雲間の朝日に想うこと


< 何時か天罰が下りますか >


あの日貴女に犯した行為は、
結果的には罪にはならなかったけれど。

あの日貴女に犯した行為は、
精神的には、
大罪に値する出来事だったに違いない。






お互い解っていて、
貴女は止められなかった。

それが罪だと言う神が、
もし居るならば。



お互い解っていて、
俺は敢えて止めなかった。


これを神は何と言うのだろう。










危険な日を承知で、
貴女の中に俺をぶちまけた。



 「子供が欲しかった」

 「子供が出来れば状況が変わる」



俺の丸出しの欲情では無くて、
俺の丸出しの欲望。









無事未遂で終わった事を、
ふと感謝した。


貴女の声より、
隣に居る小さな彼の声が、
どうしても大きく聞こえたから。


2002年12月19日(木)


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小坊主
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