クリスチャン=ヴァンデ号の公道デビュー。町田街道の荒法師(吉田聡風。つーか意味不明)と呼ばれる俺様も慣らし運転はキチンとする。しかし30km/hで走るのは60km/hで走るのより2倍危ない気がする。不快そうに抜いていく奴を見ると俺も不快になるがじっと我慢。ヴァンデ号を解き放つにはまだ早い。
夜、馬鹿から電話。「スーツ代はお約束しましたがバイクの方はお支払い出来ないという事で」まあこの馬鹿にはこの辺が精一杯だろう。
「何ですか、あんた人コケさせといて、スーツもバッグもボロボロにしちゃって、怪我までさせといて、それどころか下手すりゃ死んでたってのにたった5万が払えないって言うんですか?」と全部言うといきなり黙ってしまった。これでは面白くない。
「んで、昨日何回も言ってた『誠意のある対応』ってのはドコに行っちゃったんですかねえ?」と聞くと「ええ、それは保険屋さんの方でですね」とまた同じ事をのたまうので「昨日から保険以外の話をしてんだろ?あんた30年以上生きててそんな事しか言えないの?」と煽ってみると、また黙ってしまうが鼻息が荒くなっている。「ブボー、ブボー」って。ちょっと面白い。
「んじゃスーツ代って名目ならいくらでも払うってわけか?もしスーツ代で10万差額が出てたら払うのか?そんな金あるんだったら5万くらい払うわな。どっちにしろ払わねえんだよお前は。お・か・ね・を・は・ら・い・た・く・な・い だけなんだろ?何見栄張っちゃってんの?」とか
「お前みたいなクズは初めて見たよ。いや〜世の中怖いわ」とか、他にも諸々おおよそ人が人として生きていてあまり言われないであろう罵倒を延々続けていると、鼻息がどんどん荒くなってしまいには「とにかくお支払いできないので」「とにかくお支払いできないので」と連呼し始める。壊れたか。
(面白いけどこのまま続けたら間違いなく電話を切られるなあ。まだ差額分楽しませてもらってないしな)と思ったのでとりあえず「わかりました。それでは訴訟を起こしますので」と言ってみた。
・・黙っちゃったよ。こんなのが効くとは。
なんだか楽しくなってきて「ああ、ありゃどう考えてもわざとなんで刑事の方でも行きますよ。こっちも準備しなきゃいけないんでちょっと時間がかかると思いますがね。まあ何ヶ月もしないうちに通知が行くと思うんで」と、俺も全然知らんが適当に補足。するとものすごく小さな声で「ハイ・・・」と返事が。この馬鹿本気で訴えられると思ってるのだろうか。面白すぎる。
「別にあんたを交通刑務所にぶち込もうなんて考えてないんですよ。ただ合法的に迷惑を掛けれればいいと思ってるだけでね。ハナから採算度外視で。まあタカくくっててもいいですけど私一度やってるんで」
「ソウデスカ・・・」
(注:嘘ではない。紙だけで済む簡易裁判だけど←61km/h速度超過)
最後に「ま、せいぜい頑張って調べるなり相談するなりして下さいよ。んじゃ」と言って一方的に切った。ああ楽しかった。
よほど馬鹿でない限り信じたりしないだろうが、、いや、よほど馬鹿かな。信じたとしたらそれほど馬鹿に育った自分が悪いわけで。信じないにしてもしばらくはやっぱり郵便受けが気になったりするんだろう。
自分より5つも年下の奴にあれほど馬鹿にされたわけだし、しばらくストレス抱えて過ごすんだろうな。まあしばらく気にしてれば?アヒャヒャバーカって感じで。それが俺への示談金だろう。