まめごはんつうしん
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2006年02月24日(金) おわったよー、って、言えること。

少し間が空きましたが、抱えていた大きなイベントがようやく終わりました。
私自身はプレッシャーには決して強くない……どころか(苦笑)かなり弱いので、この仕事を始めて丸2年が経ちましたが、ひとつイベントをこなすたびにどっと疲労が押し寄せて、緊張の糸がぷつっと切れて号泣する……ということをこの間ずっと繰り返してきました_|\○_。ついでに熱出して寝込んだり(爆)。ホント、私が泣き崩れるのが恒例行事のような。って自分で言うなよ情けないな。

で、今回も、やっぱりしんどかったんでした。やっぱり大きな行事に弱いところを露呈してしまい(T^T)、先週末の腹痛から始まって、火曜日あたりから「ああ、これは風邪だ」という感じになってしまいました……のどがすごく痛かった。それでもいろいろなことは押し寄せてきて、イベント前日にはなんと、郡山へ会議に行く羽目に……しかも行きだけとはいえ、事務局長さんが同乗することに(;゜゜)。それなのに前夜は緊張して……ではなくて\(- -;)、のどの痛みがものすごくて、大量の寝汗までかいてしまい、3時間弱の睡眠時間で車を運転して、午前中だけでとんぼ返りで(しかもまめ子のオイリュトミーまであって、送り迎えまでしなくちゃならなかった……)、ひとりで準備をして。

振り返ると、かなり孤独だったことは事実だなぁって。私が中心になってやる、という事実はものすごく重くて、しんどくて、苦しくて……日々増してくる厳しさに、思わず涙してしまうことも一度や二度ではなかったです。このタイミングでフラワーレメディを本格的に始めてしまったのも重なって、ホントにここ1週間くらいは思い出してわんわん泣いてしまう、ということもたびたびでした。ホントにね、これが終わったら今度こそ本当に事務局の仕事は降りる……って、いつも言うから誰ももう本気にしないかもしれないけど(苦笑)、ホントにそう思ってました。


だけど。
非力なりに、足りないなりに、2年間やってきて積み重ねてきたことは、決して無駄ではなかったのかもしれない。長いことやってきて初めて、こんなコトを思えたのです。
私は割と、時間の読みとか先を見ることとか、苦手なことがかなりあるのだけど、「これが苦手」というのがおぼろげながら把握できるようになったかなぁ、と思うのです。どこをどう動かせばこうなる、ということを考えるのが苦手、でも、そのことをちゃんと受け止められるようになってきたのかもしれない。
昨年までだと、私ではしどろもどろになってしまって結局かなりの部分を事務局長さんにフォローさせてしまうなんてことはざらだったけど、このイベントではじめて……だと思うのだけど、「わからないところが、わからない」というところが少なくなってきて、会議を重ねるたびに私が提案しても「何それ」状態に陥ることがあまりなくなってきた、というか。ちゃんと討論になるっていう感じで。厳しい意見のぶつかり合いになっても、「私がダメなんだ」なんてぐらぐらすることも……無くなったとは言えないけど(苦笑)、引きずらなくなってきた。これを成功させて次に進むことが大事だってみんなわかってるから、真剣勝負になるが故によくあること。だから、ちょっとは苦しくなって泣いても、すぐ笑顔になれた。そんな気がする。



前日、大慌てで戻ってきた、ひとりぼっちの事務所で。
押し寄せてくる仕事の大波にめげそうになりながらも、言い聞かせた。

ここを乗り越えれば、ちょっとだけかもしれないけど、心の背丈がのびるから

そして、今日。
予定外に転がってしまったことも、うまくかみ合わないところも、あった。おまけに、風邪……というより、のどの調子はさらに悪くなり(泣)、ハンドマイクがあっても声が出なくて苦しんで。
でも、みんなで力を合わせて乗り越えられた……と、思う。それでも、ここまでの準備がホントに、苦しくて泣いてばっかりだったから、また終わってから緊張の糸が切れて泣くかもしれない、そう思っていた。



まめももさん!

もうそこは他の人にお願いして、ごはん食べちゃいなよー




会場のあとかたづけもだいぶ済んだ頃、事務局長さんに呼ばれた。


あ、は、はいっ


慌てて調理室に行く私。
(*)今回のイベントの内容というのが、子育てサークルの活動発表と産直の農産物の試食を含んだ学習、というものでした。
主催側は各テーブルごとのコーディネーター役とか、私は一応全体をみて走り回る役になっていたので、ごはんをその場で食べることは難しかったわけですね。



ごくろうさま、ほら、ごはんよそってあげるから(^∇^)


ああそうか、終わったんだ。
その一言でゆるんだ……けど、不思議と感極まるようなことはなかった。
ほかの常任委員さんにも「ごくろうさま、疲れたでしょう」と声をかけてもらったけど、「あ、はい……」と言いつつも、あ、そんなに疲れてないなって。いろいろあって5時半まで仕事してったし(苦笑)。

イベント自体も盛況で、来てくれたひとがみんな喜んで帰っていってくれたというのもあるけれど、ホントの勝負はこれからのような気がする。ここがゴールとか「あがり」では決してなくて、ここがむしろ、何かのきっかけになる気がする。不完全でも強くなくても、今の私の精一杯で、ぶつかっていけた。時間がかかったとしても、今日まいた種が、いつか実を結べば。結ぶ気がする、一粒だけだったとしても。それが一番いい。
この一瞬がうまくいくことも大事かもしれないけど、それ以上に大事なこと。
上手にこなせること以上に大事なこと。伝えること。一緒にいたいと伝えること。手を繋ごうよと伝えること。大きな輪を作りたいんだって。やりようによっては、負ける人を出さないでみんなで生きていけるのかもしれない。こんなコトを言うと嗤う人は必ずいるし、そういうことほど、伝えていくのには時間がかかるけれど……時間がかかっても、少しずつ、思いはまわりのひとに伝わっている、そのことがわかるようになってきたから。

大事なことは、今この瞬間の勝ち負けなんかじゃないから。


終わってから笑いあえたことは、初めてだったかもしれない。
あの時よそってもらったごはんが、とってもおいしかった。
今は、それでいいかなと思っています。
イベントの分析やら反省やらは、これから。でも、今回、それをきちっとやろうという気になっている、それだけでも私にとっては大きな前進かなと思う。

貴重な経験でした。
少しだけだと思うけど、成長も、したのかな。
っていうか、これから緩んでくるのかな。のどの痛みがピークで眠れないのでこれ書いてるってこと自体が……(−−;)。





余談なんですが。
「緊張して震えが止まらない。」のも「牛乳に相談だ。」なんでしょうか? (^ ^;)
(私のPC、スクリーンセーバーが「牛乳に相談だ。」なので。)





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このところまた「ああ、つながってるなぁ」と思う出来事がいくつかあって。
4月。実現するといいなぁ。予定はあけて待ってますね。
そうだ、その前に「お茶会in東京」じゃん! あゆみさんに先に手紙もらってしまった……なんだかんだ言ってこれが終わるまでは手紙書こうという気にもならなかったわけだけど。もう3月になっちゃうし、お手紙書こう……今回珍しく(?)えびなさんとも連絡とれてるわけだし。
でも、部分転載とはいえ、あれを書いたのはもう9カ月近く前になるわけで……あらためてあんな形で目にした、そのことに対する照れももちろんあるんですが、実のところ、9カ月経っても考えてることがあまり変わってない自分に気がついたことが恥ずかしいという思いもあります。ある程度手の内が知れてきて、ちゃんと思っていることを言わないと伝わらないひとだということはよーくわかってしまったんですけどね。気がついてほしいなんて思うこと自体が難しいひとなんだけど、誰かさんは。それでも、気がついてほしいのに触れられないようにしてしまう自分が未だにいることが、なんだか笑えてしまいます……笑えて、でも、ちょっと切なくて。


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