず的確な援護射撃だ。


2003年05月30日(金)


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2002年05月30日(木) 何重にも掛けた鍵をこじ開けますか





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小坊主
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