ささやかな日々 / 浅岡忍

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2020年04月22日(水) 
息子が出掛けるのに合わせ私も買い出しに出掛ける。一週間分の食材の買い出し。肉はこっち、魚はこっち、野菜はここ、という具合にスーパーそれぞれを回る。それだけで半日費やすことになるのだけれど、もういつものことで慣れてしまった。むしろちょっと楽しみだったりする。ああ今日はこの店のこれが安いんだな、これは新商品だなあなんて眺めるだけでも気分転換になる。
今日は冬物のクリーニングも。大きなビニール袋に息子や家人のコートを入れて自転車に乗せる。風が心地いい。こんないい天気の日はどこまでも自転車で走りたくなる。

海のそばに住んでいる。といっても砂浜は近くにない。港が近くにあるだけだ。塩害の心配があるほどの近さじゃないから、むしろ海があることはありがたい。海を眺めにすぐ行ける。
鴎は冬の間川に住まいを移している。もうこの時期は海に帰ってる時期なのだけれど、冬の間に餌付けをしたひとがいて、なかなか帰っていかない。今朝も鴎おじさんがパンくずを片手に立っている。鴎たちは好き好きにそのパンくずをひろって食べる。こんなんじゃ海に帰った時困らないのかな、なんて、私は余計なおせっかいをやいている。

途中文具店に寄って息子の学用品の書い足しをする。大きなポット型の糊に油性ペンに定規。新学期は一体いつから始まるんだろう、と不意に思う。いまさら焦っても仕方がないのだけれど、日々時間を持て余している息子を眺めていると、不憫に思えて仕方がない。今回のコロナの影響を一番受けているのは、きっと子供たちだ。私にはそう思える。

娘からLINEが入る。孫を叱ってしまった、と。噛んでくるのに腹を立てて必要以上に叱ってしまったらしい。あるよねえ、そういうこと、と応える。私にもそういうことあった。あなたを叱ってからどかーんと自己嫌悪に陥るんだよね、やりすぎた、って。そう応えると娘からさらに返信が。
ママが前に、自分がしたことはし返されるもんなんだよって言ってたけど、ほんとにそうかも!と、苦笑交じりに。
うん、本当にそうなんだよ。自分が誰かにしたことは必ず巡り巡って戻ってくるものなんだよ。だから、誰かと向き合うときは誠実に、丁寧にしなくちゃだめなんだよね。

何だか身体が怠くてしんどい。ホットフラッシュが繰り返しやってくる。更年期障害の症状のひとつとはいえしんどくてたまらない。さっさと時間が過ぎてくれないものかとこういう時は思ってしまう。
若さが味方だった頃はもうとうの昔に過ぎた。老いを少しずつ味わいながら、一日一日を過ごす。そう言うと、家人ががははと笑う。君に老いとか言われると、何言ってんのとしか思えない。いまだ徹夜とか平気でしてるひとに言われても何の効力もないよ。
そうなのかしらん。私は針仕事とかするたび、ああもう目がだめだわーとか思うのよ。あなたも目は大事にした方がいいわよー。

なんだか老いも楽しい。


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