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2001年12月28日(金)
ひとりの休日

真っ赤な夕焼けが,西の彼方で明日の空を占う。
空をまだらに覆う厚い雲は,ひょっとしたら雪を降らせるかもしれない。
遠い空をぼんやりと眺めていたら,懐かしい気分になった。
いつか見た空。そんな夕暮れだった。

ここしばらく働きづめだった。だから疲れていた。
深い眠りの中から,水の中を泳ぐように浮き上がってきたのは,
もう昼に近い時間帯だった。
少し重い意識を表層へと押し上げて,一日をゆっくりとスタートさせる。

静かな午後に昨日までの姿を振り返りながら,その落差を埋めていく。
少しでも身体を動かそうと,家の掃除にとりかかる。

掃除が終わって友人に電話を入れた。
ここしばらく会っていない。
会えなくもない時間を持ちながら,あえて声をかけずにいた。

電話は発信音だけを繰り返す。
携帯に電話を入れたら,遠い友人のところにいた。
すれちがいはいつでもよくあることだ。

空いた時間をもてあまして外に出る。
冬の寒空に静かな世間。
休日と年末の微妙な狭間で感じる,孤独感。

明日になれば年末に向かって,世間は騒がしさを増す。
それも悪くない。そして今も悪くはない。
ただ心が冷たい湖の中にあるようで,いつまでも漂っていきそうなだけだ。
せめてその上に毛布をかぶせて,触れ合う人たちには気づかれないようにしよう。