雲間の朝日に想うこと


< それでも分かってたつもりか >


酔うと聞きたくなるお前の声。
酔わなくても欲しくなるお前の身体。

 「もうすぐ逢えるな」

確かに楽しく過ごしたはずの時間が、
酔いが醒めた時、
幻だったと初めて認識する。



 「子供できる心配ないから丁度良い・・・」



冗談でも、
これが俺の口から出た言葉。
もしかしたら、
男のエゴ丸出しの本音。



例えどんな時でも、
お前は俺の求めに応じるだろう。
例え無茶をしても、
俺に対する無茶なら喜んでするだろう。


ただでさえ生理痛が酷いお前を案じて、
無理をしないか心配で・・・

心にあるのはこの気持ちだけなのに、
それを自らの言葉でうち消した。



 好きだって気持ちでしたいなら
 してもいい。

 一緒にいる時は
 いつもどこかに触れてたい。

 だからこの話はもうおわり。
 ごめんもおわり。



分かり過ぎる位分かっていたのに、
結局分かっているつもりだったに過ぎないのか。


2001年06月24日(日)


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