にゃんことごはん
ごはん



 あけおめ、で、謹賀新年、ことよろ、とかね そんな略語も笑えるよねと

若い頃の私でしたら、きっと、あけおめ、とか、ことよろ、とか許せなかったと思うのですよ。日本語として、どうよ、美しいかよ、と。
でも、それはそれで「あり」かなと思うようになりました。言葉など移り変わっていくものですから。

チャチャコが食べません。もともと食欲にムラがあり、好き嫌いもあり、今食べたいものが今ここにないと食べない仔だったのですが、拍車がかかってきています。
とりあえず体重をこれ以上落とさないように、チャチャコがコタツから出てきたタイミングでご飯を用意しています。ショーちゃんと似て、あまり気配を感じさせない仔なので、気配を捉えるのが大変。
私は忍者、私は忍者と唱えています(嘘)。

今年のおせちの話。

夏の時点で、ニャンちゃんの容態が不安定だったので、年末におせちを作る余裕がないかも、という危惧がありました。
就職して長野に行ったリュウが帰宅するかもわかりませんでしたし、だったら、今年こそ、絶対におせちをつくるのはやめようと固く固く決心し、8月末に早割りでおせちを注文しました。けっこう安かったので(我が家でおせちをつくる材料費+αぐらいの金額だったので。何しろ、年末はおせち用の食材は高騰しますから)。

結局、10月にニャンちゃんを見送ることになり、年末年始、リュウも帰宅することになり。でもまあ、おせちは頼んだし、何もしなくていいかな、と思っていたのに、なぜか、数の子を半額サービスで買ってしまったのでした。
市販のおせちは種類は豊富ですが、それぞれの量は少ないので、まあ、数の子は私もリュウも好きだからいいか、と思ったのです。で、結局、数の子の塩抜きをして、だったら紅白なますも作ろうか、となって、作りました。
30日におせちが届いて、よくよく見ると、煮物がありません。
31日に、リュウと映画に行った帰り、映画館の入っていたビルの地下スーパーで半額になっている煮物の材料を買いました。で、結局、八頭とたけのこと大根とにんじんの煮物を作りました。ついでに、煮物の出汁に使った昆布で、昆布巻きも作りました。

市販のおせちは、美味しかったです。が、やはり味が濃い。少々、飽きました(割と自然の味付けのものを選んだのですが)。
確かにある程度の塩分や旨みがないと美味しくないのは、病院食が不味い理由のひとつだと思いますし、私も入院したとき、薄味になれているはずなのに「味気ない」と感じたので、理解できるのですが。

何が違うのか、よくわかりません。ただ「市販のおせちは楽だし、おいしいんだけど、これだったら、自分で作ったほうがいいかなと思った」というと「やっぱり?」とリュウに言われました。食べなれた味というのは、大事なんだなと思った次第です。
でも、自分が楽をするために、もう1度だけ、目をつけていていた市販のおせちを利用しようとは思っています。これで駄目だったら、しばらく諦めよう……。

最近、一回に食べる量が減っているため、一度作ると、3回分とかになるため、料理をする機会が減っていて、なんとなく腕が落ちたかなと思っていたのですが、「いや、変わらず美味しいよ」と言われて、嬉しかったです。土鍋で炊いたご飯も好評でした。
鶏肉や昆布で出汁をとって作ったお雑煮も好評でした。

たくさんは食べられないからこそ、一食一食を大事にしたいと、改めて思った年の始めでした。


2018年01月06日(土)
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