雲間の朝日に想うこと


< 矛盾を武器にして良いですか >


例えふと、
一年前を想い返したとしても。


過去を想い返した事と、
過去へ舞い戻る事は、
既に同義では無くなったんだ。

アイツを思い返す事が有っても、
アイツを想い返す事は決して無いんだ。


大丈夫。
人は都合の良い生き物だから。














声を聞いただけで、
貴女が不安を抱いた訳が、
理解出来る。


 「ねぇ・・・」


声を聞いただけで、
貴女の問いたい内容が、
何故か理解出来る。


 「想い出したの?」





きっと俺の奥底に、
あの男を恐れる気持ちが残って居るから。

きっとあの男の存在が、
俺の奥底で未だ燻って居るから。



だから瞬時に、
貴女の意図を察する事が出来るんだ。


















矛盾。


俺の記憶は、
既にアイツを葬り去って置きながら。
貴女の記憶から、
あの男を跡形も無く追い出したいと欲しながら。

貴女の記憶に、
永遠に俺が住み続ける様に願う。





きっと大丈夫だ。

人の記憶なんて好い加減で、
都合の悪い事は忘れる機構を有する、
都合の良い生き物だから。


2003年03月20日(木)


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History
2002年03月20日(水) 意地だけで凝り固まっていませんか
2001年03月20日(火) 呼び方に拘るのは可笑しいか





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