雲間の朝日に想うこと


< 求めなければ良いと思いませんか >


自力で物事を解決出来そうに無い時。

自力で解決策を生み出せず、
又はその方策に迷いが存在する時。


人は「相談」と言う手段を用いて、
事の収拾を図る。



己の世界観も、
己の思考も、
己の信念や己の閾値も、
全てに蓋をして。


自身を他人に委ねる様に、
耳を傾ける筈なのに。













貴女の言葉に不安を覚えた。

突然だと前置きをしたとは言え、
貴女の言葉は、
充分に俺の胸に衝撃を加えた。


 「アバラにヒビが入っているとしたら・・・」
 「苦しいのかな?」


傷付き易く、
案外脆く、
そして面倒な箇所。


俺は貴女の質問に、
誠意で答えた。

痛みの度合いを考えて、
解答を伝えた。










 「医者に行きな。」
 「でも、咳をした時だけだよ?」

 「写真撮ってもらいな。」
 「でも、痛いのは咳をした時だけだよ?」

 「良いから行きな。」
 「でも・・・」











自分の考え以外を排除する気なら、
初めから俺に、
答えなど求めなければ良い。


下手な甘えや下手な依存心まで、
一緒くたにするならば。

自分のみで判断して、
自分のみで責任を持てば良い。





俺の言葉なんて、
初めから要らないよね。


2003年04月23日(水)


----------
History





Add MyEnpitu

小坊主
MAIL