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2001年02月09日(金)
今日は大丈夫

昨日から気分が良い。自分の中にあった鬱屈した気分が嘘のように消えている。
以前の自分もこんな感じだったのかな。

昨日は人混みの展示会場の中を動き回って記事を書いて,遅くまで働いて,
酔っぱらいがいっぱい乗っている電車で帰ってきても元気だった。
そのせいで,ネコたちの「遊んで〜」攻撃に1時間以上も付き合って,
ねこじゃらしの振りすぎで腕が痛くなった。
レキソタンなんていらない,って感じだった。

このまま,この気分のまま日常を過ごせたらいいな,と思う。
今なら仕事も普通にこなせる気がする。
でもまだきっとダメだ。まだ下降曲線から上昇へと変わる変曲点くらい。
期待しすぎるとあとでつらい。

夕方になったら頭痛がしてきた。
ディスプレイをずっと眺めていたせいかもしれない。
昼過ぎまでは調子よかったのに,ちょっといらいらし始めてる。
自分の後ろ側をたまに人が通るのだけど,それがいちいち気に障る。
興味本位で覗かれているような気になるから。
用がないならうろちょろしないでくれ。

仕事が一段落したので,他の人の日記サイトを見たり,つらつらと考え事をしていた。
ちょっと気分が下降気味なせいか,
「なんでこんな因果な仕事に就いたんだろ…」なんてことを考えていた。

僕は人付き合いがいいほうではない。
初対面の人と気軽に話せるほうでもないし,どちらかというと出不精なほうだ。
友人も少ないし,それでいいと思ってる。
あまり記者向きの性格ではないと思う。

記者になろう,と思った理由もあまりほめられたもんではない。
「仕事は自分のペース」,「原稿なんて聞いてきたことを書くだけで楽勝」,
「なんかマスコミってかっこいい」,「給料高い」
…文章にしてみるとすごく不純だな。

大学,大学院と通って,研究室と折り合いが悪かったこともあり,
「こんなやつらと一生会わずにすむところ」に行きたいという後ろ向きな選択でもあった。実はいま,そういう人を相手に仕事していたりするんだけれど。

きっとほっておくと,誰とも話さない人間になるのが怖くて,
その対極にいる“記者”という職業に飛び込んだところもある。
なんとか自分の内向きに働くちからを,外向きに逸らそうと,
ココロのどこかが判断したのかもしれない。
いまも,あせりみたいなもの−−沈黙に耐えられなくて何とか話題を見つけて,
その場をしのぐことが多い。

不安定な足場の上で,なんとかバランスを取りながら人間関係を作り上げてきた。
だからくずすのは,けっこうたやすい。

記者は多くの人とふれあうけれど,多くの人とすれ違うだけの職業でもある。
名刺は山のようにあるけれど,友達はいない。友達になったら記事を書けない。