雲間の朝日に想うこと


< 思い通りに動いてますか >


あの子の口から出てくる言葉に、
俺は戸惑いを隠せない。


 「あなたが結婚を出来るようになるまで、
  3年くらいかかるんでしょ?」




ついこの前まで、

 「もう結婚なんてしない」

そう言っていたはず。

戸惑いを自分で支えられなくなって、
誘われるように俺から聞き返した。

きっとその答えは、
戸惑いを増やすだけでしかない事を、
本能的にはわかっているのに・・・。



 「結婚する気になったの?」
 「あなたとね♪」



あの子の言葉に鋭く反応して狼狽する俺の姿を、
あの子は楽しんでいる。

良いように遊ばれているのがわかっていても、
俺の身体も心も頭の中も、
あの子の敷いたレール通りにしか動けない。



 「今の人はそれまでの仮住まいだから・・・」


あの子の最後の言葉は、
まるで俺を縛る呪いの言葉。


2002年01月31日(木)


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小坊主
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