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フリフリおれ的わたし的ベスト2007はこちらより


2007年12月16日(日) しば正龍トランス舞踊 at groove(メモ)

日曜日はにて今年最後のトランス舞踊ライブでした。実は10月より楽隊は解散、毎回違うメンバーを集めるということになっていて、私は戦力外(笑)ということで普通にバイト終わってから行くことに。ちとお疲れで、ミスドのエッグパイを路上でつまみながら向かいました。

お店に入ってすぐに開演。今回は踊りは久しぶりにしば先生のソロでした。音楽はがちゃぴん(double-bass,e-b,ds)さんと米田哲也(p)君。2部で客で来ていた私(perc)と大工裕裡(voice)さんが飛び入り。米田君は知らない方だけど名前は見たことあるな〜って思ったんですが、前からギターで弾き語りでライブをやってたそうです。その頃からアヴァンギャルドなプレイだったようですが、最近ギターに将来はない!という音楽的見解の元にピアノでインプロを始めたという話。ああ…若い血ありがたや。演奏も初めてにしてはなかなかよかったです。筋がいいってことかしら。また来てほしいなあ。

1部はシャーマンがテーマ。沖縄の祭祀をつかさどる神女(ノロ)の白い着物をベースにした衣装で、黒く透けた羽織と原色を重ねてあるのが襟元と袖口から見えてるのがおもしろいです。下に履く白いプリーツスカート状の衣装が好きなんだよなあ。頭にかぶった大きな葉っぱの冠と背中にかけたタペストリー、京劇風のカラフルな化粧がなんか南半球的というか原始時代に思いをはせるような画になっていた。何度か退場して衣替えをするんだけど、上の白いのを脱いで真っ赤な着物になった時ははっとさせられた。

葉の冠を取ると眉間に第三の眼が…踊りがすすむにつれて少しずつずり下がり、ぽとっと落ちてしまったのですが、それに優しく手を差し伸べ、すっとかがんで拾い上げる所がさすがに上品な動きですばらしかった。1セット目はそこで終わりになりましたが、後でお話をうかがった所、本当はこの後に藍の着物でちょっと扇情的な踊りになる予定だったとか。踊ってると時間がわからなくなるので体内時間?に従ったらそうなったと。んんー見たかった、残念。

音楽はお経のCDをかけて始まりました。そこに生演奏を重ねる感じ。がちゃぴんさんはエレベ&エフェクターを中心にウッベとドラム(バスドラにワンタムの左にフロアをセットする形でクラッシュは一枚)を使用。ドラムセットを素手でリムショット(激痛)とか無茶なことしてましたね〜。コンガじゃないんだから。エレベは久しぶり。トランス舞踊と電子音って意外に相性がいいんでたまには使ってほしいと思う。そして米田君の様子を見ながらディレクションもしていた模様。さすがボスだよなあ…ピアノは和音をゆったり置いていくような感じ。インプロだからと言ってやりすぎない所がよかった。あくまで踊りがメインなので、普通のインプロとは違った意識を持つ必要がある。しば先生の衣装も奇抜な所があるのでそれに引きずられてめちゃくちゃやりそうな危険性もあるんだけど(笑)そうならなかった所はえらいな。1部は特にシックな雰囲気のことが多いし。

2部は囚われの人。久しぶりの男踊り系で、顔を汚してボロボロにちぎれた黒の衣装、足に太い鎖と大きな鉄球(ニセ)。角っこにパーティションを置いて独房のような空間をつくっています。ここでは衣装換えはなかったかな。音楽は先の2人と大工さんと私が飛び入り。今回楽隊の所にカメラをセットしているので2人も入れず(笑・大工さんも椅子の上に立ってる状態)、私はカウンターで待機、店の民芸品の太鼓を貸してもらいました。

これがチベットの太鼓?ということでしたが、ゆるめの取っ手つき両面太鼓にトーキングドラムのような曲がったバチがくくりつけられているもの。これをどうやって演奏するかわからず、とりあえずバチで擦ってみたり、ハンドドラムみたいに枠を持って指でたたいたりしてました。あとは近くに下げてあった竹の風鈴?をコロンコロンと鳴らしてみたりとか。楽隊と踊り手とちょっと離れてたので実際の音がどうなっていたか気になる。前にも増して周りの音を聴かず(というか聴きながら合わせない)、他の人とは違うグルーブで入れて立ち上げてみたりしたんだけどどうかなあ。次回DVDを見るのが楽しみです。

終演後はいつも軽く打ち上げるのですが、今回は今年最後ということでミスドのドーナツを差し入れてビール。なんとカメラのミズノさんが手作りの冷たいロールケーキを持ってきてくれました。これがおいしかったな〜〜中のアイスクリームまで手作りで、ココアの生地にバニラとストロベリーのアイスクリームで輪切りにするときれいなんだよね。写真撮る間も無く食べてしまいました(笑)。お仕事もすごい忙しいはずなのに手作りのお菓子なんて脱帽。美しくまとまったなという感じですね。てか忘年会っぽくて楽しかった。はは。来年の課題も見えてきた感じ。先生も気持ちよく踊れたようでよかったです。


2007年12月14日(金) テーパノン at 沖縄県立博物館講堂(ダンス)※要更新

金曜日でした。久しぶりにネットカフェに来た。スペック不足で家のPCでは見れなかったものを見る。人が闘う姿っていうのはいいものですね。ちょっと熱くなってしまいました。

昼間は給料が入ったので支払いだの買い物だのに追われておりました。でも最近本当にあらゆる意味で購買力というものが落ちて物が買えなくなった。さびしいものです。そもそも先立つものがっていうのもあるんだけど、どうしても欲しい物ってあるでしょう。そういうのがなくなってくるんだよね…必要に迫られて仕方なくその売り場に赴くって感じ。服とか本当に面倒くさい(うぅ、言っちゃった)。これでいいかな三日覚えてたら買おうとか思って、どうしても必要だったら買う。こんなんじゃあ人生楽しくないんだけどねー失敗する体力がなくなるんだね。悲しい。

12月は踊りに行くぜがあるというのに見逃してました。がっかりしながらも、頭が擦り切れたまま上記のようなことに追われつつ、天久のといざらすとかゆにくろとか無印とかうろうろして、サンエーに行く途中で博物館の前を通るんですよ。もう閉まっちゃうのかなあなんて思いながら歩いてたんだけど、掲示板にチラシが貼ってあって、テーパノンというダンスイベントがあるっていうのを初めて知りました。しかもシンポジウムとかリハ公開とかいろいろある(博物館スケジュール参照)と。こういう時に新聞とってないのが悔やまれるんだよなあ…まあ新聞ですら直前にしか教えてくれないけど。

うーわーまじ。逃した!!悲しすぎるーと泣きながら通り過ぎてなぜかコンビニ寄って10分くらいして、ああーせめてもっと詳しくチラシ読んでおこうと思って、金曜日は遅くまで開いてる博物館に入ろうとしました。入り口に書いてある。あれ?14日って今日だよねダンス公演があるじゃねえか!!!というのがわかって文字通り駆け込みましたよ。15分過ぎてたけど、無料だったし見ないわけにいかないですよね。

非常に簡素な舞台でした。時間は1時間くらいかな。音楽も殆ど流れない。男性は振り付け・主演のピチェ・クランチェンとピーター・ゴライトリーの2人、女性はイム・ジョンミ、伊藤恵、北原倫子の3人が出演。後ろの方に会議机みたいのがあって下に人数分のボウルが置かれている。一人ずつゆっくりとそこから白いカタマリを取り出して戻って自分の位置でこね始める。ここでクランチェンだけが瞑想するようにカタマリの前で胡坐をかいて静かに佇んでいるのがおもしろかったですね。そして粉を持って頭の上からさらさらと振りかける所もあった。後でわかったのですがうどんをこねる作業をモチーフとして組み立てられているようでした。そうか、だから3分クッキングのテーマが流れたんだな。

うどんの生地を寝かせる間のピーター・ゴライトリーの自分語り(英語→関西訛りの日本語)&踊り、生地をのばす時のイム・ジョンミの踊りがハイライト(そこでパッヘルベルのカノンが流れる。音楽は先の3分間クッキングのテーマとこの2曲のみ)としてあるんだけど、その他はだいたい5人が勝手に自分の踊りを踊っているような感じでした。北原倫子の戸棚を開けるようなマイムっぽい動きがゴライトリーの語りが始まってもゆっくり続いていて、(他のメンバーは机に座って聞いているような動作)長机の後ろをゆっくりすすんでそのまま袖に引っ込んでいく所がおもしろかった。アフタートークでかなりマイペースな方というのがわかったのですが(笑)その辺それぞれのキャラを生かしての振り付けなのだなあ。

最後はいったん全員が退場するんだけど、本物のうどんの入ったどんぶりを持って戻って舞台で食べる所がおもしろかったかな。踊りとしてはピチェ・クランチェンのタイ舞踊が見れたのでよかった。主演なのでもっと目立たせてもいいと思ったけど、テーマがうどんだからなあ…生春巻きにすればいいのに。他の方は残念ながらそんなに目を引くような所はなかった。そもそも自分がダンスに並外れた容姿とか洗練された技術・知識を求めている所があるので、私小説的な表現って割とどうでもいいんですよね…チェルフィッシュとか見たいとも思わないしな。ピチェ・クランチェンの踊りはかなり伝統舞踊に密着していて、それはそれでエキゾチックで魅力的なんだけど、伝統にどう向き合うのかこの方としての方針がまだわからない感じでしたね。これからどうするのか知りたいなあ。

ダンスライブの常としてアフタートークがあったので残って見ました。すごいいっぱい突っ込みどころはあったんだけど、口下手だし面倒なのでここに書くだけにした。(ピチェ・クランチェンが伝統舞踊を始めたのが16歳というのが気になったり。ちょっと遅いでしょう)他の方の質問も気になる所はスルーされてるのが気になった(なんで語りが男性だけなのかとか)けど、この企画自体メッセージ性は無いし、ダンスって意外に思想的な深みは無かったりするからなあ(てか自分が見た企画がたまたまそうだっただけかもしれないけどさ)。作品を見た感じ、何かを訴えようとするよりも、ひとつのモチーフを国籍の違う者の接点として使いつながり合おうというような方向性みたいだったし。いいんじゃないかな。無料だし。見て後悔は無いです。

ピチェ・クランチェンの踊りはうまかったですね。衣装は練習着みたいな綿の黒の上下・裸足ということで身体の動きを純粋に見られる感じだったんだけど、かなり琉球舞踊に近い。手足の指の反りをもっと強めにしたくらいで、手首の使い方とか足の運び方とかテンポとかもう見慣れた感じなのでかなり共感が湧く。でもモチーフがうどんなので(笑)かなり遠くに迂回してくる感じが実にもどかしかったです。粉振ってる所を雪に喩えてるなんて、あなたどう考えてるわけとか突っ込んでみたい所なんだけど(大失礼)。

だってタイも雪降らないでしょう。そういうことを21世紀に入ってもやらないといけないのかなあなんて超ドメスティックな感情が湧いてしまう(笑)。まあそんな政治的なことを考えるようなものでもないけどさ…年がら年中斬って撃ってっていうのも馬鹿馬鹿しい。それでも見た所同世代っていうのもむらむらと突っ込みたい気持ちがこみ上げるものがあった。やっぱ映画とか音楽よりも動きの無い世界なのかもしれないな。

帰りに受付でこれを包括するようなアジアダンス会議2007という企画のパンフを売っていたので買うことができたのはよかった。コンテンポラリーダンスってどうしても欧米中心になっちゃうもんなあ。東南アジアのコンテンポラリーダンスの情報って殆ど無いので、何人もの東南アジアのアーティストの話が読めて、地域別の簡単な概要もわかって嬉しかったです。資料としてはかなり貴重。日本語で読めるのは殆ど無いと思うので。改めてアジアの伝統芸能について勉強しなきゃなあと思った。

自分のためのメモとして(あとで読む):

・ウェブマガジン[dance+][24 読解できないもの その2]の記事→何か今日見たのと内容が違う?

・評者武藤大祐さんのサイト

wonderlandのアジアダンス会議の記事

・Pichet Klunchunで検索するとまた違うのかトップに出てきたページ。おっ白塗りしてる?やっぱり日本の舞踏も入るんだろうか。I am a damonっていう作品が見てみたい。師匠のキャラが決まっていて、この方の師匠が悪魔の踊りを踊る方だったそうなんです。


2007年12月10日(月) Do You Know What It Means To Miss New Orleans?

これはスタンダードの曲名。高瀬アキさんがレパートリーにしててよく聴きました。先日ジェットストリームで流れてて思い出したので題名にしてみました。サッチモが歌ってるのは聴いたことが無いので探して聴いてみようかな。

今年は映画を見た流れで黒人音楽を聴き、久しぶりに新譜も買いました。もともと60年代・70年代までの古いのが好きなんで、黒人音楽が好きといっても新譜を買うことはあんまりなかったんだけどね。ジャズならばスパイク・リーの映画の音楽(テレンス・ブランチャード)とか聴くような感じ。最先端を追うというわけでもなく、しみじみと愛情を再確認したという感じです。

1枚はMavis Staplesのライ・クーダープロデュースのアルバム。これは埃くさい熱気に満ちた夏っぽい音楽だったな。改めてStaple Singers聴きたくなったなあ。年末に近づいてまた一枚購入したのがファッツ・ドミノのトリビュート盤でした。試聴はアマゾンのページで。これは買うつもりはなかったんだけどな〜、2枚組で高いし。でも店頭で実ブツを手にとって参加者を確認するうちに俄然聴きたくなり、購入。だってロバート・プラントとか入ってるし!(笑)豪華絢爛。輸入盤もあったんだけど解説が湯浅学だったので国内盤を買いました。

そう…その前にレンタルだけどMake It Funky!を見ていて、おお〜やっぱりニューオリンズ音楽はいいなあ♪といい気分だったのがよかったのでしょう。アラン・トゥーサンとネヴィル一族が中心だったのですが、知らない方もけっこういた。(CDではロバート・プラントが参加してましたが、DVDではストーンズのキース・リチャーズが出てました。)特にtb&tpのトロイ・アンドリュース君がすごいかっこよかったので聴いてみたかったのですよね。Rebirth Brass Bandの人なのかな。ショーでtpを吹いていたのは余興なのだろうか?それにしてもうまかったですよ。

あとはジガブー御大の新録が聴ける!!!しかも相棒のジョージ・ポーターJr.と一緒!!!そしてなぜかハービー・ハンコックも参加!!!(ボーカルも入ってますが)うわーこれ聴いて突っ込みてええと思ったのが八割がた(笑)この一曲に2千円くらい出してるような気がします。(上のDVDでは出演はおろか昔の映像すら見れなかったしね…)思ったとおりすごいグダグダなのがすばらしいです。私はファッツ・ドミノについてはよく知らないので、純粋に好きな人の演奏とかアレンジを楽しむのみなのですが、それにしてもいいなあこれ…まだ3回くらいしか聴いてないので詳細な感想はまた後日にしたいと思います。


2007年12月09日(日) 日曜日 / キミは動物と暮らせるか

MY YAHOO!のIDとパスワードを思い出し中…クッキー削除したら入れ直さないといけないんだけどうろおぼえでログインできない。いくつか入れたけど違うみたいだ(涙)メール返信遅れましてごめんなさい。

日曜日でした。不調と思ったらできるだけ眠るようにしました。PMSとまではいかないけど居心地の悪い時間が毎月訪れる。整体の本に、月経前にイライラしたり不安になるのは体が不調でいつもやれることができないのに頭がそれを認められないからだと書いてあって、それが全てではないけど理由のひとつではあるかなあと思った。

言われてみると当然だけど、言われてみないとわからない。馬鹿ですねー。でも意識してみると多少違うかな。馬鹿だけに思い込みかもしれないけど、ラクになればいいかなと思います。と言いながらも年末繁忙期前なのに休みに何回かシフト入れてしまった。あれ〜。まあいいか…

この前本屋で飴屋法水のキミは動物と暮らせるかが文庫で売ってたので購入。これ読みたかったんだよねー。絶版だったので図書館で探したりしたんだけど見つからなかった。文庫だったらすぐ買って(笑)持って帰れるのでよかったです。

飴屋法水さんと言えば、東京グランギニョルのサイバーパンクの人みたいなイメージがあって(子供の自分には実際に舞台を見ることができないので、内容を知ることなくイメージが先走ってしまうんだけど)、その方と珍獣(野生動物)とはつながらなくて何なんだろうと思ってました。某エキシビション(もう一昨年なんだなあ…)をきっかけにインタビューとか飴屋さんが書かれたものを読んだりして俄然興味が湧いた次第です。この方の日記を読むためだけにmixiに入ったこともあったなあ…いまやそのIDもパスワードも思い出せませんが(死)。アカウントお持ちの方はのぞいてみるといいと思います。

内容は珍獣紹介と飼い方の話なんだけど、たびたび人間が動物を飼う(買う)ことについてから広がってエコロジーの欺瞞性とか動物の本性とか書いてある所がおもしろかった。以前獣医の野村潤一郎さんの本を読んでそのケダモノ愛に打たれるものがあったのですが、通じるものはあるかもしれない。(というか本の中にも出てきます)野村さんは犬派で飴屋さんは珍獣(胎児顔)派という違いはあるかもしれない。

まあでも私は動物愛玩以前に野良派なので何かを飼おう・育てようと思ったことは全くない。動物なり人間なり他者のお世話をしたい/できる人というのはすごいとおもいます。家の猫もなんで閉じ込めてるのかわからない。ときどきベランダとか屋根で遊ばせる時にどっか行っちまわないのかなあなんて思ってる(笑)。もっと言えば人間が動物が優れているとか、例えば人間には音楽があってよかったなあというような感情を持ったことは無い。音楽は確かに好きなんだけど、こんなことして人間はだらだら生きていたいんだなあくらいの感情。動物に対して何かの権力になることはないよな。

飴屋さんは、人間は自然から逸脱してる後ろめたさとか欠落感を持っていて、それを埋めるために動物を飼う(買う)んだというようなことを書いていて、それが当たっているのであれば、自分はもっと逸脱して言葉でそれを埋めようとしているのか…まあ読んでて癒されるというのは実際にあるね(笑)

その本を読んで久しぶりに聴いたのがSpunkのEn Aldeles Forferdelig Sykdom。An Absolutely Terrible Diseaseという意味らしいけどそんなに苦しそうではない(笑)。生楽器と電子音が区別なく散在し、生き物の呼吸とか何かの信号音のように聴こえてくる。女性のグループなんだけど、楽器や音素材、その音に女性イメージを投影させて飾ることがないスタイルに好感を持ちます。イクエモリもそんな感じかな、そういうことが彼女らにしかできないのなら女性的と言うしかないんだけど、まあ自分としてはどっちでもいいな。まだまとめないで考えていきたいと思います。


2007年12月07日(金) 12月 / 沈 

東京みやげのpapabubbleの飴。けっこう大きいのでもったいなくて開けられない…ハート形だけに割りたくないしなあ(笑)飴自体は素朴な感じなんだけど、公式サイトとかなんかおしゃれですね。好きなタイプ(はあと)最初のFlashとか流れる音楽がアクセスするたびに違うのがおもしろいです。ジャズっぽいのとかアシッドフラメンコ?みたいのが流れる。もらった紙袋が白地にペン書きのイラスト(獏みたいな動物)で、ほのかにヒバリ系なのに萌え。

12月になってしまいました。もう来年までデートできない(涙)うむー、セッションも行かないとなあ…石井様おれ的私的2007ベストの応募も始まりました。私も毎年楽しみにしている者です。んー、ぜんぜんどこも行ってない、何聴いてたかなあなんて思ってたけど、今年前半はけっこうライブも行ってたな。東京とか行ってたじゃねえか!日記にupするのをサボってただけで…(死…スミマセン)あと映画は今年はいいのたくさん見たな。特にドキュメンタリがよかった。ぼちぼちチラシの裏にメモをまとめたいと思います。

今年後半は仕事を変えて、深くじっくりもめる(笑)ことはほぼ皆無になったのですが、軽やかに数をこなす肉体労働に近くなり、それはそれでストレスフルなのでした。端的に言って人に会いたくない…ずっと人の声を聴き、テンポを合わせて間合いを計り合いの手を入れて必要事項を獲得し続ける作業。デジタル・フリーター(平井玄・犬猫*ウォーズさんのページ参照)とはよく言ったもんだなと思いました。平井さんの本読んでないなあ。図書館に入ってないかしら。

まあ私はクラブミュージックもレイブも興味無いんですけど…もはや心身症的な適応障害の瞬間にしか自分の居場所が無いというか。あらゆる約束事・集団の拘束から逃れ得る口実。もちろん自分の即興演奏のテーマもそれだし、たまたまフリーとか即興という場に居させてもらえただけに過ぎないと思う。どこに行っても誰に会っても規範とあるべき会話があるように感じてフリーズしてしまう。約束事が嫌いというわけではないんだけど、爆音の中、自分が消失することはむしろ悪くない。労働時間外の場で自由の名の下に要請される反応が時に自分にとっては感情労働でしかなく苦痛なことが多いだけなのだ。この適応可/不可の幅についてもっと考えたい所。

届いたCDはとてもいいです。徒歩出勤・帰宅して改めてCDを聴くためにドライブなんて倒錯した生活を送っております(笑)。タイトルは以下ドラムマガジン風に。

PYGベスト / PYG(ds:大口広司、原田裕臣)
★花、太陽、雨のシングルヴァージョンが聴けて満足。ちょっとだけアルバムのとは音が違う。ただBorisのカバーはジュリーのソロヴァージョンというのが判明しました(笑)なんだそりゃ。行川和彦さんより情報@Doll。Atsuoさんの趣味だそう。ライブの曲もいいんだけどコンガのチューニングが変ですごい気になる(笑)チューニングっていうか、♪ッカッポポ♪のッカッの所が妙に低いんだよね。なんでかなあ。汗とかでヘッドがゆるんでるんだろうか。

主観 / かえる目(perc:中尾勘二)
★おっさんの体にユーミンが宿るとうたわれた作風で、その言葉に偽り無し(笑)ただおっさんと言うボーカルの細馬さんはたぶん私より年下…特に高度情報化社会という曲(ボサノバ)がいいですね。社会が悪いのか、高度が悪いのか、オールユーニードイズインフォメーション。他の曲も歌詞とかメロディとかユーミン性?といったものについて考えさせられる。中尾さんのカリプソのリズムに癒されました。

supersilent 8 / supersilent(ds:Jarle Vespestad,Arve Henriksen,Helge Sten)
★まだ全部きちんと聴いてないのですが、とてもすてきです。また後日いろいろ書こうと思います。ドラムとシンセでリズムしか出ていない曲があってこれがもうキモチワルイ(笑)。なんかやっぱりゆらゆら帝国を思い出してしまう。ジャーマンっぽいってやつなのかなあ。

altitude / Groundtruther(Charlie Hunter,Bobby Previte)+John Medeski(ds:Bobby Previte)
★2枚組でした。エレクトリックとアコースティックの2枚組!メデスキさんのアコピが大好きなのでこれが聴けて幸せです。エレクトリックはmmwのCombusticationっぽい熱いファンクインプロ。Bobby PreviteのドラムがmmwのBilly Martinと比べるとヘビィでときどきメタルに振り切れそうな所に萌える。シンセドラム使ってるのもおもしろい。普通の、あの懐かしい音なんだけど。

アコースティックではピアノとギターが現代音楽的なシリアスな感じなんだけど、ドラムはそれに合わせてクラシックのパーカッション的なスタイルでもなく、ありがちなフリージャズ風でもなく、どっちかというとロック的?なアプローチで合わせてるのがよかった。即物的でなプレイですごく共感できる。こんな演奏したいよなあ。


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