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2023年01月17日(火) 妻への報告

昨日の夜、妻に自分の股関節の診断結果を伝えました。もう開脚は出来ない事、ゆくゆくは人工関節になる手術をしなければならない事、今人工関節にしてしまうと70歳ぐらいでもう1度手術をしなければいけない事、70歳の時に手術出来る体力があるかという事、いろんな可能性を考えて話しました。私が今1番悲しい事はもう2度と得意の上段廻し蹴りが蹴れなくなってしまったと言う事です。私の股関節は開脚に向いていなかった、それを無理やり開脚が出来るように努力をしたから今現在こうなったと言う事です。私の夢だった上段廻し蹴りで一本勝ち出来る選手になる夢を叶えなかったら私は今現在こうならなかったと言う事になります。その事も妻に話しました。でもやはり私は未来でこうなる事を知っていたとしても開脚を頑張って上段廻し蹴りで一本勝ち出来る選手を目指したと思います。そもそも上段廻し蹴りが蹴れないのならボクシングをやろうか?と思っていたほどです。だって松井章奎館長とアンディ・フグ選手の試合を観て感動して極真空手を始めたのですから。そして自分の希望通り夢を叶えて第32回全日本空手道選手権大会の舞台で左上段廻し蹴りで一本勝ちし、千葉県空手道選手権大会の決勝戦で左上段廻し蹴りで一本勝ちし、自分より大きな選手の顔を何度も蹴って、閃光の左上段廻し蹴りの異名ももらい、たくさんの一本勝ちと技有りを取り、稽古でも組手でも私が顔を蹴れなかった人はいないと言うほど人の顔を蹴って来ました。もしかしたら、その罪の精算をする日が来たのかもしれません。それを私が言うと妻は「もう一生ぶん人の顔を蹴ったんだから、もう十分じゃない、そんなに人の顔蹴ったんだから、そうなるのも仕方ないね」と笑って言いました。少しだけ心が楽になりました。これからは自分の身体も人の身体もいたわれる人間になろうと思います。


kanno

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