m a b u t a n o u r a - 空中音楽日誌 -
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フリフリのおれ的わたし的ベスト2009はこちらより
| 2010年02月05日(金) |
母なる証明(ネタバレあり) |
金曜日でした。来月ジミヘンの新譜が出ますね!未発表セッションぽいのですが、ベースとドラムを80年代に後から重ねてるのもある。どこかで出す予定だったのだろうか。私はSunshine of Your Loveという曲が好きなので、それを聴くために買う予定です。他の旧譜もドキュメンタリDVD付きで再発されるようですが、それは買うかなあ…様子見です。
しかし最近いろんな方の伝記映画が実現しておりますが、マディ・ウォーターズができたんだから次はジミヘンもできるんじゃないか!見たい!なんて思います。英国に渡って、ザ・フーの人が用意したマーシャルのアンプにギターをつなげて初めて爆音を出したという伝説的場面を実写で見てみたい。ジャニス・ジョップリンも映画化の準備がすすんでいるときいているので(ジャニスはレニー・ゼルウィガーが演じるときいてます)そろそろかなあなんて思うのですがどうだろう。デビュー前のR&Bバンドをくびになったりとか軍隊でもだめだめだった話とかも見たいですね。アヴァンストーリーとか複数の俳優で演じるとか、いろんなやり方が既に出ちゃってるし、伝記と言ってもいろいろですよね。実現したらどうなるだろうと考えると楽しいです。
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先日やっと桜坂劇場で母なる証明を見ることができました。よかったなあ…公開は去年でしたが、自分の体調として化学療法が終わって手術もした後の今見てよかったと思いました。やっと今になってぼちぼちヘヴィな内容のものも見られる感じで、去年見てもちゃんと受け止められなかったかもなんて思うので…まあしかし今回もポン・ジュノの新作を劇場で見られて嬉しかったです。
内容としては殺人事件ものということで、前々作の殺人の追憶や同年公開された違う監督のチェイサー(こっちも犯人役の方は熱演されてたけど、あんまり好きな作品ではないなあ…)が連想され、また自分としてはウォンビンと顔の似てる(笑)木村拓哉が出たアイカムウィズザレインとか、ずいぶん前にテレビでやってたギフトというドラマまで思い出していた。(最初押し入れで、全裸で気を失っているキムタクが発見されるんだよね!これの桃井かおりがよかったなあ…また見たいのでDVD化してほしい)こういう「子鹿ちゃん」系のキャラクターの置き方というのをいろいろ考えさせられた。イケニエとか天使とか、悪魔とか…ありがちですが、日本の俳優で言うと誰かな?というので、単純に年齢はかなり上がるけど人気の具合で木村拓哉と吉永小百合(あと浜木綿子とか…)でこんなの撮れるだろうかとか想像するけど、無いよなあ。現実に考えると吉行和子とか江波杏子とかがやってるのを見てみたいかな。ウォンビンの方はもっと若い、小栗旬とか妻夫木聡とかになるんだろうな〜。まあでもやっぱり今の日本人はこういう作品はつくらないか。
パンフやインタビュー記事を見ると、殺人の追憶ができてすぐ後から準備を始めたということですが、殺人事件ものとして対で見れる作品だなと思いました。殺人の追憶も猟奇殺人事件の犯人を普遍化してしまうような恐ろしいつくりであったけども、こちらも「韓国の母」と言われる有名女優を起用(しかも当て書きしてます)することによって、その(韓国における)普遍的な母性のあり方みたいなものをつかみ出してみせるものになっている。ちなみに原題がマザーなのですが、ハングルだと마더。てっきりオモニとかオンマとか韓国語だと思ってたのが違ってて、motherを発音どおりつづったもの(まさにカタカナでマザーと書くように)になっていました。これを見てもけっこう抽象的な母性、また女性について語ってるのかなあなんて思いました。また主人公の息子の方は名前があるけど母親の方は最初から設定されていない。
また舞台設定も殺人の追憶では過去の事件で場所が特定され、それを具体的に再現しているけど、こっちの方はいろんな所で撮影して韓国どこにでもあるようなないような架空の村としてつくられている。愛も欲も絶望もみんな(村)のものみたいな描写が恐ろしかったです。刑事が手心を加えて息子を犯人にしたくないようなそぶりを見せる所とかありそうでよかった。殺された女子高生が客を取る時に自ら盗撮して客の写真を持っている、という所でこれは警察とか弁護士の先生が過去の客で発覚を恐れてというやつか!と早合点してしまいました(火サスか)が、実際はもっとストレートな流れで、それをねじまげる母親の強さをまざまざと見せつけられる。息子に知的障害?があることによってベタな感動ドラマに行きそうな所に、母親との間に微妙に緊張感が存在するのがポンジュノらしくておもしろかったですね。
具体的には刑務所で面会している時に、息子が事件のことを考えてるべき所で突然思い出して、昔小さいとき農薬飲ませて殺そうとしてたよねとか突然言い出す場面。その心中未遂のエピソードはその前に母親が回想する形でも現われているのですが、息子の方も覚えていたと発覚するのが怖くておもしろかったです。息子の描き方もチェイサーの犯人みたいに無法化(というか巨大化というか、万能の凶器としてつくられていたような気がする)することなく、彼なりの筋の通し方みたいなのもつくり込まれていて(実際彼は「殺したのだから刑務所に行かないと」みたいなことを言っていた)、過去のエピソードも突出することなく日常生活に埋もれていくというのがよかった。うーん、日常ってカオスだよなあ。ていうか、ポンジュノ人間好きすぎ!(笑)あきれてしまう。だから見ちゃうんだろうなあ。
印象的な場面は最後の方で、母親が真犯人として捕まった男と対面する所で、養護施設らしい祈祷院という所から脱走した青年なのですが、息子よりも重くしわよせを受けそうな弱者的属性を目の当たりにして愕然としつつ、親御さんはいないの?お母さんは?と必死にきいている場面でした。私もさんざん親に頼って支えてもらってるからというのもあるけど、このオチはどうなのか!!という演出に画面の母親もろとも串刺しにされてもらい泣き。激痛です。それとその時母親の言うお母さんという言葉と、もう一カ所、母親が追いつめられた時に口走るセリフの中にもお母さんという言葉があり、うーんタイトルの母というのは主人公の人物というよりも言葉としてのお母さんなのかもなあ…なんて見ながら思いました。
またポン・ジュノの作品は音楽がよくて、今回はどうだろうと期待してました。これも特に冒頭の母親が草原で踊る所からひきつけられた。寒々とした彼の原で、何か大きなこと(嬉しいことではなさそう)を成し遂げて疲れ果てたような年配の女性がひとり現われると、ふわっと腕を上げてオッケチュム(伝統的な肩踊り)を踊りだすんですが、自動的に民謡の3拍子をイメージしている所に流れてくるのがボサノバ調のムーディな4拍子の音楽なもんで、画面と音楽にズレを感じさせるのがおもしろかったです。うまいな〜と思った。最後のバスツアーで、車中でポンチャックに合わせて皆で踊り狂ってるの(これは現実によくやってるみたいです)が虹色のシルエットになって終わるのも高木正勝みたいで(嘘)よかったですね。またエンドロールでテーマ曲の後に流れたブラスバンドの曲がよかった。泣きの入ったジンタのような感じ(好き)で、リードはサックスではなくトランペットなんだけど、コンポステラっぽくて懐かしいサウンドでした。いつも劇場で映画を見る時はすぐ退場してしまうので、これを聴けてよかったです。
| 2010年02月04日(木) |
木曜日 / リハビリ |
2月でした。桜の季節。まだ寒いのですが、普通にどピンクのハイビスカスやまっきいろのアリアケカズラが一緒に咲いていてにぎやかな感じです。2月って、ブラジルではカーニバルがありますね。暑いのかなあ…
昨日は市立病院に行って放射線治療の説明を受けてきました。今行ってるクリニックには放射線治療の機械が無いので、大きい病院に紹介状を持って行って治療してもらいます。そこで担当の先生との顔合わせと、放射線とはどんなものかということから始まって、副作用の注意とかこれからの段取りとかいろいろ話を聞いた。年末まで点滴してたタキソテールの副作用の残りと、この前始めた抗ホルモン剤の副作用も全身倦怠があり、加えて放射線でも一時的ながら倦怠感とか眠気が発生するというので、体が動かなくなったらどうしようと不安感を表明した所、漢方薬の補中益気湯を出してもらえたのがよかった。
漢方薬はこんなのもwikiに載ってんのか!とリンクしてみたんですが、ちょうど写真に映ってるやつですね。気のせいかもしれないけど、確かに体温が上がって力も出て来る感じがする。タキソテールの副作用は(私の場合)下半身というか両脚のしびれや筋肉痛様の不快感が取れず、座ってても寝てても気になる時があってつらいです。また特徴としてベッドから立ち上がる時等に力が入らなくて足下が危ないことがあってやばい。残念だけどそれを止める薬は無くて栄養剤とか湿布等でがまんするしかないみたい。またこの症状は長引くこともありがちのようなので、それに負けないように元気でありたいんだよね。この際プラシーボでも何でもいいんだけど、たぶん効いてると思います。あとは減量とかして体重を落とさないといけないんだけど、それも体力が必要だし。
また放射線治療の際に、数分だけど腕を上げている必要があって、リハビリを続けています。手術した時に病院で指導されたのが5分ずつ壁(のなるべく高い所)に手をあてて立っているというものなんだけど、これができないんだよな…腕がプルプルしてツラいです。まあでも120度くらいは上がってるかなあ。腕を上げて反対側の耳を触れるようになれば合格というものでしたが、まだ無理だな〜。リンパ廓清してるとなかなか腋が伸びなくて難しいですね。先生と話した時も実際に上がるか試して、左手で持って上げるとなんとかOKという感じだったのでそれで大丈夫と言われ、来週そのまま治療を始めることになったのでよかったけど。
右腕の重さはだんだん減ってきてはいて、いろんな作業が少しずつできるようになっています。キーボードを打つのはできるようになってきた。運転や家事はなんとか工夫すればできる。今つらいのが着替え(笑)で、普通にTシャツを着る時にも腕は複雑な動きをしているようで、右側がそれについていけない。(というか腋とか痛いですね…)パーカーとか前開きのものだと若干ましだけどな。靴下も(右胸をかばってるというのもあるけど)左手で持って履いたりしてるからなあ…この辺がスムーズにできるようになりたいですね。