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2001年02月10日(土)
彼女のいない土曜日

家族がいない休日は,静かだ。
少し寂しい気分でいるのも,嫌いじゃない。
以前,ひとり暮らしをしていた夜はもっと静かだった。
今は,ネコがいるぶんだけ,静かさの質が違う。

今日は彼女が実家へ戻っている。
本当なら僕も一緒に行くところだが,今回は遠慮させてもらった。
人といるとちょっと疲れるから。それに,たまにはこういうのもいいだろう。

僕は,自分の実家へ行った。車で10分程度の実家。
両親と弟の3人が,珍しく全員いる土曜日だった。
それぞれ,買い物や床屋などに行ったりはしていたが。
昼食をたかりにいったのだが,結局夕食までお世話になってしまった。
母は,あいかわらず押しが強い。

弟は,自分で言うのも何だが,僕によく似ている。
顔も,声も,体格も,性格も−−僕を丸くしたような性格。
自分の理想をそこに見ることがある。

さっき,友人から電話があって出てきた。
新しい彼の下宿は,予想以上に快適そうだった。
ひとり暮らし。
今は一人よりも,家族がいたほうがいい。そう思う。

静かな夜は,思い出が柔らかく感じられる。
何かに包まれているような,そんな感じになる。

一人も悪くない。
緩やかに過ぎていく時間も,たまにはあってもいい。
少し寂しくて,ゆるやかに時間に身をまかせて,今日を終えることにしよう。